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膝腰の痛みや姿勢の悪さ、原因は足かも
みらいクリニックの「痛みと姿勢の外来」は、痛む局所にだけの治療ではなく、体の土台つまり症状の原因まで考えた治療に取り組んでいます。
受診された方からよく言われる言葉があります。
「こんなに体を触ってもらったことなかった」
「原因不明と言われて不安だったけど、説明を聞いて安心した」
「他院では様子を見ましょうと言われたけど、悪くなるのじゃないかと恐かった」
などです。
※診療には予約が必要です。お待たせすることはありません。診療費目安は4,000円前後(予約料込 時間20~30分)です。保険証をご持参下さい。
原因のない症状はありません。
たとえば骨折などの外傷ではない痛みの場合、痛んでいる場所意外に原因が見つかることがあります。
これは多くの場合は体がバランスを保とうとして力んでしまい、歪みなどが生じることによります。
体の土台である足・足指を整えることで、痛みがその場で消えたりもしますし、痛みだけでなく、O脚や猫背といったような姿勢の問題が改善します。
人間も建物も土台がしっかりしていないとまっすぐ立つことはできません。
足・足指の機能が落ちる原因は様々で、靴下、ストッキング、靴、姿勢、歩き方などが考えられます。
これは大人だけではなく、小さなお子さんにも当てはまります。
痛みと姿勢の外来では、薬や注射などを出来るだけ使用せず治療を行っていきます。整形外科ならぬ整形内科的な診断、アプローチと言えるかも知れません。
痛みと姿勢の外来で治療をしている病気(一部)
歪みの原因は足指のこともあります
手術前に来院され、症状が改善し手術をしなくて済む方も、杖で来院され帰りには杖を忘れて帰る、そんな方もめずらしくありません。
「ゆびのば体操」という足指の体操を聞いたことがありますか?これまでNHKなどのメディアをはじめとしてたくさんの書籍などでも紹介していただきました。
- 腰痛(変形性腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、繰返すギックリ腰など)
- ひざ痛(変形性膝関節症、半月板損傷、オスグッド病など)
- 股関節(変形性股関節症、先天性股関節脱臼など)
- 足指の変形(外反母趾、内反小趾、浮き指、屈み指・屈指症、寝指、タコ(胼胝)・ウオノメ、巻き爪、モートン病など
- 歩行不全(脳卒中における麻痺、小児麻痺、交通外傷後など)
- 小児(成長痛、オスグッド病、脊柱側弯症など)
- 爪の問題(巻き爪、嵌入爪、爪水虫など)
O脚、X脚、猫背、下肢静脈瘤など姿勢に関することでもお気軽にご相談下さい
当院にはレントゲンなどの設備はありませんので、他院で検査したものがあればご持参下さい。
足指の変形について
「痛みと姿勢の外来」では、足指の機能、形を重要視します。
普段私たちの体を支えている足指の変形について簡単に説明します。
「痛みと姿勢の外来」では、足指の変形、機能回復について詳しく説明しています。
外反母趾(がいはんぼし)
右足の方がよりひどく外反しています
母趾が小趾側に曲がっている状態を表します。自分でチェックしてみて下さい。
本来の母趾は、足の内側の踵から母趾のつけ根を結んだ線上に真っ直ぐ伸びています。
この線と母趾の間に手の人差し指が一本入れば「外反母趾予備軍」、二本入れば「外反母趾」となります。
内反小趾(ないはんしょうし)
赤い点線で示した部分が理想的な小趾の位置です
小趾が母趾側に曲がっている状態を表します。自分でチェックしてみて下さい。
小趾も本来は、足の外側の踵から小趾のつけ根を結んだ線上に真っ直ぐと伸びています。
この線と小趾の間に手の人差し指が一本入れば「内反小趾」となります。
浮き指(うきゆび)
小趾が地面に付いていないことが分かります
足指のどれかが地面に接地していない状態を表します。
本来、全ての足指は地面をしっかりと押さえていますが、姿勢の乱れ、筋力不足などいろいろな原因により浮いてしまいます。
浮き指の場合、足指の付け根にタコや魚の目を併発していることもあります。
寝指(ねゆび)
小趾の爪が地面に対して垂直になっています
あしゆびが横に倒れている状態を表します。
爪が本来の位置である真上を向いておらず、斜め、横向きであれば、寝趾です。
小趾、薬趾に多く見られる変形で、単独での変形は少なく、内反小趾などと併発していることが多いのが特徴です。
屈み指(かがみゆび)
楽に立った状態でも2,3,4趾が屈んでいます
足指が地面に向かって曲がっている、屈んでお辞儀しているような状態を表します。
本来、足指は床に対して平行に真っ直ぐに伸びていますが、体に合わない靴やソックス、筋力不足など、いろいろな原因により屈んでしまいます。
巻き爪
爪クリップやワイヤーを使った治療が代表的ですが、軽度の巻き爪であれば、靴の選び方・はき方、歩き方の改善、ゆびのば体操・ソックスの実践で改善することがあります。また一度改善しても、きちんとその後のケア出来なければすぐに「再発」してしまい、治療を際限なくし続けなければならないという状態になってしまいます。
そうならないためには、巻き爪になった原因を考えて、その対策も立てる必要があります。
初診時 ステープラの針のように爪が曲がっています
実は、歩くことによって爪は従来の形に戻っていきます。痛みなく歩ける状態をサポートするのも私たちの役目です。
ですから歩かなければ爪ワイヤーを使っていても、外したらすぐにもどってしまうのです。
上の写真の方も靴や歩行の改善、ゆびのば体操・ソックスにより爪ワイヤーなど使用することなく半年後にはまっすぐな爪となりました。
母趾の爪改善、2趾の爪は下に良い爪が生えてきて生え替わっているところです
爪も血流を改善すれば、きちんとペディキュアが塗れる爪になったり、爪水虫が薬を使わずに改善したりということがあります。
テーピング治療では、入浴などが不便になります。お困りの際は、「痛みと姿勢の外来」にご相談下さい。
対象の疾患や年齢
O脚・外反母趾・猫背・腰痛(坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど)・膝痛(変形性膝関節症、オスグッド病など)・成長痛・転倒予防・運動能力の低下、下肢静脈瘤、ベイカー嚢腫、変形性股関節症、くる病、脊柱側弯症
などでお悩みの方々が受診しておられます。
その他、靴の選び方や調整、インソール作成(中敷き)も行っております。
歩き出したくらいのお子さんから(ファーストシューズをはくくらいの年齢)からご高齢の方まで様々な疾患、症状を治療しています。
診察・治療方針

歩行姿勢のチェックも行います
みらいクリニック「痛みと姿勢の外来」は予約制です。治療には事前のご予約が必要です。
診療では歩行のチェック、姿勢分析なども行います。
受診時には、動きやすい格好、普段履いている靴などを持参して下さい。
ご自分でできる体のケアを指導します

関節の動きなどを確認しながら痛みの原因を探ります
足・足指の機能は日常生活の様々な原因で容易に悪くなっていきます。そのため生活習慣病とも言えます。
逆に言うと、自分でできる簡単なケアで足の機能を整えることができるということです。
足の指を伸ばして広げる「ゆびのば体操」をご自宅で行っていただき、ご自身の手で体を整える方法をお伝えいたします。
「ゆびのば体操」は外反母趾などの改善、体のバランス、転倒予防などの効果が期待できます。
ゆびのば体操は、小さなお子さんから高齢者の方まで誰でも簡単に取り組むことが出来きる簡単な足指の体操です。
足指が縮こまってしまうと(屈指症)、足指先への血流が悪くなり、それによる痛みやしびれという症状に繋がります。靴や靴下により足指の変形が起こっているかも知れません。そのために、足指を優しくストレッチしていく「ゆびのば体操」をお勧めします。
子どもや高齢者の転倒予防や運動能力の向上のために取り入れている施設も全国に多数ありますし、これまでテレビや雑誌などでも取りあげていただきました。
体を守るための靴選び

靴選びのお手伝い、作成も行っております
私たちの生活の中で靴は非常に大事なものです。
しかし、正しい靴選び、体を守る靴選びができていないために、足・足指の機能が落ちている方がとても多いのが現実です。
また、サイズが合ってい、靴紐がゆるい・・・など履き方を間違っている方も多いです。
お子さまの成長痛などの成長期の問題の多くは、靴が大きな影響を与えていることがあります。
みらいクリニック「痛みと姿勢の外来」ではあなたの体を守るための靴選びの方法もお伝えしております。
パンプスやヒールで足を痛めると考えられる方もいらっしゃると思いますが、サイズ選びが間違っていることがほとんどです。
正しい靴選びを知ることで、おしゃれをしながら体を守ることが出来ます。
診察の流れ
診察時にはあなたの身体の状況を把握するために、必ず問診を行います。
また、身体の変化は時間がかかります。
ご自身で気がつかない変化を記録するために、写真撮影や足底面圧計を取らせていただくこともございます。
問診
初診時だけでなく、2回目以降もしっかりとお話を聞かせていただきます。
あなたの身体のお悩みを教えてください。
- いつ頃からお悩みなのか?
- 困っていること・我慢していること
- あなたの考える原因は?…etc.
一方的ではなく、お互いに納得して目標に向けて進んでいけるように問診を重視しています。
あなたの身体の状態をしっかりと理解するために、できるだけ細かく教えていただけると幸いです。
予約制となっているため、全てのお話をお聞きすることが難しい場合もあります。
写真撮影・足底面圧計
写真や足底面圧計を使って、客観的に身体の変形を確認していきます。
毎日ご自身の身体をみていると、気がつきにくい変化もあります。
記録のために、定期的に撮影をさせていただきます。
身体の調整
痛みと姿勢の外来では、関節の動きや筋肉のバランスを調整させていただいています。
主な手技は下記の通り。
- ゆびのば体操
- 関節運動学的アプローチ
- ストレット
- 操体法
- 運動指導
評価・解説
問診・撮影・調整をおこない、今のあなたの状態をご説明させていただきます。
なぜそのような状態になったのか、それに対する改善策も一緒にお伝えしています。
セルフケア
身体を整えていくためには診察だけでは不十分です。
もちろん、私たちも全力で頑張りますが、大切なのはあなた自身がおこなうセルフケア。
症状や身体の状態によって、お伝えすることは変わります。
あなたにとって一番必要なケアをご提案させていただきます。
診察間隔など
2〜4週間に一度。遠方の場合は、ご相談に応じています。
足の指を伸ばして広げることでその場で痛みがなくなる方もいらっしゃいます。
体は少しの刺激で良くも悪くもなります。
日々のケアがあなたの健康的な毎日を作るのです。
最後に

いつまでも健やかに歩ける体を提供します
元気に生きていくためには、しっかりとした土台づくりが必要です。
足の機能が落ちてしまいバランスを崩してしまうと、姿勢を崩してしまったり痛みが出てしまいます。
足指を整えることで、膝や股関節の手術を回避できた方もいらっしゃいます。
あなたも痛みにアプローチするのではなく、体の土台(原因)へのアプローチをしてみませんか?
ご予約は、お電話でのみ受け付けています。
必ずご予約の上ご来院ください。
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9:30〜13:00 14:30〜18:30
《土曜日》
9:30〜13:00 14:30〜16:30
日曜・月曜・祝祭日は休診日です。


ご予約はお電話でのみ受付092-415-2153診療時間
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