読売新聞夕刊 2017.04.12 口呼吸を治す

あいうべ(息育) マスコミ 治療

読売新聞夕刊 からだcafeで紹介

読売新聞夕刊からだcafeで「口呼吸どうすれば治るの?」と題してあいうべ体操が紹介されました。

記事に補足する形でちょこっと紹介します。

この記事で口呼吸を治す方法として上げられているのは三つ。そのうち二つは寝ている時の口呼吸対策ですね。

解説しているのは佐藤誠先生(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構教授)と私です。

あいうべ体操

斬新なイラストです

これはまた数々あるあいうべ体操イラストの中でも斬新です。

これだけでこの記事の価値があります(^^)

しかも最後のべーはぐーしています。「べー」と「ぐー」をかけているんでしょうかね。

2睡眠時のマウステープ

マウステープでスヤスヤ

次はマウステープ(マウステーピング)。小林製薬さんもナイトミンというマウステープを発売されましたね。

ここに来てマウステープが百家争鳴の感を呈してきました。良いことだと思います。

もちろん私はマウスリープ。製造元のヨシダさんのサイト

しかし、世の中には、口を閉じていてもこの方のようにイビキは止まらない人がいるから要注意です。

2021年発行「世界一簡単な驚きの健康法マウステーピング(幻冬舎)」好評発売中

パックン表紙

 

飛行機の音もかき消されるほどのイビキでした

イビキは、舌根部が下がってしまって気道をふさぐことによっても起こりますが、それを防ぐには唇が閉じていることが大切です。

唇が閉じるとそれに連動して舌根部が下がりにくくなります。

その点からもマウステープは重要です。

でも舌筋を鍛えることも平行してやって下さいね(あいうべ体操)

3抱き枕で横向きにねる

横向きに寝る

健康な人はいろんな意味でうつぶせ寝は厳禁です。

抱き枕で横向き寝ると、舌根部が気道をふさぎにくいですから、イビキが減り睡眠の質がよくなります。

2のマウステープと3の抱き枕を合わせるとかなりイビキは減ると思います。

みらいクリニックで統計を取ると、マウステープで無呼吸指数は60%程度減少します。

そして、やはり仰臥位(仰向け寝)はイビキが増えてしまいます。

健康な生活は健全な睡眠から

マウステープなしの検査

みらいクリニックではスマートウォッチという機械で無呼吸検査を行っています。

スマートウォッチは、寝ている時の体位も合わせて分かります。

例えば上の方、仰向けの時では(図の赤部分)、寝ている219分の間に16回の無呼吸が起こっています。

翌日マウステープを貼ったところ

翌日は、マウステープを貼って寝ると・・・・

仰向け時の無呼吸がなんと1回に(142分)なっています。仰向けの時間が少なくなったのを考えてもかなり減りました。

ところが左側臥位では回数が増えています。ちょっとこの理由ははっきりとわかりませんでした。

この方の無呼吸指数(AHI)はマウステープなしで15.6回/時間、マウステープあり(翌日)で5.4回/時間でした。

やはりマウステープ大切ですね。

ところでカゼを引いたと感じるのは寝起きの時。

それは寝ている時に口を開けているから。

声を使う商売の人はもちろん、仕事を休めない、大切な試験があるなどは、きちんとした睡眠が大切。

睡眠中の口呼吸を予防して、ますます元気生活ですね。

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パックン表紙

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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