外反母趾は痛みが無ければ放置可能?

命の土台を支えるクリニック

膝や腰の痛みが出るときに、その原因を探していかねばなりません。

それが痛みと姿勢の外来のまず最初の仕事になります。

痛いところだけを見ては「見えないもの」が出てきます。

市民公開講座での一コマ(大分県玖珠町にて)

講演の時にも、症状を抑える治療は「下流医療」、その原因を突き止めて起こらないように努める予防医療が「上流医療」だというふうにお話をします。

あいうべ体操もゆびのば体操も私たちは誰でも行える「上流医療」だと捉えています。

ゆびのばセミナー(東京・上野にて)

体の土台は足指、足ですね。全身の症状には、ここを診ることが大切。

命の土台は、口と鼻。全身の症状には、同じようにここを診ることが大切です。

みらいクリニックは、いのちの土台を支えるクリニックでありたいと思っています。

痛みのない外反母趾は、痛みの原因になるか?

膝痛を訴えて受診してきた方に、母趾が捻転している外反母趾と内反小趾の問題を指摘しました。

その方がこう仰るのです。

患者さん
私の外反母趾は痛くありません。

でも私たちからすると、健気な足指が踏ん張って、頑張って一所懸命体を支え続けているという状態に見えるのです。

レントゲン撮影をしても「骨には異常ない」と言われます。

でも足指の変形は一目瞭然なのです。

レントゲンを撮るときは、靴下やストッキングは着用せずに裸足で撮りますが、その「押さえつけられたもの」「締め付けていたもの」が無くなるだけでも足指の拡がりは変わってしまい、日常どのように過ごしているかがわからなくなってしまいます。

日常生活習慣は、上流医療を見るためにぜひとも抑えておきたいポイントです。

それが痛みと姿勢の外来では、靴や靴下など外反母趾などの足指の変形を起こしたり、猫背やストレートネックの原因となるものなのです。

どんな変形があるでしょうか

もちろん痛みがないことは素晴らしいことです。

が痛みがないことイコール問題が無いことにはならないのです。

例えば、

  • 肝臓が痛まないから、局所症状が出来ないから肝炎を放置する
  • 歯周病が痛まないから、局所症状が出ないから放置する
  • 頭が痛くないから脳内腫瘍を放置する

まぁ極端な例も入っていますが、これらが「ちょっとおかしい」と誰しも考えるでしょう。

痛みが出るというのは、実は慢性病だと「最終段階」なのですね。

痛みという症状の上流を考えるなら、痛みが出ないときに何とかする必要があるわけです。

膝の痛みが出るのは最後

この方には膝痛があるのですが、ご本人はその原因に外反母趾、内反小趾があることにはあまり納得がいかない様子でしたが、それは仕方ないことですね。

初めて聞く内容ですから。

赤丸の中が内反小趾(小趾が内側に折れ曲がる、O脚 膝痛の原因になる)、黄丸の中が外反母趾、よく見てみると母趾の内側の爪は床に対して平行ではなくて、倒れています(捻転)。

これらが影響して膝痛を悪化させていると思われました。

大まかに見ると上記の変形が分かります

痛みが出てから対処するのではなくて、なぜ痛んだのか、どのようにすれば痛みが出ないようになるのかを考えながら生活できると良いですね。

もちろん、急性症の時は痛みや症状を無理にガマンすることはありませんので念のため。

この様な足指の変形は、ほとんどの場合痛みもなく、気にもならないので顧みられることがありません。

一度あなたの足指もチェックしてみて下さい。

そしてもし曲がっていたらゆっくりとストレッチをして下さい、ゆびのば体操で。

 

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ぜひあなたの足指をストレッチして、屈み指解消のための助けとして活用して下さい

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投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック(JR博多駅すぐ)開業
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