整形外科リハビリにおける足指の大切さについて

現役理学療法士の高松先生に聞いてみた

福岡市東区にあるタカハラ整形外科医院に勤務する理学療法士の高松敬三先生にリハビリテーションにおける足指の大切さについて聞いてみました。

理学療法士はPT(physical therapist)とも呼ばれ、医師の指示によってリハビリを行います。

高松先生は理学療法士になって16年のベテラン、さらにゆびのば体操セミナー応用編を修了されています。

みらいクリニックには、「フレイル外来」(ロコモティブシンドローム)もありますし、「痛みと姿勢の外来」もあります。どちらも足指の機能を重要視しています。

みらクリの診療と密接に関係してきますから、これは色々と高松先生からお話を伺わなきゃイケませんね。

高松先生、こんにちは~~~(動画は一番最後にあります)

なぜリハビリと足指なのか??

病医院でのリハビリの時に、「足指って大切なんですよ」と言われた経験のある人はまだまだ少ないと思います。

リハビリを指示する医師の判断でもあるのですが、膝が痛ければ膝しか扱うことが出来なかったりもして、内心忸怩たる思いを抱きながらリハビリに当たっているPTもいるんじゃないでしょうか。

まず高松先生に、リハビリになぜ足指、足下からのアプローチを取り入れたのかを聞いてみました。すると、

しっかりとした体の土台つくりにおいて、従来のリハビリテーションでは限界を感じたからです

という答えが返ってきました。

多くの方がリハビリといってイメージするのは、温めて、揉んで、引っ張って、超音波当ててという「治っているのかどうなのかよく分からない」というものではないでしょうか。

「リハビリに通いなさい」と言われているから毎日通院しているという人もたくさんいるでしょうね。

高松先生も同じ思いを感じていたのかも知れません、従来のリハビリに限界を感じたとリハビリのプロが言うのですから、これは注目に値しますね。

従来のリハビリの限界を感じていた

では高松先生が、なぜこの足指からのアプローチについて興味を持ったのかを聞いてみました。

そうすると意外な答えが返ってきました 。

なんと、足に障害を持っておられたお母様のことを通して自分の足で移動できるということの大切さを実感しており足指、足下から体を支えていくことが大切なんじゃないかなというふうに思ったとおっしゃいます 。

やはりちょっと違った着眼点を持つという人は、何かしら理由があるのですね。

リハビリを、他人のこと患者さんのことと考えているからではなくて、自分のこととして捉えているからこそ、もっと工夫をしていかないといけない、もっとよくしていかないといけないという熱い思いに変わっていたのでしょうね。

足指に着目したきっかけは

 足指からのリハビリテーションへのアプローチは高齢者の転倒予防にも最適だとおっしゃる高松先生。

最近ではロコモティブシンドロームという言葉で身体機能の低下を予防していくという考えも広まってきました 。

ロコモティブシンドロームというのは元気な状態から徐々に体や心の機能が弱っていて要介護状態になっていく過程だということです

高松先生が示してくださった7つのロコチェックはこちらをご覧下さい 。

ロコチェックシート

高松先生は、実際のリハビリにもゆびのば体操・ゆびのばソックスを活用しており、ゆびのばソックスを着用することでロコモチェックの改善が見られたというお話をしてくださいました 。

ふむふむこれもとても興味深い話です。

リハビリの分野でもゆびのばソックスが活用されているんですね。

ゆびのばソックスでロコチェックの改善が見られた

 筋力トレーニングは必ずしも必要で無い!?

足指を伸ばすと足腰の踏ん張りが増す
転倒予防に良い

リハビリでは転倒予防に、膝を伸ばす大腿四頭筋を鍛えることに着目をするが、転倒を防ぐという点では限界がある。

そこで足指を伸ばすと筋力を鍛えなくても踏ん張りが増す。

と高松先生が仰います。

筋力を鍛えなくても言い、これはどういうことでしょうか。

どうしてもリハビリと言うと筋力を鍛えるという風に傾きがちなのですが、じっさい筋力を鍛えるとなるととても大変です。

例えば、変形性ひざ関節症の方が筋力を鍛えなさいという風に言われたとしてもすぐに筋肉がつくわけではありません。

足腰の痛みがあるのですから、それを押してまで運動するというのはかなり強靱な意志がないとできないとも言えます。

私も日々筋トレしていますが筋肉というのは本当になかなかつかないのです(^^ゞ

ましてや痛みがあったり、年を取ってきて出かけるのが億劫だとか、きついという風な状態だと一言「筋肉をつけなさい」と言われたとしてもできない、というのが正直なところではないでしょうか。

だからこそ今ある筋肉をどうやって上手く使うのかということに焦点を当ててもいいのかもしれません 。

そのために高松先生は足指、足元からアプローチしたリハビリテーションというのを考えてるだけですね 。

ゆびのば体操で歩行が改善

足指からのリハビリでトイレまで歩行時間が改善

ここで高松先生に実際にゆびのば体操やゆびのばソックスで改善したという症例について伺いました。

60代の女性の患者さんで30年ほど関節軟骨がすり減ってしまって、トイレに行くまでの歩行でも1分弱かかってたという方です。

室内の歩行ですから何十メートルも歩くわけではなくて5メートル程度だということでした。

ちょっと考えてみてください。トイレに行くのに1分近くかかるとしたら、おしっこしたいと思って移動したとしても、もしかしたら途中で・・・という風になってしまうかもしれません。

それではその方の日常生活の質というのは大変低下してしまいます。

この方が、ゆびのばソックスを購入して、足指を伸ばすとそれが10秒程度にまで短縮できたというわけです。 ゆびのばソックスで自分の元の足に戻った見たいと喜ばれたそうです。

筋力を増加させなくても、足指を整えて体の土台をしっかりさせることで筋肉の使い方が変わり、日常生活の質が上がったということになるわけですね 。

高松先生は、何とかしててこの方を改善させて上げられないだろうかと思案して、ゆびのばひろばを紹介してくださったんです。

そこまで考えて下さるPTの先生に治療してもらえる患者さんは感激ですね。

体の土台を作ることを考えたリハビリを

みらいクリニックではこれからの時代はセルフケアではという風にこれまでもお伝えしてきました。

病気にならない体作りというのは、なにも病院で行うものではなくてやはり日々の生活を変えていくことから始まっていると思います。

最後に高松先生にゆびのば体操を実践する上でアドバイス頂きました。

ゆびのば体操のアドバイス

足へのアプローチは体の基礎を作ること、ただ残念なことに患者さん自身が自ら行っていくという点では理学療法士も対応できていない。患者さん自身に体のメンテナンスの重要性を伝えること

車の整備と同じでメンテナンスを続けることが大切

ゆびのば体操をテレビの CMなどちょっと空いた時間にやって欲しいとのことでした。

健康法と言うと身構える人もいるのですが、「ながら」の時間でできる健康法もたくさんあります。

このゆびのば体操やあいうべ体操もながら健康法と言えるかもしれません。

ちょっとした合間にゆびのば体操をやってみる

高松先生取材のご協力ありがとうございました。

ロコモティブシンドロームやリハビリテーションにおける足指の大切さをたくさん教えて頂きました。

整形外科や理学療法士に専門的な治療を任せると同時に、患者さん自身の取り組みも行ってお互いが病気の回復のために取り組んでいくことが大切なのですね。

高松先生が勤務されるタカハラ整形外科クリニックのサイトです。参考になさってください。

タカハラ整形外科クリニックではゆびのばソックスも購入できます。

ゆびのばセミナーについて詳しくはこちらをご覧下さい。

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投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック(JR博多駅すぐ)開業
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