あなたの臨床が変わる細菌学1

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これはデンタルハイジーン誌2015年3月号から8月号まで5回に渡り連載された落合邦康先生(日本大学歯学部特任教授)の文章を元に作成された動画です。

これから1~5回のシリーズでお伝えいたします。

歯周病の“気になる”を根掘り葉掘り!あなたの臨床が変わる細菌学

  1. 「ペリクル」から始まるデンタルプラークの形成
  2. プラークの成熟と石灰化(歯石)
  3. 歯周病と炎症反応
  4. 歯周病と骨吸収
  5. 歯周病と全身疾患~最新の研究から

のテーマでお届けします。

残念ながらこの連載が載っているデンタルハイジーン誌はすべて在庫切れだそうです。

口の中の素人である私が、専門家の落合先生に根掘り葉掘り聞いていますよ!

落合邦康先生について

落合先生は第3回日本病巣疾患研究会で特別講演を賜りました 。
その時のタイトルが
「口腔細菌と全身病:医科歯科連携のセンターピン理論」

でした。
当時は、日本大学歯学部細菌学教授として教壇に立っておられました。

退官後は、特任教授として日本全国で講演活動をなさっておられます。

ある時、落合先生からデンタルハイジーン誌での連載の別刷りをいただきました。

一読してビックリ!

こんな難しい話を歯科衛生士たちは読んでいるのか!!と(^^ゞ

これをたくさんの人に伝えないわけにはいかないという気持ちがむくむくと起こってきて今回の動画撮影になったわけです。

快く協力していただいた落合邦康先生に心より感謝します。

落合先生は、2016年秋にNHKガッテンにも出演され歯周病についてお話しをされていました。

NHKガッテンにも登場!

ところで、歯周病なんて言葉が出てきましたから、落合先生は歯医者さんと思うでしょ、ところが落合先生は獣医さんです。

そして歯科技工士としての免許も持っておられるという経歴の持ち主です。

まずペリクルについて

最近話題の腸内細菌は1000種類、口の中は・・・なんとアノ狭い中に700種類も!!

うわっ汚いと思ってはダメですね。

この多様性が私たちの元気、健康を守っているとも言えるんですね。

多様性が失われてしまうことによる問題も起こってくるのですね。

ペリクルとは、唾液の蛋白質。これに細菌がピタッとくっつくんですって。

私は、歯に直接着くのかと思っていました(^^ゞ

歯にくっついた蛋白質(ムチン)に菌はくっつくと言うことです。

蛋白(マイナス)ーー Ca++(あるいはMg++)ーー 菌(マイナス)

この様に電気的に「一瞬」でひっつくそうですよ。

一瞬で菌が歯につくのなら歯みがきは・・・

一瞬であればずっと歯みがきをしなければならないような気がしますが、菌がひっついていることも大切なんですね。

皮膚や鼻の中など体中にいる常在菌のようにむりにゼロにしなくてもいい、というよりゼロであるとダメだと言うこと。

歯に菌がつくことによって、「守られている」という側面もあるんですね。

だからずっと絶えず歯を磨かなくちゃ行けないというわけではないと言うことです。一安心。

本文中に出てくる「早期定着菌」「後期定着菌」については、歯周病の大家とも言える天野敦雄先生の教室サイトをご覧下さい。

※天野敦雄先生には、第五回日本病巣疾患研究会で特別講演を賜ります。お忙しい方なので、スケジュール調整を無理に行っていただきました。天野先生ありがとうございます!

口の中の菌は凝集する

口の中の最近の特徴は、「凝集」(ぎょうしゅう)すること。

これは菌も生きていかなきゃいけませんから、みんなで殺されないために、歯にくっつき続けるためにお互いにくっつき合うのだそうです。

これは同一菌でも、異なる菌でもひっつくそうで、この様にすると唾液やいろんな酵素から自分たちのみを守っているんですね。

腸内細菌は、ある意味守られている環境でもあるので凝集していないんだそうです。

それだけ菌にとっても口の中というのは生存競争が激しいんですね。

なんと凝集していると、胃酸でもやっつけられずにうんちからも生きたまま出てくるらしいですよ。

口の中の菌は、「生きたまま腸に届く」んですね。

凝集するから、これらが血管の中に入ると血栓症(脳梗塞や心筋梗塞など)を起こす原因となってしまうのですね。

やっぱり口の中はキレイにしとかなくちゃ!

北里柴三郎先生の言葉

最後に、北里柴三郎先生の言葉を紹介します。

北里柴三郎先生は、日本細菌学会の初代会長だそうです。日本医師会の初代会長でもありますね。

スゴイ人だ!

落合先生がなぜ「予防」について今月の一言で書かれたのか…

そのエピソードはぜひ動画でご覧下さい。

いま子どもの虫歯は減っていますが、高齢者の虫歯は増えているそうです。

その虫歯とは・・・

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北里先生のお墓は、青山霊園にあります

北里柴三郎先生のお墓に私もお参りに伺いました。

お墓じゃなくて私メインですいません。

これで第一部は終わりです。

第二部は「プラークの成熟と石灰化(歯石)」という内容について落合先生にお話を伺います。

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投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰みらいクリニック院長

内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長

1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局

2006年 みらいクリニック(JR博多駅すぐ)開業

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