ゆほびか2018年9月号 最高の快眠術

眠る、睡眠負債という言葉が脚光を浴びています。良い睡眠ができないことが体を徐々に蝕んでいくことから名付けられた言葉です。

うまく表現していますね。

睡眠負債を無くすため、気持ちよく寝たければ舌を鍛えなさい!

そう私は断言します。舌を鍛えるのは、セルフケアで今すぐ実践できることです。

そうあいうべ体操。これまであいうべ体操でいびきが治ったケースをたくさん経験してきました。

今回は、あいうべ体操とセットと言ってもいい睡眠時の口テープのお話しです。

「ゆほびか」2018年9月号で睡眠時の「口テープ」についてコメントを寄せています。

よろしければ紙面をご覧下さい。

人生は睡眠で作られる

私は生活の中でなにはともあれ睡眠、寝ることを一番に考えています。

就寝時間を確実に確保することから生活パターンを考えます。

ですから、翌日が診療日の場合は外食することはまずありませんし、睡眠時間が削られる懇親会なども極力断るようにしています。

睡眠不足のまま仕事をするのは、「酩酊状態(酔っ払い状態)で仕事をするようなもの」なんです。

あなたの主治医がそのような状態で診療をしているとしたらどうでしょうか??

「昨日遅くまで飲んじゃったよ」とか「付き合いで午前様だったよ」なんて状態で診療しているとしたら・・・

もちろん当直勤務や患者さんの急変で睡眠が取れないこともあるでしょう。私も病院勤務の時はそのようなことが度々でした。

急病などは、医師がコントロールできませんが、酒席、付き合いなどはコントロールすることができます。

体調が良い状態で診療を提供したい、だからこそ一刻も早く寝たい、布団に入ります。

当然付き合いは悪くなりますが、プロとして仕事を提供するのですからむしろ当たり前だと思っています(体力が持たないというのもありますが笑)

でも付き合いも大事・・・

とはいっても仕事、付き合いで断ることができないビジネスパーソンもたくさんいらっしゃると思います。自分の都合だけではどうにもならないと。

その点では睡眠を第一に考えられる私の立場はとても恵まれています。

もともとがロングスリーパーなので短時間睡眠、夜更かしと言うことができません。23時以降に就寝するのは一年間の内に数えるくらいしかありません。

女性の患者さん方にお話を伺うと、23時前に寝ている人が少ないことが多いです。

女性は入浴にも時間がかかりますし、仕事の後の家事などがあると「そんな早い時間に寝ることは不可能」という結論になります。

仕事で疲れてかえってきて、少し遅い夕食を済ますと気がつけばうたた寝、それから入浴、明日の準備などをすると24時を回っているという日常を送っている女性は多いと思います。現代生活は、楽になったのか大変になったのか分かりませんね。

全自動洗濯機、ルンバ、食材宅配、衣類クリーニング宅配など本当に便利になりましたが、生活にゆとりが生まれた、空き時間が増えたと実感できませんよね。

短時間で入眠できる方法、少しでもグッスリ眠れるグッズや生活習慣などを知っていると人生がより豊かになりますよ。

おでこ冷やし?

さて、ゆほびか誌に「気持ちよく眠れて不調が消える一分間おでこ冷やし」という記事が載っていました。

ヒトの脳はオーバーヒートしやすいですから、冷やすことは大切ですね。

これは積極的に脳を冷やそうというセルフケアのようです。興味深いですね。

 

頭寒足熱と言うくらいに、頭は冷やして、足先など末梢は温めておくのが健康に良いのですね。

鼻呼吸は脳を冷やす

実は、脳を冷やす一番の方法はそうです「鼻呼吸」鼻呼吸は脳を冷やすのですね。

論文もあるのですが、今回は割愛。

脳のオーバーヒートを防ぐためにもまずは鼻呼吸ですよ。

今回の「おでこ冷やし」ですが、面白い研究があります。

Gallupらによるものですが、おでこにホットパックとコールドパックを当てるとどうなるのかという研究です。

脳を温めるとあくびが増える

おでこをわざとホットパックで温めるとどうなるか。

そうです、あくびが増えるのです。

あくびというのはすると「やる気が無い」「だらけている」と思われがちですが、あくびは脳を冷やす行為。

「起きてなきゃいけない」という真面目な人が行うものなのです。

やる気が無い人はそもそもあくびをせずそのまま眠り込んでしまうはずです笑

おでこにコールドパックを貼った方はあくびが抑制されました。

脳が冷えるとあくびも出ずに脳が明晰な状態を保てますね。

難しい作業をするときなどはコールドパックをしながらだと良いかもしれませんよ

ただやはり冷たいものが良いですから、ただペタリと貼るタイプではこの効果は得られないでしょう。

ある程度冷たくなければダメです。この論文でも4℃のコールドパックを使っています。

寝ているときも鼻呼吸で脳を休めよう

鼻呼吸は脳を効率よく冷やしていきます。

口呼吸だと脳が冷えずに「あくびが増えます」(上記論文より)。

あくびばかりしている人は、口呼吸の可能性がありますよ。

寝ているときも口テープを貼って鼻呼吸を心がけて下さい。

風邪も引かないし喉も渇かない。

いいこと尽くめです。

投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰医師 みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
内科・アレルギー科・リウマチ科
加圧トレーニングスペシャルインストラクター

みらいクリニック(内科・アレルギー科・リウマチ科)
福岡県福岡市博多区博多駅東1-13-31駅東サンシティビル6F
tel : 092-415-2153
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