末広がり型と開張足について

「足腰が20歳若返る、足指のばし」を発売しました。ありがたいことに全国でよく売れているようです。

ロコモティブシンドロームを聞いたことがありますか、運動器症候群といって歩行などの移動能力が衰えてしまっている状態です。

最近では、介護状態の手前のすこし弱った体を意味する言葉として「フレイル」という用語も使われるようになりました。

まさにこの「足指のばし~ゆびのば~」はフレイルから抜け出すための足指体操なんです。

アマゾンの電子書籍Kindleでは、無料お試し版もありますのでぜひご覧になって下さい。

 

これまで足指についての書籍の監修をしてきましたが、今回の「足指のばし」の特長は二つ。

  • 小趾の大切さ、内反小趾の弊害
  • 新しい三つの足型

これを伝えることです。

ヒトの足は、生まれたばかりの赤ちゃんや裸足で過ごす人々に見られる扇形の「末広がり」、現代人のほぼ全員と言ってもいいくらいに認められる「三角型」(内反小趾」、そして危険状態を示す「棺桶型」(外反母趾と内反小趾)の3つに分けられます。

どうしてこれが大切な分け方なのかというと、「生活習慣病」だからなのです。

靴や靴下といった現代では余りにも当たり前の生活習慣によって足指が変形させられていくんです。

生まれつき棺桶型ということはないのです。生活習慣ということは、予防もできるし、解決策も有ると言うことです。

開張足は理想の「末広がり型」か?

たとえば下の足を見て下さい。

これは棺桶型だろうとパッとみても分かりますね。

実際に両方の膝痛で受診された方のものです。

では、こちらはどうでしょうか。

外反母趾はありそうだけどそれほどひどくないし、足先が細くなっていると言うこともない。

小趾の内反もひどくなさそうだと感じた方もいるかも知れません。

これは「棺桶型」に分類されます。そして「開張足」という足指の変形も併発しています。

上の写真でも開張足になっています。

末広がり過ぎるのも問題

前足部が扇形よりも「広がりすぎ」ると「開張足」という状態になります。

足にある三つのアーチのなかの、前方アーチが崩れてしまっている状態。

下図に示します。母趾から小趾までキレイな弧を描く(アーチ)が、広がりすぎてしまっています。

ここまで広がると今度は、足を支えることができなくなってしまいます。

これが開張足です。

何事も「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」で、広がれば広がるほど言い訳ではありません。

ですから、開張足の方が「ゆびのば体操」をぎゅーっと強くやり過ぎるとこのアーチの崩れを助長させてしまう恐れがあります。

「ゆびのば体操」は、ゆっくりそして優しくが基本なのはそういう意味もあります。

指の骨と指の骨の間には、筋肉や靱帯があります。これらがアーチを形作るのですが、靱帯が伸びてしまうと縮めることができません。

開張足になると疲れや、足裏の痛み、モートン病といった症状、病気になってしまうことがあります。

開張足は、足裏のタコで判断する

では、末広がり型と開張足はどうやって判断するかというと、一番分かりやすいのは「胝(タコ)」があるかどうかです。

末広がり型では、足裏はふかふかしてタコ、魚の目はありません。

開張足では、典型的なものは、2,3番目の足裏に縦に胝ができます。

下の写真では、2趾のしたに細長いタコができています。

これはアーチが崩れてしまってその部分が地面に当たって擦れてしまっている証拠です。

開張足では、足指を広げすぎるようなことは「靱帯を伸ばしきってしまう」ことに繋がりますから控えた方がいいでしょう

また「幅広い靴も厳禁」

開張足の人が靴選びの時に、痛くなるのが嫌で幅広の靴を選ぶことがあるのですが、これも辞めた方がいいです。

むしろ少し狭い靴(広がる前のもともとの足型は細かったのですから)を選んで、靴の幅で足が外に広がりすぎるのをカバーすることをオススメします。

幅広ばかりをはいていると、そのうちどんどん足幅が広がって他の靴が一切履けなくなってしまう危険性があります。

一見すると「末広がり型」に見える「開張足」は、足のアーチの崩れから起こります。

ゆびのば体操の時は、足指を横方向に広げすぎないように注意して行って下さい。

一度伸びてしまった靱帯を縮めることはできませんから、「予防」「ならないようにすること」が大切です。

ひどくしないためには「ゆびのばソックス」やそれまでとは違ってすこし「幅の狭い靴」の着用をオススメします。

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投稿者プロフィール

今井 一彰
今井 一彰医師 みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医・NPO法人日本病巣疾患研究会副理事長
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
内科・アレルギー科・リウマチ科
加圧トレーニングスペシャルインストラクター

みらいクリニック(内科・アレルギー科・リウマチ科)
福岡県福岡市博多区博多駅東1-13-31駅東サンシティビル6F
tel : 092-415-2153
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