ストレートネックとは?
みらいクリック「痛みと姿勢の外来」担当の石田です。
今日はストレートネックの対策を足から考えてみたいと思います(痛みと姿勢の外来では、これまでのフットケアセンターの機能も担っています)。
最近、ストレートネックの方が増えていますよね。
「スマホ病」とも言われるようで、スマホやパソコンを長時間使うことが原因のようです。
主な症状は・・・
- 頭痛
- 肩こり、首こり
- 頚椎症、椎間板症
- めまい、ふらつき感
- 手のしびれ
- 逆流性食道炎、吐き気
- 自律神経失調症、うつ
などです。
上記の症状に当てはまってしまった方は
ストレートネックを作る筋肉
ストレートネックの方の多くが、下図の「胸鎖乳突筋」という筋肉が硬くなっていることが多いです。
絶対にココ!ってわけではないですけどね。
図のように、頚椎はすこし前弯(前に凸型になっている)のですが、このくびれが無くなり、真っ直ぐなってしまったのがストレートネック。
すこし前弯することにより、クッションのような役割を果たし衝撃を吸収することが出来ます。
これが真っ直ぐなってしまうとドスンと衝撃が吸収できず上に挙げたような症状(肩凝りやめまい、吐き気など)が出てしまいます。
弯曲がなく、まっすぐしている(ストレート)首(ネック)だから、ストレートネックと言うんですね。
では、なぜ胸鎖乳突筋が硬くなってしまうのか・・・?
これも上記のとおり。
最近では「スマホ」が一番の原因になっていると思います。
小さな子供ですらスマホやゲーム機を触ってますもんね。
まさに、ストレートネックの英才教育です。
パソコンでの作業なんかも原因として挙げられると思います。
作業に集中すると、猫背になって画面をのぞきこんでしまいますよね^^;
そういう小さなことの積み重ねで「ストレートネック」は発症してしまいます。
足を調えると、首が回る
足(土台)を調えると姿勢が変わる!
痛みと姿勢の外来(旧フットケアセンター)では、患者様にそうお伝えしています。
初めて聞く患者様は、とても不思議そうにされます。
「足」と「姿勢」って繋がりがあるようには思えないですよね。
が、実はとっても簡単なことです(^^)
バラバラに見えても、全身の筋肉は繋がっています。
頭のてっぺんから、つま先まで。
だから、足を調えるだけでも全身に影響が現れるんです。
もちろん、逆もしかりですよ!
詳しくは今月の18日に開催される「ゆびのば体操インストラクターセミナー:上級」にてお伝えします。
ということで、ストレートネックを足から考えてみたいと思います。
僕の経験から言うと、「胸鎖乳突筋」は「母趾(足の親指)」の影響を受けています。
特に、母趾が浮き趾になると「胸鎖乳突筋」の動きが悪くなってしまいます。
詳しくは動画にて!
どうですか?
胸鎖乳突筋をつまんだ時のリアクションの差、わかりましたか?
マッサージ後は筋肉が緩んで、首が軽くなります♪
動画内でご紹介したマッサージは、下図の赤い部分を優しく揉んであげましょう。
時間は10~20秒を目安に行います。
マッサージを行う前に首の回りをチェックしておくと効果が分かりやすいですよ!
足指を見直そう
一日中カラダを支え続け、行きたいところに連れて行ってくれるのはあなたの「足」です。
動画でもあったように、たった少しの刺激でカラダは良くも悪くもなります。
ご自分のために、周りの方のために、ケア(予防)を習慣づけましょう!
今回は「ストレートネック」について書きましたが、患部だけに目を向けず土台からのアプローチをしてみましょう!
動画で紹介したマッサージが難しければ、「ゆびのば体操」だけでも効果があります。
「知って」いるだけではなくて、「やって」みてください(^^♪
まずは自分でやってみて、効果を実感してみてください。
そして、周りで困っている人に予防の重要性を教えてあげてください。
「あいうべ」「ゆびのば」はいつでも、どこでも、誰でもできる健康づくりです。
この様な内容に加えて、より専門的な内容、ゆびのば体操の実際などを「ゆびのばセミナー」ではお伝えしています。
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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