医師解説:【血流の】“ニセ”加圧トレーニングにご用心【適切なコントロール】

加圧トレーニング・HIIT

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アメリカのペンタゴンが認めたトレーニングデバイス「KAATSU CYCLE2.0(加圧サイクル2.0)」
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こんにちは、みらいクリニックの今井です。動画をご覧いただきありがとうございます。

今日は加圧トレーニングについてお話をするんですが、「ニセ加圧トレーニングについてご注意ください」というふうな内容でお話をしたいと思います。

みらいクリニックは、加圧トレーニング®正規認定施設です

私は運動がとっても苦手、そして汗をかくことがあまり好きではないので、なるべくなら運動せずに筋力を維持したいという風に思っています(おそらくそう思っている人が大多数かと思います(^^;

筋肉を維持するということは、豊かな人生を送るというのとある意味同義語と言ってもおかしくはないと思います。

この筋肉を維持するためには運動しないといけないんですが、重いもの持ちたくないし、汗もかきたくないし、長い間動きたくもないしということで、私がずっとやっているのがこの加圧トレーニングなわけです。

ほんと私のわがままな要望に応えてくれる加圧トレーニングです。

なんと肩書も付いておりまして、加圧トレーニングスペシャルインストラクター、昔は統括指導者という風に言っておりましたが、今は加圧トレーニングスペシャルインストラクター。それともう一つ加圧医療学会の理事もしております。

運動嫌いですが運動は絶対にしないといけない。運動苦手でも絶対にしないといけない。となると答えはただ一つ、加圧トレーニングで時短そして最大効率、さらにどこでもできる、そして安心安全ということですね。

加圧トレーニング自体は40年以上の歴史があります。その中で様々な知見を獲得してきて、安心安全というふうなトレーニングであるということが確立されてきました。
みらいクリニックでも90歳・80代後半の患者さんが行っております。

今日は「ニセ加圧トレーニングにご注意ください」ということなんですね。

私がいろいろなところで加圧トレーニングをご紹介した時に、ある方が「私も加圧トレーニングベルト買ったんです」って言うんです。「それでも大丈夫ですか?」っていう風に言ったんですね。「えっ、買ったんですか?」って聞いたら 「Amazon で買いました」って言うんです。Amazonに最近は売ってんのかと思って,
私も知らなくてびっくりしたんです。

「どうやって使ったらいいですか?」って聞かれたので、「使い方習わなかったんですか?」というふうに聞いたら、「いやただ加圧トレーニングって書いてあったので、これをポチっとしました」という風にお話しされたんです。「何色ですか?」って聞いたんですね。「え、何色、ちょっとよく分かりません」という風に言われたんです。

加圧トレーニング、今はこのウェルエイジングベルト、紫色のものを個人で使う分には使用しているんですけれども、昔は黒だとかNORIKAモデル(藤原紀香さん)とか、杉本彩さんがモデルで黄色だとかピンクだとかという風な色、そしてさらには昔の筋力アップクンだとですね黒いネオプレンを使ったのがあったんですが、何色かわからないし、 Amazon で買える?、ちょっとおかしいなと思って、「見せてください」っていう風に言ったんです。そうすると出てきたのがこのベルトなんですよ。

一見加圧トレーニングを知らなかったら多分わかんないと思う。ここはちょっとなんかメーカーのやつが書いてあるから隠しちゃいましたけど、わかんないと思う。これが加圧ベルトとしてAmazon で販売して購入されたみたいですよ。

上の紫色のものが加圧のベルト。本当のベルト。紫の方が本当のベルト。下のやつが偽物。どう違うかというと、全く違います。分厚さが違います、厚みが違います。

加圧ベルトは、こうやって当然圧がかかるために、ある程度の力を加えないといけないんですけど、ぐっと引っ張ります。

このベルト見てください。ぶよーんと伸びるんです。これ加圧できません。
なんかさらに付属のベルトがついてるんですけど、私も巻いてみたんですが、とてもじゃないけれども、ぶよーんとなって、加圧とは全く違うということがわかります。ただし、私はずっとやってるから分かるけど、普通の方は騙されると思いますね。

加圧インターナショナルのFacebook のページがあるんですけど、ここにこういうこと書いてあるんです。
加圧は BFM(blood flow moderation) 、血流のモデレーション、適切に血流をコントロールするってことですね。であってnot BFR(blood flow restriction)血流を制限するんじゃないんだ、適切化なんだっていう風に書いたわけですね。加圧トレーニングの間は、動脈の流れは絶えず続いてる。
四肢を動かした時に、静脈の流れは少し弱く緩くなるんだけれども、動脈の流れは続いてますよという話。これは適切化、いつも言っています、血流を制限するのではありません。血流を適切にコントロールするんです。

ところが BFR(血流制限)、加圧を真似てただ単に縛ればいいじゃんっていう人達が出てきて、血流の制限というのは、バチッと止めちゃうわけです。これがしっかりとしたベルトでやるのかこの訳の分からないぶよんとしたベルトでやるのかの大きな違い。
これでもできるかもしれませんけれどもぐるぐる巻きにしないと難しい。

しかも、この根底による考えが違いますから、いわゆる加圧トレーニング、KAATSU JAPANがやってるのとそれ以外のBFRがやってるのは全く違いますのでそこは本当にご注意くださいね。

これ加圧トレーニングの基礎。

何回かお話をしてると思いますが動脈から静脈に血液の流れがあるわけですが、加圧の場合は静脈血流が止まる。でも動脈は開いている。この適切にベルトによってコントロールするということが大事なんですね。

これが動脈まで止まってしまうと、その先は血流制限BFRです。動脈まで止まってしまうと阻血状態になってしまいます。これは間違い、なので適切なコントロールが加圧トレーニングです。不適切なコントロールはBFR、血流制限トレーニングなんですね。

ですからこの違いは大きく違います。でもなかなか体験したことあるない、あるいは加圧をしっかりと知らないとわかんないですね。

加圧トレーニングは、この適切なコントロールができるからこそ、その後でゴースト血管が生まれてきて、血流も改善するし血管の状態も改善していくわけですね。

これが加圧状態とBFRの違いを示したものですね。
加圧した状態は、血液が動脈は流れるけれども、戻りがコントロールされてますからどんどんたまっていくんです。どんどんどんどんたまっていきます。細胞内の環境を適切にコントロールする。逆の言葉で言うと適切に悪化させていきます。

今度はギュッと締めちゃうとですね、これは血液が行かないわけですから、細胞内が酸素不足となって酸素が途絶えてしまって死んでしまうわけです。
この二つは大きく分けないといけないですね。

こちら(向かって右)が阻血状態。血流が行っていない状態。そうなると痛みを感じません。血栓症の危険性が出てきます。

こちら(向かって左)が加圧された状態。こちらは痛みを感じます。こういう事が違いとしてあります。

ですから血流制限トレーニングはだめ、危ない。加圧トレーニングが正しいということです。

あと加圧トレーニング、「どこの加圧トレーニングですか」って言われるんですけど、加圧トレーニングは加圧トレーニングです。「KAATSU JAPAN」、あるいは「加圧トレーニング学会」「加圧医療学会」しかございません。発明者の佐藤義昭先生を頂点とするインストラクターの集まりですから、それ以外にはございません。加圧トレーニングというのは一個だけです。

適切に血流をコントロールするからこそこういう風な効果が生まれるわけです。これね、ありえないんですよ。普通のトレーニングでは。

普通の状態から高強度のトレーニング、ものすごく重いもの、自分が持てる重さのだいたい8割のものを持つトレーニング、これは関節にもかなり負荷をかけますね。これをすると筋肉の太さはどれくらいになるかって言うと15%増える。肘屈筋である上腕二頭筋に対しては15%増えますよと、そして(鍛える対象でない)裏側の筋肉、上腕三頭筋に関しては5%増えますよということです。
トレーニングするわけだから当たり前ですよね。増えなかったら困りますね。

通常のトレーニング、これは低強度、自分が持てる重さの半分ぐらいの重さでトレーニングしますとなると、二頭筋が膨らむのが大体5%、三頭筋に至っては全く変わらないということなんですね(鍛える対象でないのですから当たり前の結果ですね)。

ところが加圧トレーニングをするとですね、低強度であったとしても、二頭筋は20%、(鍛える対象でない)三頭筋は何と13%増えるんです。見てください。高強度トレーニングでも15%と5%しか増えないものが、低強度でも20%(二頭筋)と13%(三頭筋)増えるんですね。これって本当に凄いと思うんです。しかも関節を痛めたりすることがないわけですね。

私の知り合いの先生に「どうしても胸板を厚くしたい」ということで加圧トレーニングをお勧めしました。そうすると、会って2ヶ月後か3ヶ月後ぐらいでしょうか、三頭筋の付き方がもう以前とは全然違う、がっちりとした状態になってました。だからTシャツなんか着ると、三頭筋が本当に惚れ惚れするぐらいになるわけですね。その歯科医の先生に申し上げたんですよ。「先生結構三頭筋ついてきましたね」と言ったら、やっぱり喜んでね、「三頭筋ついてきましたよ」そして「今までトレーニングしてもなかなかつかなかったものが、加圧トレーニングするとこういう具合に結構早く付きますね」なんて喜んで頂きました。

これが適切な血流コントロールをする加圧トレーニングの良さなんですね。皆様もこの本当にしっかりとした加圧トレーニング。これはウェルエイジングベルトなので、空圧式と比べるとやはり性能的には見劣りしますやるんだったら空圧式が良い。そして、この訳の分からない変なベルト、 Amazon で間違って購入したりしないようにしてくださいね。これが、これぐらいのがびよーんと伸びるんですから加圧なんかできない。

お気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、私今加圧をしながらですね、手の色とかが違うのがおわかりだと思いますけど、こちら側(左手)が加圧、こちら(右手)がしていない。

加圧トレーニングをしながらお話しをしておりました。

加圧ってベルトを巻くわけですけれども、いつでもどこでもできます。そしてジョギングだとかのように、外に出なくても全く問題ない。室内でできます。本当に畳一畳分ぐらいあればできますので、時間の無い方、運動効率を高めたい方、私のように汗をかきたくない方とか運動音痴という方に最適だと思います。

今日はニセ加圧トレーニングに騙されるなというテーマでお送りしました。皆様もお気を付けください。
そしてトレーニングする時は足指をびしっと伸ばして、良い姿勢の状態でトレーニングしてください。そのためにもゆびのば体操・ゆびのばソックスの併用をお勧めします。

ご覧いただきありがとうございました。よろしければチャンネル登録をお願いいたします。みらいクリニックの今井でした 。

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アメリカのペンタゴンが認めたトレーニングデバイス「KAATSU CYCLE2.0(加圧サイクル2.0)」
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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