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子どもも親も苦しめる成長痛
開けましておめでとうございます。2018もどうぞよろしくお願いします。痛みと姿勢の外来担当の石田です。
みらいクリニックの痛みと姿勢の外来を受診される子供さんが長期休みの時は増えますね。
子ども好きな私としては、非常にツラいことです。
子どもは病院にいるより、元気に遊んでいる姿が似合いますよね。保護者の方としてもとてもつらい状態だと思います。
痛みに悩む子供が一人でも少なくなるように、これからも「足育」分野の情報を発信していきたいと思います。
私もスポーツ傷害で悩んでいました
じつは、成長痛には私自身かなり悩まされました…。本当につらい時期を過ごしました。
だからこそ「成長痛」やスポーツ傷害で、痛みのために体を動かせないことのつらさが良く分かるんです。
以前ブログにも書きましたが、成長痛は原因不明なんかではありません。
(気になる方は下記のリンクを参考になさって下さい。(^^♪)
ほんとうに、少しのことで痛みを解消することができます。私たちの仕事は、そのことをきちっと指摘出来るかどうか難です。
そして、子どもさんが痛みに悩む前に、お父さんお母さんなど保護者にもにできることがあります!
成長痛などでお困りでしたら、最後までお付き合いください。
苦しむ前に足指を観る・診る
姿勢の悪さと、足首の痛みで受診に来てくれたA君。
バスケットボールの練習を頑張っているんですが、小趾の痛みでうまく動けないと悩んでいました。
私もバスケットボールをプレーしているので、とても他人事じゃありませんでした^^;
痛みの原因はどこにあるのか、探っていきます。
ということで、A君の靴を見せてもらいました。
靴を診断する
痛みと姿勢の外来では、傷む場所ももちろんですが、その原因となったことを細かく追求していきます。
今井院長による体の診察はもちろんですが、石田の方では足下に着目してみていきます。
そうすると見えてこなかったものが見えてくるんです。
A君の靴が怪しいと感じましたから、さっそく靴の「診察」です。
靴を外から、中から診察していきましょう。
まず、インソールです。
足指形がインソールの前方ギリギリまで付いていますよね。
これは靴のサイズが小さいか、靴ひもが緩いかのどちらかです。
靴ひもが緩いいと、足が前に滑ってしまいます。
それによって屈み趾を発症してしまう原因にもなります。
また、小指の部分に空いた穴。
これは小指が靴に当たっているから空いたものでしょう。
物を大事にすることは大事ですが、自分のカラダに合った道具を使うことの方が大事です。
この靴に足を入れていたA君の足がこちら。
まぁ、予想通りですが指が曲がってしまっています^^;
屈指症と言われる状態です。
そして、彼がはいてきたインソールに足を乗せてみると…
インソールから足がはみ出しちゃっていました。
これが私が冒頭でAくんに伝えた「靴を半年以上変えていないから」ということの答えなんです。
子供の成長は早いですよね。
足の大きさも日々変わっています。
季節ごとにちゃんと靴を変えてあげることが大切です。
痛みはすぐに改善した
A君ですが…
正しい靴のサイズとゆびのば体操&ゆびのばソックス
を伝える、指導すると痛みはすぐに治まりました。
Aくんのホッとした表情が印象に残ります。
原因不明と言われると、どんどん心配になりますが、Aくんの症状の原因は文字通り足下にあったんですね。
痛みがある部位をみるだけでなく、原因を探してあげること。
そして、多くの場合原因は足にあることを覚えておいてください。これを専門的に行っているのが「痛みと姿勢の外来」なんですね。
今井院長も言っていますが整形外科ならぬ、整形内科的な診療と言えます。
お子さんが痛みなく成長できるように、足をしっかりと観てあげてください。
足指は伸びて広がっている
これは子どもさんだけではなく、大人も一緒です。
足指は広がって伸びているのが、ニュートラルな状態。
外来にお越しになる方が口をそろえて言われる事があります。
そうですよね^^;
私もクリニックに来るまで、ここまで体に影響を与えているなんて考えたことはありませんでした。
逆立ちで考えるとわかりやすいですよね。
足指もシッカリと伸ばして、広げることが大切なんです。
ゆびのば体操で簡単予防
最後に、子供の成長痛を簡単に予防する体操をお伝えします。
ゆびのば体操で足指を優しくストレッチ(^^♪
詳しくは下記のリンクへ!
https://mirai-iryou.com/yubinoba/yubinobatraining/
体操で足指を伸ばしても、カラダに合っていない靴や靴下を使ってしまうと、効果がうまく発揮できません。
クリニックではゆびのばソックスを併用することをお勧めしています。
足指をやさしく伸ばして、広げてくれます。
簡単にできることで、子供のカラダを守ることができます。
気になる方は、お子さんの足指を観てあげてください。
もし足指が丸まっていたら、ゆびのば体操&ゆびのばソックスを試してください。
成長痛でお困りの時は、痛みと姿勢の外来へお問い合わせ下さい。
またより専門的な院内研修・院内セミナーなども私が直接訪問させていただいております(時間などには応じます、お気軽にご用命下さい)
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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