足指の変形は外反母趾だけではありません。

「外反母趾」「内反小趾」「屈み指」「浮き指」「寝指」

足指の変形には、上記の5つが挙げられます。

足の指の形が変わってしまうことで、膝や腰の痛みや普段の歩行や動作が困難になることもあります。

また、指が浮いてしまったり、下に曲がってしまったりすると、姿勢のトラブルが生じるかもしれません。

しかし、心配しないでください。

しっかりとケアを進めることで、症状を改善することができます。

足指の変形でお悩みの方は、痛みと姿勢の外来へご相談ください。

外反母趾

右足の方がよりひどく外反しています

外反母趾とは、母趾が外側に向かって反っている状態です。

痛みが無ければ放置されることもあります。

母趾の付け根が赤く腫れたり(バニオン)、

母趾の爪が巻き爪や嵌入爪かんにゅうそうとなり炎症や感染を起こすこともあります。

その場合、痛みで歩行困難となることがあります。

内反小趾

赤い点線で示した部分が理想的な小趾の位置です

「内反小趾」は外反母趾よりも多い足指の変形です。

とくに「内反小趾」は女性だけでなく、男性にも多く見られます。

外反母趾のように痛みを引き起こすことは少ないので、放置されやすい変形です。

母趾と違って小さな小趾は靴や靴下によって容易に変形してしまいます。

浮き指

小趾が地面に付いていないことが分かります

浮き指とは、足指が地面に接していない状態のことをいいます。

人間の足指は、左右に10本ありそれぞれが地面に接していることが大切です。

立った状態で体の重心を踵に移動させると足指が地面から離れるのが分かります。

それが浮き指の状態で、体の重心の位置が踵側に移ってしまっている状態とも言えます。

屈み指

楽に立った状態でも2,3,4趾が屈んでいます

屈み指とは、足指がグッと力んで曲がった状態を言います。

その他に「屈指症くっししょう」「ハンマートウ」と呼ぶこともあります。

足を真上から見た時に、爪が先の方まで見えていなければ屈み指であると言えます。

また、直立時には曲がっていなくても、歩く時や踏ん張るときに曲がってしまう「隠れ屈み指」の方も多くいらっしゃいます。

寝指

小趾の爪が地面に対して垂直になっています

寝指とは、足指の筋力不足により指が倒れている状態を言います。

足指の爪が上を向いていなければ寝指と判断できます。

他の指より小さな小趾によく見られる症状です。

改善のためには、足指を使って歩くことが重要になってきます。

足指でしっかりと歩くために、足指のケア、靴選びもご案内しています。

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