フレイル(虚弱)の反対語は?

フレイルとは介護一歩手前の状態

フレイルとは、フレイリティ(fraility:虚弱)からとった和製英語です。

介護状態になってから対応するのでは無く、その前に何とかしておこうというのがフレイルの概念。

介護の予防とも言えます。

みらいクリニックではフレイル外来を開設しています。

私たちはフレイル状態からの脱却は、何歳になっても成し遂げられると思っています。

何時までも自分の力で生活をしたいという思いは誰しもあるでしょうし、患者さん方から話を聞くと年を取ればなおさらその気持ちが強まってくるものです。

フレイルの反対語は?

ではこのフレイルの反対語はなにでしょうか。

私も色々と考えてみました。

例えば「回復」という言葉。手術を終えた患者さんが一時的に待機する部屋を回復室と呼ぶこともありますし、病気から回復したと表現もしますね。

ですから、回復はとても適切な言葉だと思います。

その回復から、一歩進んで私は、フレイルからの脱却をレジシリンスresilienceだと思います。

レジリエンスとは?

 

英語堪能な、ゆびのばひろばの大島店長に

  • recovery  
  • restore  
  • resilience 

の違いについて教えてもらいました。

日本語訳を付け加えてみると(goo辞書で調べました)

  • recovery  取り戻すこと。回復・復旧すること。
  • restore  元の状態に戻すこと。復元すること。
  • resilience 弾力。復元力。また、病気などからの回復力。強靱さ。

となります。

どれも元の状態に戻っていくのですが、レジリエンス(resirience)の、復元力、回復力という、今の状態から能動的に変わっていく感じの表現が良いですね。

例えば回復を待つ、というのは安静にしたりして徐々に、あるいは自然の流れでというイメージがあります。

レストア(restore)は、クルマをレストアするなんて表現からすると、「誰かにやってもらう」という感じが少しあります。

それに加えてレジリエンスは、自分で何とかすると言う感じを受けます。

レジリエンスは、どちらかというと能動的です。そして適応していくという意味も含まれます。

まったく元の状態と同じには戻らないけれど、近づいていくというイメージでしょうか。

例えば、私たちは日々衰えていっています(もちろん大人ですよ、子どもは成長)。

全く元の状態に戻る(若返る、日付を戻す)なんてことは出来ないのです。

ですから、完全に元の状態に戻らないとしても近づくことは出来る。

病気がある、障害がある、あったとしてもそれを克服することが出来る。

これがレジリエンスです。

レジリエンスは、これまで心の問題、精神的な回復力として注目されてきましたが、もちろん心と体、メンタルとフィジカル、分けることは出来ないのですから、肉体的なことに関して使ってもまったく不自然ではありません。

フレイルは大きく分けて三つ

フレイルは肉体的フレイル、精神的フレイル、社会的フレイルの三つに大別されます。

それぞれ色々な対処方法がありますが、それらの対処方法を「レジリエンス」と表現して、患者さん達に治る力、戻る力を伝えていこうとスタッフにも言っています。

すべきことが、言葉によって明確になると、目的がはっきりしてより取り組みやすくなりますね。

あいうべ体操もゆびのば体操も、レジリエンスを発揮するための日々の取り組みなんですね。

もちろん私も毎日続けていますよ(^^)

みらいクリニックでは、あいうべ体操・ゆびのば体操の普及に努めています。

各地で講習会を行っています。

2017/9/23.24 名古屋 ゆびのばセミナー
2017/10/8 福岡 ゆびのばセミナー

2017/11/3 大阪 ネイザルケアセミナー パンプスセミナー 
2017/12/6 鹿児島 ネイザルケアセミナー ブーツセミナー

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投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰みらいクリニック院長

内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長

1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局

2006年 みらいクリニック(JR博多駅すぐ)開業

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