オキシトシンというホルモンを効いたことがあるでしょう。
愛情ホルモンとも言われることがありますね。
壮快10月号で、タッチセラピーで高名な山口創先生(桜美林大学教授)と対談させていただいた模様が掲載されました。
実際の対談は昨年の夏に行われたのですが、1年経って新型コロナウイルスで世界がこんなに変わるとは思っておらず、今回のブログでは時代に即した内容も取り入れながらお届けします。
壮快10月号より
新しい生活様式になりリモートワーク、オンライン授業が増えましたね。そして、長引く自粛生活で人との触れあいも減りました。
2020年の4,5月を思い出すと、慣れない作業に四苦八苦しながら、先の見通せない状況にすこし悲観的になっていました。もちろんいまでもそのような状態になっている人も多いと思います。しかし、もう完全に元の状態に戻ることは不可能です。
在りし日を偲んで「昔は良かった」なんて感傷にふけることくらいしか出来ません。となると時代の変化に私たちが合わせていかねばなりません。
リモートワーク、オンラインでの作業が増えるとまず問題となるのは「動かない」「じっとしている」ことです。そしてPC作業が多い人は、一点をずっと見つめてしまうことも。
さらにマスク生活がこれに拍車をかけます。マスクで苦しくて口呼吸になってしまう。そうなると感情変化などを司る前頭前野の動きが悪くなってしまって、イライラ、プンプンなど理性をうまくコントロールできなくなってしまう可能性があります。
そんな時に大切なのが「オキシトシン」です。上記したように「愛情ホルモン」とか「信頼ホルモン」と呼ばれることもあります。
私が医学生時代には、オキシトシンは子宮収縮や乳汁分泌(おっぱいが出る)作用のあるホルモンです、くらいにしか学ばなかったのですが、近年オキシトシンの重要性を示す様々な研究が報告されています。
イライラしがちなリモート生活、自粛生活に穏やかな気持ちをもたらしてくれるのがオキシトシンだとすると、ぜひ増やしたいですよね!
それを増やすのがタッチセラピーです。そしてこれが壮快10月号の「あいうべ先生が行く新時代の医学」の対談テーマです。
書店でみ付けたらぜひ手に取って下さい。
リモートの時代で人との触れあいが減ったからこそタッチセラピーです。詳しくは本文を読んでいただきたいのですが、とても興味深いのは誰が他の人やものにタッチする、なでるなんてしたときに、なでてあげた方のオキシトシンも上昇するんです
皆さんも経験ありませんか?ペットやお気に入りのグッズをなでているときの「愛おしさ」、それこそがオキシトシンのなせる技。
癒される~~~と表現しても良いかもしれませんね。山口先生貴重なお話しをありがとうございました!
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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