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外出先で子どもが歩かない?!それ、足指に原因があるかもしれません

こんにちは!
足指から健康と運動を考えるトレーナー、石田力です。
子どもが元気に走りまわる姿をみていると、私まで元気をもらえます。

先月末に、息子が通っている保育園で「足育講演」を行いました。
ご参加いただいた方から「外出先で子どもがなかなか歩かない…」とご相談をいただきました。
痛みと姿勢の外来でも、同じようなご相談をいただくことが多々あります。
その原因が、足指に隠れていることがほとんどです。

今日は子どもが子どもらしく、元気に走りまわれるセルフケアを書いていきます。
うちの子もあまり歩かないな…」と気になる方は、ぜひ最後までお付き合いください。
足指の診察をご希望の方は、下記より簡単にご予約いただけます。

ハイハイしたことがない子どもが増えている

7月に読んだ本「ルポ スマホ育児が子どもを壊す」に、衝撃的な内容が書かれていました。
スムーズに歩くことができない園児が増えているそうです。
外来でも、子どもさんの歩行について相談をいただくこともあります。
なぜスムーズに歩けない子どもが増えているのか?
本の中では、ハイハイが少なくなってきていることが原因であると書いてありました。

ハイハイについては、私もブログで描いたことがあります。
赤ちゃんは、ハイハイをすることでカラダの使い方を学習します。

  • 目線を高くする
  • 腕でカラダを支える
  • 体幹でバランスをとる
  • 足指で推進力を得る

ハイハイをすることで、上記のようなトレーニングをしているわけです。
その結果として、スムーズに歩くことができるようになっていきます。
その大事なハイハイをする機会が減っているということは、歩く土台が作られていないということです。
今回のテーマである「元気に走りまわれる子ども」への第一歩はハイハイをすること。

ママ
でも、うちの子どもはもう5歳だし…。今さらハイハイなんてしないわし、もう手遅れなの?

という声が聞こえてきそうですが、ご安心ください。
何歳になってからでも、ケアをすればカラダは変わっていきます。
ハイハイについては、下記のブログに詳しく書いております。
ぜひ、ご確認ください。

赤ちゃんの足指トレーニング&ママのスタイルアップとしての「ハイハイ」

なぜ歩きたがらないのか?

小さな頃にハイハイの機会が少なくなってしまうと、当然ながら足指の筋肉が弱くなってしまいます。
足指の筋肉が弱いままだと、歩くときの「ショック吸収」や「推進力」が低下してしまいます。
この状態で歩き続けると、大人でもキツイです。
またキツイだけでなく、膝痛・腰痛、むくみ、冷え、姿勢の問題などに繋がることも。
カラダが出来上がっている大人ですらキツイんです。
まだ筋肉や骨ができあがっていない子どもであれば、もっとキツイはずですよね。
だた幸い…?なことに、子どもの筋肉や骨は柔らかいからこそ、痛みを感じづらいと言われています。
とくに足は半分ほどが軟骨なので、足の痛みを訴える子どもはあまりいません。
しかし、ふくらはぎや膝、股関節、腰などに痛みを訴えます。
痛みを訴えて病院を受診したとしても、多くの場合「成長痛」と言われます。
そして、ほとんどの場合「経過観察」としか言われません…。

わたし自身が中学生の頃に成長痛で苦しんだからこそ、痛みを訴えて外来に来られる子どもさんを放っておけません。
1分でも、1秒でも早く元気に、そして笑顔になってもらいたいんです。
そのために、私は足指を伸ばして、靴のサイズ合わせ、履き方の指導を行っています。
子どもが子どもらしく、元気に走りまわれるためには、足指の筋力が必須です。
足指だけで?!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが…。
私はこの9年間で「足指を伸ばしただけで元気に走れるようになった子どもさん」を多く経験しております。

子どもを苦しめる成長痛の対処法 オスグッド病

痛みを上手く伝えることができずに「歩きたくない」「抱っこして」と表現していることもあります。
もちろん…子どもなので、甘えたいだけかもしれません。
甘えているだけであれば安心なのですが。
お出かけ先で急に泣き出して歩けなくなる…なんてこともあります。
下記ブログに書いた甥っ子のように、靴を変えただけで泣き顔からニコニコ笑顔に変わります。

【外反母趾予防】靴(スニーカー)は「縦幅」ではなく「横幅」で選ぶこと【ワイズ】

足の成長を守るためには?

子どもが子どもらしく、元気に走りまわれるためには、足指の筋力が必須と書きました。
そのためには、まずはシッカリとハイハイをさせること。
成長速度には、個人差がかなりあります。
周りの子はもう歩いているのに…なんて焦らないでください。
カラダの機能がととのえば、おのずと立って歩くようになりますから。
ムリに練習させることはオススメしません。

そして、すでに歩いているお子さんの場合。
歩くときには「靴下」と「靴」を履きますよね?
わたし達の足指が変形する原因として、考えられるのが「靴下」と「靴」なんです。
わたしが苦しんだ成長痛を息子に経験させないために、息子にもゆびのばソックスを履かせています。
保育園に通っているときは、普通のソックスを履いております。
※足指が圧迫されないように、オーバーサイズで。
2歳からゆびのばソックスデビューした息子ですが、現在5歳。
足指は産まれたときと同じように、ピーンと伸びて広がっています。
現代社会において、靴下を履かない生活って難しいですよね?
靴も同じくですが…
使わないといけないものだからこそ、カラダにとって正しい道具を選ぶ。
これが一番のセルフケアだと考えています。
あなたの履いているソックス。
そして、大切な子どもさん、ご家族が履いている「靴下」「靴」は、あなたのカラダを守ってくれていますか?
それとも、壊していますか?
わたしは大切な息子を守るためのセルフケアとして、ゆびのばソックスを履かせています。

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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