二つの足指のばしの違いを医師が解説
こんにちは、みらいクリニックの今井一彰です。
今日は二つのゆびのば体操について、ちょっと解説をしたいと思います。
手の指とか足の指は、もともと私たちはお猿さんなので、楽にしてると手のひら、足の裏側に曲がるんですね
例えば、赤ちゃんでも何かを握らせると、ぎゅっと掴むような反射が起こるんです。
これは足の指も同じで、お猿さんだったことの名残は、お猿さんだった頃の名残なんですね。
ですから、足の指も曲がるようになっています
なので、何かあると掴もうとする
足の指も何かあるとギュッと掴もうとする反射が起こってしまって屈んでしまうわけですね
それを伸ばしていくというのが足指のばしなのです。
手の指であれば 私たちは自由に動かしてます
ところが 足の指だとストッキングとか靴の中で足の指が自由に動かないっていう状態がありますから それを伸ばしていって 足本来の機能を高めようというのが、ゆびのば体操の趣旨 なわけです
で、2つのやり方というのを実践でお伝えします。
まず、手の指と足の指を合わせていきます。足指を包み込むように手の指を 上からかぶせていって、足指の根元には隙間が開くようにして
軽く 卵をつかむように優しくして足指をそらしたり伸ばしたりしていきます。
ここで気がつくと思いますよね。足の小指が残ってしまっています。
受診する患者さんは内反小趾の人が多いと言うか、ほとんどなんです
内反小趾でない人を探すことの方がずっと難しいです
とくに、膝が痛いとか 股関節が悪いとかO脚・がに股という人は内反小趾なんです
内反小趾 という言葉を初めて聞く方いらっしゃると思いますけど 医学の教科書でも、 詳しく載ってることはないですね
外反母趾についてはかなり詳しく載ってて手術などもあるんですけれども、内反小趾について詳しく解説したの本というのは本当に少ないと言うか ほとんどありません。
ではこの内反小趾、小指が中に入ってる状態をどういう風にするのかといって考えたのが バージョン2といってもいいかもしれませんが、この書籍「足指のばし」で紹介したゆびのば体操なんです。
手の親指と人差し指で足の親指を挟みましたが、これをずらして 足の親指と人差し指の間に手の親指を入れてください
そして手と足の指を合わせてください
軽く握って、反らしていきます
そうすると小指の方まで広がって、反らして行かれているのがおわかりだと思います
そして、伸ばしていく反らしていく伸ばしていく
特に 内反小指が気になる方は こういう風にしていただいて
親指と人差し指の間に手の親指を入れるという風にやってみて下さい
(足腰が20歳若返る足指のばし「ゆびのば」かんき出版より)
この書籍「足指のばし」でもその方法を紹介しております
反らす方に1,2,3,4,5秒
伸ばす方に1,2,3,4,5秒
どうしてもまた 足の親指が気になる方は5回していただいた後に指をずらして 1,2,3,4,5秒という風にやっていただいても構いません
もちろん右脚も同様にやっていただければと思います。
この2つのゆびのば体操について、今日は解説をしてみました
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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