医師解説:加圧トレーニングは適切な血流コントロールが必要

加圧トレーニング・HIIT

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こんにちは、みらいクリニックの今井です。
チャンネルをご覧いただきありがとうございます。

今日は加圧トレーニングの基礎ということをちょっとお話ししてみたいと思います。

加圧トレーニング、「なんか聞いたことあるけど、ボディービルダーとかムキムキの人とかがやるトレーニングでしょ?」なんていう風に思ってる方がいらっしゃると思いますが、それは明らかに認識の間違いでございます。

むしろ筋肉がない方、寝たきりの方、関節痛・腰痛などで動くことが難しい方々にこそ素晴らしいのが加圧トレーニングでございます。
加圧トレーニングと言うと「血流を制限するから怖い」という風に思っておられる方がいらっしゃるんですけど、それも間違いでございます。

それはですね、私15年以上加圧をやっておりますが、スペシャルインストラクターとして言わせていただきます。

血流を制限するというのはある程度正しいんですけど、ある程度間違ってるわけです。どういうことかって言うと、 血流を適切にコントロールするというほうが正しい表現だと思います。

腕の付け根とか足の付け根を専用の器具で縛って血流を適切にコントロールするわけですけれども、その縛り方あるいは縛るデバイス・アイテムにも工夫がされてるわけですね。たとえばこれ、腕用の加圧ベルト、昔は高かったんだ。これが最近はほんと安くなりました 。
昔は権利、加圧のインストラクターになるだけで400万くらいかかっていましたけど、今はほんとに安くなりました。

この細い加圧ベルトを腕に巻いていくわけです。

腕に巻くというと、たとえば整形外科の手術のときに、血流を完全に遮断するようなターニケットといわれるような同じような器具もありますし、皆様に身近なものだと血圧計もあります。血圧計と血流を止めるターニケットは、構造はほとんど同じなんですけれども、何が加圧のベルトと違うかと言うと、血圧計は伸縮性がないんです。

血流を完全に遮断するわけです。伸縮性がないというのがターニケットとか血圧計のマンシェットですね。

加圧のベルト、これは伸びるんです。


加圧のベルトは伸びる、血圧計は伸びないんです。

この伸びることによって、動脈血流はシャットアウトしません。皮下の静脈だけをシャットアウトします。

そうすると今まで使われていなかった血管にまでぐるぐるぐるっと血液がいくようになって、最近ちょっと話題になったゴースト血管というやつですね。普段は死んでいるけれども血管としては存在する。そこに血液が流れていない。そのゴースト血管にまで血液が入り込んでいくので、縛った先に血流がどんどん充満していくわけです。決してこれは悪い血液が充満していくわけではなくて、この動脈からはどんどんどんどん供給されていくわけですから、新鮮な血液は入っていくわけです。

だからこそ手の色がどんどん赤くなっていくわけですけれども、これがターニケットとか血圧計はどうなるかというと、ギュッと縛られてしまって阻血・虚血という状態になります。そうしてしまうと血液が行かなくなってしまうから、縛った根元から先は血流がなくなってしまうので悪いという状態になります。当然腕とか足を10分ぐらい縛ったからといってそのまま悪くなっちゃうってことはありません。手術でもターニケットで30分ぐらい縛るわけですから、いきなり問題が起きるわけではないんですけれども、 完全に止めるターニケットそしてマンシェット・血圧計と、加圧トレーニング、伸縮性をもって止める、血圧を止めるというよりは適切にコントロールする加圧トレーニングではその意味合いがまったく変わってきています。

ですから加圧トレーニング、血圧を止めるという風に間違って認識してる方がいらっしゃるんですが、それは決して正しくはありません。動脈はずっと開いております。もちろんある程度の抵抗がかかりますから、小ちゃくぎゅーっと潰れはしますけど、ずーっと静脈血は流れていきます。静脈血の流れの戻りだけが制限されている。これが適切にコントロールされているという状態なんです。その状態で四肢を動かすこと、重い物を持つことは決して必要ではありません。四肢を動かすだけでも全然平気です。普通こうやって筋肉なんかつかないでしょ。何もせずに。

こうやってムキムキってなるわけがないんです。

何かしら重いものを持ったりしないといけないわけですけれども、加圧の場合は、適切に制限することによって、コントロールすることによって動かすと、 自分が持てる筋肉の約2割ぐらいの重さを動かすぐらいで筋肉がついていくという風に言われます。
その2割というのはどれぐらいかというとですね。
日常生活・普通は自分が持てる重さの8割前後待たないと筋肉は動員されない筋力アップしないと言うふうに言われます。
しかも、速筋と言われる速い筋肉を鍛えるには、本当に強い力をかけないといけないわけですけれども、加圧の場合はなんと2割。2割というのは日常生活、加圧ベルトを巻きながらブラブラ歩くというだけでも筋力アップしていくわけですね。

だからこそ加圧トレーニングはムキムキというふうに筋肉がある人、あるいはアスリートの人ではなくって、高齢者の方々、フレイルあるいは介護の状態にあって筋肉が少ない、難しい言葉で言うとサルコペニアって言いますけれどもそのサルコペニア、あるいはロコモティブシンドローム、運動器疾患を抱える患者さん方に最適なんです。

ですから今からは加圧トレーニング。

決してムキムキアスリートのためではありません。病弱で筋力がない人、あるいは運動したいけれども怖い不安があるという方にこそ最適だと思います。
週に一遍でも体は変わっていきます。
是非とも加圧トレーニング。私は医者として、そして15年間の経験を積んだものとしてお勧めします。
ご覧いただきありがとうございました。
チャンネル登録もよろしくお願いします。
そして加圧の時も足指伸ばして良い筋肉の状態でトレーニングしてください。
みらいクリニックの今井でした。

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加圧トレーニングについて医師が解説

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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