腓骨骨折・術後5ヶ月で福岡マラソンに挑戦した結果、、、

腓骨骨折、術後5ヶ月の女性が、福岡マラソンに挑戦!!その結果は??

フレイル外来トレーナーの助供です。

スケトモ
元自衛官です!とお話しても、いつも信じてもらえません。笑

今回は、骨折の手術をして間もない方がフルマラソンに挑戦したお話しをお伝えいたします。

たまたま出会ったので撮らせていただきました

2017/11/16日は月に2度、フレイル教室を担当させていただいている西新ぷらっとステーションにいってまいりました。

教室を始めて、5ヶ月ほどでしょうか。参加される方々の健康意識の高さと足育への取り組みに、毎回嬉しさがこみ上げます。

この日は西新商店街でパレードが開催されておりました。地元の西南学院?の学生の方々でしょうか。歩いている方々にお話を伺うと100周年を記念してのパレードだそうです。

教室中も目の前を行進、その度に、

彼女
この人、ペタペタ歩いている。
かかとから歩いている!
彼女
この靴は足に悪そう、、、
彼女
紐が緩くなっているんじゃないかな??

なんて会話で盛り上がります。

今回の教室はより実践的でしたね♪今回もご参加いただきありがとうございました(*^_^*)

今週末は、福岡市早良区のレジアス百道にて、フレイル・運動教室が開催され、その教室を担当させていただきます。今からでもご予約可能です。

フレイルについて興味がある。

足や歩くことについて知りたい。

といった興味をお持ちの方にはオススメです♪参加心よりお待ちしております。

予約はこちら

福岡マラソン出場が決まっていたのに・・・骨折

マラソンの大きな大会になると出場枠が抽選と言うことが珍しくなくなりましたね。東京マラソンなんて10倍超えるそうです。福岡マラソンも3.5倍くらいあるそうです。

応募してもなかなか当選しないから、当選したら「頑張るぞ~~~」と意気込みもひとしおになりますよね。

でも、当選が決まった直後に骨折してしまったとしたら・・・


この度のフレイル教室の帰り道に、見覚えのある顔に目がとまりました。

フレイル外来のパーソナル・スポーツリハビリにきていただいているK様と偶然の再会。私が凝視していたのが、誰だろう、こっちをすごく見てくる。なんて思わせちゃいました。K様ごめんなさい。笑

それよりなにより、私が気になっていたのが、K様の

福岡マラソンの結果。

6月に腓骨を骨折し、少し走っても痛みがあるK様が5ヶ月後にマラソンに参加した結果はどうだったのでしょうか!!

今年の6月に転倒により腓骨を骨折

その前にトレーニングの経過を説明いたします。

みらいクリニックのフレイル外来を受診なさったのはこういう理由でした。

K様
マラソンを走れるようになりたい!!
スケトモ
わかりました!僕に体の使い方を見せていただけませんか??

こうやってフレイル外来のスポーツリハビリが始まったのが2017の7月の終わり。まだ松葉杖をついていらっしゃいました。

そして骨折した周辺はまだかなり腫れていました。それに比べて太もも周りの筋肉はそげ落ちていてK様本人もそのことを心配していました。

今井院長とリハビリ、トレーニングの進め方を相談させていただきながら、週に1回、30分のペースで行っていきました。

まだ荷重をかけるのさえもダメな状態でした。そんな状態でもフレイル外来ではバッチリトレーニングが出来るんです!

K様のレントゲン写真 腓骨が折れています

写真の右側が骨折直後です。ポッキリと折れているのが確認できますね。見るからに痛々しいです。

左側はボルトを入れた手術後の写真です。(ご本人様よりちょうだいした画像です)

K様は転倒によって腓骨を骨折していますが、普段からこの腓骨側に重心がかかっている方は多いです。

本来の重心は大きな骨の脛骨(けいこつ)にあると考えています。ふくらはぎのむくみや疲労感がある方には、腓骨近辺の筋肉が関係していることも。

今回の福岡マラソン出場のためのトレーニングは主に

  • 加圧トレーニング
  • 体のコンディショニング
  • 体幹トレーニング(骨盤と上半身を連動させるエクササイズ)

を取り組みました。骨折をしていても加圧トレーニングは充分に負荷をかけることが出来ますし、筋肉肥大を起こすことが出来ます。

実は、骨折や腱断裂手術後なんて状態に最適なのが加圧トレーニングなんですね。骨折していても筋肉肥大が起こるってスゴイですよね。

パーソナルトレーニングスタート

もともと走るのが好きだったK様。目標は、

  • 走れる体にいちはやく戻りたい。
  • 来年の2月に行われるマラソン(愛媛)を完走するために、福岡マラソンは10キロ走られたらベスト

そのために、何ができるのか。今井院長と方針を考えながら、最初の2ヶ月ほどは、血流の促進、乳酸域値のアップを目的に、加圧トレーニングのプーリングを実施。その後は全身のストレッチ。

ほんの数回で劇的に骨折周辺のむくみが取れたのは、ご本人がとても驚いて喜んでくれました。

2ヶ月以降は荷重、体重をかけても痛みと違和感も取れたため、本格的にカラダを使うトレーニングを行いました。

初期は動的な動作、体を動かしながら、K様の体の癖や機能を見るために、スクワットをおこなってみたところ、、、、

ぜんぜんしゃがめない。

足首の手術の痕が痛々しいです

これ以上しゃがむと股関節と骨折箇所に、違和感と痛みが発生。

ひとつの怪我をきっかけに体はあっという間に弱ってしまう恐ろしさを改めて実感いたしました。

入院期間は4日間ですよ??まさにフレイル、

もともと運動が得意で、大好きなK様もすごく悔しそうでしたが、お互いここで、火がつきました。やってやろう!!絶対良くなろう!!と。

痛みとの戦い

マラソンを走る為には、やっぱり「走る」ことが1番だと思うのですが、少し走るとまだ痛い状態。

でも大丈夫、走らなくてもマラソンのトレーニングは出来ます

まずは体を整えることに多く時間を費やしました。

例えば、肩まわりの機能。

少し左肩が、上に上がっているのが確認できるでしょうか?

この状態で、走る際に、腕を振ることを考えると、偏りが出そうではないですか??

体のバランスを確認してみたところ、やはり、下半身にまで悪い影響(不安定性)が出ていました。

その後、この鎖骨・肩甲骨・胸周り(胸郭)をのコンディショニングを行ったところ、安定性と全身の連動性があがりました。

こうした、体の偏りや癖などを走る時に、悪い要素を取り除きながら、トレーニングを続けていきました。

完璧に痛みがない、という状態は福岡マラソン当日のぎりぎりまでわからず不安な状態でした。それでも少しづつ距離が長く走られるようになっていきました。

K様の努力は想像付かないほどのことだったと思います。スクワットも

この写真のように、次第に機能的にしゃがめるようになってきました。

7月終わりから始めて、約4ヶ月トレーニングを続けました。

はっきりとあった左右の筋肉差も徐々に改善してきました。


当日の福岡マラソンの結果は

25キロ走破!!すごい!!!!!

10km走ることが目標だったのにその2.5倍の距離を走り込むことが出来ました。それも骨折、松葉杖状態から4ヶ月で達成です。

K様の感想は、

K様
当日は、凄く楽しかった。25キロ通過。その後にリタイア。25キロの時間制限にギリギリ間に合った。しかし、リタイアなので悔しくて泣きました。

痛みはいっさいなく、楽しく走れたとのことでした

目標の10キロをはるかに凌ぐ記録で私もビックリしました。

これからは来年の2月に行われる愛媛マラソンに向けて、頑張っていきましょう!(^^)!

あなたの自分磨きに協力させてください

今回はリハビリに奮闘するK様を紹介させていただきました。

骨折や怪我をきっかけに体が悪くなったり、痛みを繰り返してしまうようなことでお悩みがありましたら、ぜひ一度でも私に見させてください。

諦めるまえに、ぜひ。受診前後に医師への相談もできますので、安心して参加できるかと思います。

またフレイル外来では、ロコモ・フレイル予防のため、運動施設を設けご来院される方々に、運動を提供しております。

患者様の主訴、悩みは様々です。腰痛や変形性膝関節症、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)生活習慣病などのお悩み、その他にも、

  • ダイエット
  • シェイプアップ
  • スポーツパフォーマンス向上など

幅広く対応しております。

あなたの自分磨きの為のカラダづくりフレイルを解決するお手伝いをさせてください!!お待ちしております。

以上で終わります。ありがとうございました。

ゆびのば体操セミナーお知らせ

靴や靴ひもについて専門的に学びたい方のために、ゆびのばセミナー(上記の内容は応用編)を全国で開催しています。 2018年の開催予定は下記から。

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2017年12月23日 福岡でスポーツ歯科、足指・足育セミナーを開催します。

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ご予約は、お電話でのみ受け付けています。
必ずご予約の上ご来院ください。

《火曜日〜金曜日》
9:30〜13:00  14:30〜18:30
《土曜日》
9:30〜13:00  14:30〜16:30
日曜・月曜・祝祭日は休診日です。
休診
午後休診ほか
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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