二日間であいうべ体操 口呼吸を知るコース
2017年7月16.17日二日間に渡って合計12時間のあいうべマスターコースを開催しました。
日本のみならず世界各地ですでにたくさんの方々が口呼吸の弊害、あいうべ体操について広めて下さっています。ありがとうございます。
今回は集中的に勉強しもっとたくさんの方々に口呼吸の弊害を知ってもらってよりいっそう元気な人を増やそうという趣旨で行いました。
東京は五反田に総勢40名を超える方々が全国から集結。医療者だけでなく、一般の方もいらっしゃいます。
予防は誰でも出来る
治療は医者しか出来ない、でも予防は誰でも出来る
そうなんです。日本の法律では病気の治療、診断は医師しか出来ませんが、「予防」は誰がやったって良いんです。
元気になるための方法、秘訣は医師だけが語るものではなく、誰がお話ししたって良いんです。
だから鼻呼吸推進、あいうべ体操!
今回は、私が参加した方々がそれぞれの分野で口呼吸問題の啓発が出来るように資料もお渡しして、すこし深い内容にまで踏み込んだものとしました。
セミナーの資料集はこれくらい分厚いものになりました。
もちろんこれだけで口呼吸問題全てを知ることは出来ませんが(まぁ私も全て知っているわけじゃ無いし、、、)、初学者の方が学ぶには充分な内容でしょう。
これまで私が行ってきた講演スライドを惜しみなく注ぎ込みました。
総重量は、717gでした。フルカラーで、これだけでも価値がある!?
マスターコースの内容は?
さてこの全12時間に及ぶあいうべマスターコースの内容はと言うと・・・
- あいうべ体操・鼻呼吸を促すとなぜ病気が減っていくのか
- あいうべ体操の生まれた背景
- 口呼吸の見分けかた
- 睡眠時無呼吸症候群について
などなど多岐にわたります。参加者は、医療従事者でない方もいますから府会入りしすぎないように注意しました。
これからますます問題になってくるであろう睡眠時無呼吸症候群への対応、口テープの効果的な使用方法、小児への口テープのやり方など実践に即したものも多く取り入れました。
また「あいうべ体操」にはなぜ「えお」がないのか、などこれまで特定の方向けのセミナーではお伝えしたものですが、「息育」を考える、あいうべ体操の口の動きを知るために今回披露。
簡単な運動ですが、その動きや意味を知ろうとすると結構奥深いところ、様々な分野に首を突っ込む必要が出てきます。
終了後は?
セミナー修了後は、お一人ずつ修了書を手渡します。
写真は、岩手県一戸町ぽっぽ歯科の東山院長先生。
私一人で出来ることは限られていますから、たくさんの方々の力を借りてもっともっと元気な人を増やして行きたいと思っています。
そのために、私の知識や経験をどんどん放出していかねばなりません。
知識は、先人が苦労して得てきたものですから、それを次へバトンタッチしていくのは大切な仕事ですね。
終了後、参加者皆さんで記念撮影をしました。
ますますあいうべ体操が広がって行くと思います。
二日間、12時間のセミナーを終えて、参加者の理解度の違いを超えて伝えていく作業はかなり困難を生じました。
私にとっても結構なストレスでしたが、「口呼吸問題」をまだまだ知らずに病気に苦しんでいる人がいることと思うと、そんなことを言ってられません。
どこまで伝えきれたのか、第一回目と言うこともあり反省点も多々ありますが、勇気を持って参加して下さった方々には感謝の言葉しかありません。
ありがとうございます。
第二期(私の直接指導はこれが最後です)は9月17.18日に東京で行われる予定です。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
たくさんのコース修了者が、それぞれの分野で口呼吸の弊害を伝えて、そして元気な人を増やしていく、病気予防に取り組んでいく、そんな動きになればこんなに嬉しいことはありません。
私もまだまだ勉強途中ですから、さらに学んで治療に生かしていきたいと思います。
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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