子ども足指は変形して曲がってても大丈夫?治療は必要ない?

こんにちは!
「足指」から健康と運動をかんがえるトレーナー、石田です。

先日「子どもの屈み指や内反小趾は、ありふれた変形でほぼ治療は必要ない」という記事を目にしました。
ちょっと驚いてしまいました。

もちろん小さな子どもの、ちょっとした足指の変形。
痛みや困った症状が、すぐに出るわけではありません。
たしかに、治療というと大げさなのかもしれません…
症状がないから経過観察と言われることもあると思いますが…
でも、一人の親としては今すぐ何とかしたいんですよ!
大事なわが子に痛い想いをして欲しくないですからね^^;

今日は私と同じように今すぐに何とかしたい!という親御さんのためにブログを書いていきます。
私が息子のために毎日やっているセルフケア、ぜひお試しください。

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もっと早くに知りたかった

小さな子どもの足指、ギュッて曲がっていませんか?

皆さん、牛乳パックをキレイに開けられますか?
いや、多くの方はキレイに開けられると思うんですよ。
でも、私はホントに苦手。
どうやっても注ぎ口がボロボロになってしまうんですね。
あーでもないこーでもない…とイロイロ試しましたが改善せず。
そこで妻に相談すると「一回開いて、逆から押すとキレイに開くよ?」と言われました。
いや、そんな簡単なことでキレイに空くはずがな…空いた!
だまされたと思ってアドバイス通りにやってみると、キレイに開けれるように^^
いやー…もっと早くに知りたかった^^;
皆さんも上記のような「もっと早くに知りたかった…」って経験ありませんか?

痛みと姿勢の外来の経験からいうと、足・足指も同じようなものかなぁと感じています
多くの方が、ご自身の足指の変形に気がついていません。
普段何気なく履いている靴下や靴、歩き方…etc.
私たちの足・足指は、いろいろな原因で変形していきます。

子ども足指は曲がってても大丈夫?

生後3日目の子どもの足指

産まれた時は上図の様な末広がりの足をしていたのに、歩きだしたら指が曲がってきた…。
その変形はそのまま観察をしていけば改善すると思いますか?
また下図のように、歩き出しても足指がピーンと伸びたままのお子さんもいますよね?
この2つの違いはなんでしょうか?
私は足指の変形が起こる原因を知っているかどうか…だと思います。
それこそ「もっと早くに知りたかった…」ってよく言われます。

坂道でも足指はピーンと伸びています

子どもの足指が曲がっていても、経過観察で良いのか?
私は医師ではないので、答えはわかりません。
小さなお子さんの場合は、すぐに痛みを訴えるわけでもないです。
痛みと姿勢の外来に、ご相談に来られるお子さん達で考えても、痛みがあるケースはごく稀です。
ですが、気がつかないうちに、少しづつカラダに負担がかかっていることがあります。
そして、急に痛みとして顔を出すことがあります。

私は痛みと姿勢の外来だけでなく、私生活でもその急な痛みを経験したことがあります。
(詳しくは下記リンクへ)
たまたまだ!と言われれば、それまでですが…
急な痛みが出るかもしれないサインをそのまま観察しますか?
僕だったら…息子が痛みが出るまで待つという選択肢は無いです。
何とかしてあげたい…と思うのが親心ではないでしょうか?

【外反母趾予防】靴(スニーカー)は「縦幅」ではなく「横幅」で選ぶこと【ワイズ】

リスクは小さく、可能性は大きく

ここからはポジティブな話題に変えましょう。
足指を変形させないことは、じつは子どもの運動神経の発達にも役立ちます!
その子の持っている運動神経を、ただしく発揮させることができますからね。
足指が変形してしまうと、それだけで損をしてしまうわけです。
痛みと姿勢の外来を受診してくれているお子さんの中には、

Aさん
走るのが苦手だったけど、運動会のかけっこで1番になったよ!

と報告してくれるお子さんもいらっしゃいます。
私はトレーナーですが、息子が運動をしてもしなくても、どちらでも良いと考えています。
でも、もし何かを始めるのなら、ケガなく楽しんでもらいたい。
本気でやるのであれば、世界で戦えるような選手になってほしいとも考えています。

その為にも、足指が使えないとスポーツスキル(技術)の前に、フィジカル(肉体)で差がついてしまいます。
誤解なきよう書いておきますが…
足指が伸びていれば、大谷翔平選手、八村塁選手、三苫薫選手…etc.
絶対に世界のトップランクの選手になれるというわけではありません。
でも、そうなるための第一歩として息子の足指をケアしてます。

運動と足指の関係については、下記のブログへ。

【子どもの運動能力低下】かかとが倒れていませんか?【靴の弊害】

わが子のためのセルフケア

以前も書いたのですが…
息子が生まれてから今までずっと続けている足指のケアは「ただしい靴の取り扱い」です。
これに関しては、足の骨が出来上がる年齢まで続けます。
一般的に、足の骨は18歳で完成するそうです。
なので、高校を卒業するまでは続けます。
(詳しくは下記ブロブ)

筋肉マニアが伝える姿勢学!フットコーディネーションセミナー応用&上級コース【6/5開催】

これ以外のことと言えば、とにかく足裏にいろいろな刺激を入れるように意識しています。
下記のブログに書いてありますが、芝生や砂場の上で裸足で遊んだり。
足裏をくすぐったり、つねったり、たたいたり、つねったり…etc.
スキンシップの1つとして、これも今でもやってます。

【潔癖症?】砂場遊びが嫌いな子どもが増えている?原因は原始反射かもしれません?

あとは靴下ですね。
普段は幼稚園に行っているので、普通のチューブソックスを履いています。
ですが、靴下で足指を圧迫しないように、かなり大きめのソックス。
休日のお出かけは、1歳8カ月からゆびのばソックスを履いてます。
これも詳しくは、下記ブログへ。

1歳8ヶ月でも履ける!「ゆびのばキッズ」で子どもの足を守りたい

私がやっているケアをまとめると下記の3つ。

  1. 靴の取り扱い
  2. 足裏を刺激する
  3. ゆびのばソックス

いかがでしょうか?
とくに難しいことはやっていないと思います。
冒頭で書きましたが、「知っている」か「知らない」かの差だと思います。
一度知れば、ご自身だけでなくお子さんの健康を守ることができます。
お子さんの足指の変形が気になる方は、ぜひやってみてください。

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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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