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2018はセルフケアの年になりますね。
2017/12/3鹿児島市でネイザルケア・ブーツフットケアセミナーを開催しました。
昨年12月のある医師との出逢いから思いたったこのセミナーですが、東京2回、大阪と開催して4回目が鹿児島でした。
病気になってから何かを始めるのではなく、まずは予防!というのは当たり前ですが、この当たり前がなかなか難しいんですよね。
我が身を振り返ってみてもそれを実感します。
鼻呼吸を促すネイザルケアセミナーとは
ネイザルケアセミナーは、鼻呼吸の大切さを知って、きちんと鼻呼吸が出来る体になっていくためのもの、そして24時間私たちが生まれてから死ぬまで働き続ける鼻を充分にケアしていこうという趣旨のセミナーです。
ネイザル(nasal)とは「鼻の」という意味で、それにケアが加わりますから、ネイザルケアセミナーは「鼻のケアセミナー」の意味ですね。
よくネイルケアと間違われるのですが、nailとnasalで単語が違います。鼻ケアです。
このネイザルケアセミナーでは、実際にみらいクリニックで取り組んでいるネイザルケアグッズを使って練習します。
なんとこれらの商品はすべてセミナー代に含まれています!協賛して下さるメーカーさんのお陰です。
ありがとうございます。講師は私が担当いたしました。セミナーの時間は3時間。3時間みっちり鼻のことを勉強します。
例えば
- 慢性の鼻炎
- 鼻水がなかなか止まらない
- アレルギーの薬を飲むと眠気で仕事にならない
- 鼻づまりで集中力が落ちてしまう
- いつも咳き込んでいて人と会うのがつらい
- 一年のうちに何回も風邪や副鼻腔炎で病院を受診する
という自分の症状を改善したいという方から
- 慢性的な口呼吸があり度々患者さんの治療が中断されてしまう
- 口呼吸が治らずに歯並びが良くならない
- 抗アレルギー薬や血管収縮薬を投与してもらうが鼻づまりが持続する
- 後鼻漏(鼻が後ろに垂れる)がどんな治療をしても改善しない
- 子ども達の口呼吸がとても気になる
という患者さんやクライアントさんの悩みを抱えた治療者や養護教諭の方まで、参加する職種は多岐にわたります。
そりゃそうですよね。呼吸というのは生きていく上で避けては通れないこと、というより生きること(息ること)そのものですから。
サイナスリンスで鼻うがい、上咽頭うがいの実践
サイナスリンスでまずは鼻うがいを。一日に何回もする必要はありません。1~2回でOk。
ちょっとしたコツさえ掴めばすぐに上咽頭うがいが出来ます。
鼻うがいは、たくさんのゴミを濃し取る鼻の入り口だけでも良いのですが、出来れば上咽頭部分まで洗えると良いですね。
そのためには、ぎゅーーっと勢いよくうがい液を押し込んでいくことが大切です。痛くありませんよ。
こちらの動画も参考にして下さい。
そしてミサトールやソンバーユなど点鼻の実習
こうやって上を向いて点鼻する姿勢はネイザルケアセミナーの定番となりました。
実際に鼻に入れるとなると「コワイ」「痛そう」というイメージがありますが、ミサトールは鼻汁と同じような浸透圧、pHになっていますからほとんど刺激はありません。
鼻のケア、上咽頭のケアが大切なのは、この部位の慢性炎症が「病巣疾患」といって体の別の臓器に飛び火してしまうことがあるからなんですね。
皮膚病や腎臓病、関節炎なども上咽頭炎から起こることがあるんです。
鼻呼吸をきちんと行うには鼻の機能を保つことが大切です。
その鼻の機能とは、線毛にあり!とセミナーでは常々お伝えしています。
鼻呼吸をしても、線毛の無くなった状態での鼻呼吸(萎縮性鼻炎)では、本来しっかりと線毛が存在している「正しい」鼻呼吸と空気の調節作用には差が出てしまうんです。
もちろん口呼吸よりは良いのですが。
鼻毛よりもずっとずっと小さい線毛の大きな働きを守るためにも、ネイザルケア欠かせませんね。
こんなことを勉強する3時間です。
ブーツフットケアセミナーとは
こちらの担当は歯科衛生士の上野清香先生です。
どうして歯科衛生士がって思うでしょ??清香先生は、フットケアの達人でもあるんですよ。
またこちらのマンガの主人公のモデルさんでもあります。
ブーツ(パンプス)フットケアセミナーに参加される方々もネイザルケアセミナーと同じように職種は様々。
- もっとカワイイパンプスやヒール靴を履きたい
- 足裏のタコやマメが治らない
- 外反母趾が痛いけどパンプスを履きたい
- 足がむくんで合う靴がない
- どこに行っても自分に合う靴が見つからない
- 猫背や姿勢の悪さを治したい
というお悩みを持った方から
- 姿勢や体の痛みは足下からと考えているがクライアントさんがなかなか理解してくれない
- 姿勢の問題を足下から勉強したい
- 歯の矯正をしているが姿勢が悪いため後戻りしてしまう
- パンプスを履きながらも最高のコンディショニングを提供したい
- 子ども達の転倒問題を解決したい
という課題解決するために参加したという方々もいらっしゃいます。
もちろん圧倒的に女性の参加者が多いです。男女比は1:9でしょうか。
まずは足についての勉強
いろいろな知識レベルの方がいらっしゃいますから、いきなりブーツのはき方!なんてやっても良く理解できませんよね。
やっぱりまず足ことについて勉強していことが大切です。きちんとした靴を履くこと、足指がしっかり伸びていくこと、ストッキングを正しく履けることなどもこれらに含まれます。
自分たちの足の本当のサイズを計測しているところ。
実際に測ってみると意外に大きかったり、小さかったりしてビックリすることが多いですね。
最後は、野崎ふみこ先生を交えてのサイン会。
今回のセミナーでも、「歯科衛生士が伝えたい本当の健康」の作者である漫画家の野崎ふみこ先生にもお越しいただいて三人のサイン会で締めました。
参加して下さった皆様方、本当にありがとうございました。
ブーツフットケアセミナーの一部の様子はこちらでもご覧いただけます。
2018年の予定は、こちらからご覧下さい。
どうぞよろしくお願いします。
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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