腰痛、肩凝り、姿勢の原因は足指の変形かも知れない

体の不調を引き起こす足指の変形について

様々な足指の変形

日々外来をしていて患者さん方にとても驚かれる事のひとつに足指の変形があります。

自分ではあまり 変形していないと思っていても思わない体の不調に結びついていることがあるから要注意です。

今回はその足指の変形について代表的なものを取り上げて解説をしてみます(痛みと姿勢の外来ではこれを詳しくお伝えしています。)

現代人の足指は足に合わない靴や靴下、そして歩かないという生活習慣によって変形してしまっています。

外来診療だけではな、く普段の生活においても、本人がそれほど大きな不調を抱えていないだけで足指がきちんと機能している、形が正常であるという人を見ることはまずありません。

それぐらいに足指の変形は日常的なものです。

歩くという基本的な日常生活の動作、あなたの体を支えている足指を一度見直してはいかがでしょうか。

できれば靴下を脱いで裸足の状態で、そして立った状態でご自分の足指を見てください。

外反母趾

外反母趾の簡単チェック

足指の変形と言ってまずはじめに多くの方が思いつくのがこの外反母趾でしょう。

高いヒールの靴やパンプスなど先の尖った靴を履くことによって外反母趾になると思っている人も少なくないと思います。ところがサンダルやスリッパローファーなどそれほど足指を縮めないと思われている靴でも外反母趾になってしまうことがあります。

長年革靴を履き続けたビジネスパーソンでも外反母趾で苦しんでいる人は少なくないものです。

まず、この見分け方を説明します。

足の内側、土踏まずに沿ってまっすぐな棒(例えばボールペンや定規など)をあててみてください。

母趾ととそのまっすぐな棒の間に手の指がどれぐらい入るかをチェックします。

もちろん正常であれば指が入ることはありません。

その隙間に指が一本入るようであれば外反母趾の予備軍、隙間に指が二本入るようであれば外反母趾と判断できます。

すでに第2番目のあしゆびと重なっているようであればそれはもしかしたら手術が必要な外反母趾かもしれません 。

外反母趾となるとバニオンと言って母趾の付け根が腫れていたり、赤くなっていたち、押すと痛んだりということがあります 。

こうなると長く歩けない、腰が痛い、姿勢がゆがむなどといった足指とは違った症状が出ることも多いです。

痛みが出てから治療するのではなくてまずご自分の足指が外反母趾でないのかどうかをチェックしてもし外反母趾予備軍であればしっかりと治療することが望まれます 。

外反母趾は大人の病気というわけではありません。

小学生でも外反母趾になってしまい痛んで体育の授業が受けられないという状態も起こります。

保護者が子供の チェックすることも大切ですね

内反小趾

内反小趾の簡単チェック

次に紹介するのが内反小指です。

これは足指の中でも一番外側にある小指の変形です。

聞いたことがないという人もいるかもしれません。

内反小趾で痛むということはほとんどありませんが姿勢を保つのにこの足指はとても大切な役目を果たしています。

それでは内反小趾の見分け方です。

外反母趾の時と同じように長い直線の棒を今度は足の外側に当ててみます。

そしてその棒と小趾の間にできた隙間を見ていきます。

正常であれば隙間に指が入りません。

隙間に小指が一本入る程度であれば内反小指と判断できます 。

内反小趾は腰痛、膝痛、腰痛、股関節痛などといった足腰の痛みと密接な関係があります。

特にO足の人は 内反小趾がひどい場合が多いのです。

これは小趾が膝が外に向かないようにしているいわばストッパーの役目をしているからだと考えられます 。

私は10代の時に両膝の手術をしましたが両方とも内反小指がひどいのです。

これがその時に分かっていれば手術を避けられたかもしれません。

内反小趾は色々な医学の教科書にもほとんどを詳しく解説をしてあることはありません。

それぐらいこの小趾の重要性というものは無視をされています。

私たちの姿勢の外来ではこの内反小趾にこそ姿勢の鍵があると考えて内反小趾の改善に努めています。

なかなか膝痛が良くならない、O足が改善しないという時は内反小趾でないかをチェックしてください

屈み指

隠れ屈み指に要注意

最後が屈み指です。

医学的には屈指症と書きます。

字の通り指が地面に向かって屈んでいる状態です。

すでに立った状態でかがんでいる人もいますが、なかには真っ直ぐなっているという人もいるでしょう。

かがみ指は主に2番目から4番目までの指の状態を判断します。

立って状態で指がかがんでいる人がすでにひどいかがみ指の状態です。

チェックしないといけないのは隠れかがみ指といって力が加わった時だけ指がかがむという人なのです。

この隠れ屈み指の見分け方をお伝えしましょう。

一つはり立位体前屈をやってみるのです。

体前屈の時に自分の指先ではなくて足指の先を見てください。

ぐっとかがんでる状態であればそれは隠れ屈み指と判断できます 。

また歩く時だけ足指をぎゅっとかがめる人もいます。

これはビデオなどでないと判断が難しいのですが隠れ屈み指と言えます 。

屈み指は、猫背、肩凝りなどとも大きく関係しています。

体前屈直前に足指をぎゅっとかがめてしまう、隠れ屈み指

歩行時の屈み指はビデオでチェックする

体の土台を安定させることが大切

以上代表的な足指の変形について説明をしました。

足指の変形が治ってくると体の二面に対する設置面積が広がるわけですから、土台として安定するということがお分かりだと思います。

その安定した状態で色々な動作をすると不調を引き起こしにくくなります。

レントゲン見てもなんともない、特に悪いところはないと言われた人こそ自分の足指をチェックしてみてください。

そこにもしかしたら答えが書いてあるかもしれません。

みらいクリニックの痛みと姿勢の外来そしてゆびのばひろばではこのような足指の変形についてもアドバイスをしています。

ご心配なときは一度私たちにご相談下さい。

投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰医師 みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
内科・アレルギー科・リウマチ科
加圧トレーニングスペシャルインストラクター

みらいクリニック(内科・アレルギー科・リウマチ科)
福岡県福岡市博多区博多駅東1-13-31駅東サンシティビル6F
tel : 092-415-2153
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