回旋筋腱板の部分断裂!?痛みで挙がらないはずの左肩が挙がった!

痛みと姿勢の外来は、膝や腰以外はみてくれないんでしょ?

ときどき上記のようなご質問をいただきますが、全身のお悩みを受け付けております。

すべてのお悩みを解決できる!

とは言えませんが、お力になれることも少なくありません。

みらいクリニックでは、リハビリ科もあります。

加圧トレーニングで回復力を高め、リハビリをサポートすることも可能です。

カラダのお悩みは、痛みと姿勢の外来へぜひご相談ください。

 

11月11日に開催されるフットコーディネーションセミナーでは、私たちが日々の診察中に何を見ているのか?

かなり細かい視線をお伝えいたします。

患者さんやクライアントさんの為だけでなく、皆さんの日々の健康づくりのお役に立てる内容となっております!

医師、治療家、トレーナー…だけでなく、一般の方にも使える生活の知恵がつまった内容となっております。

ぜひ、ご参加ください!

フットコーディネーション[応用&上級コース]

回旋筋腱板の部分断裂で左肩が挙がらない

旅行先で躓いてしまったNさん。

左手でカラダを支えた時に、左肩の回旋筋腱板を部分断裂してしまったそうです。

整形外科の先生からは…

Dr.
手術をするほどではないので、筋肉をシッカリと鍛えるように!

と指示を受けたそうです。

筋肉をつけるのなら石田に相談だ!

そう思い立ってパーソナルトレーニングを受けに来てくださいました。

 

ということで、さっそく動きのチェック。

動画をみていただければ一目瞭然ですが、やはり左肩は上手く上げることができません。

回旋筋腱板を部分的に断裂しているので、当然なのですが…。

動きが悪い原因は、肩のケガだけとは限りません。

いつもブログでも書いておりますが、膝痛や腰痛の原因が痛みのでている場所にあるとは限りません。

足指をうまく使うことができずに、バランスを崩している場合が多くあります。

Nさんの左肩も、ほかの部位にも原因が隠れていました。

一般的に腕を挙げるときは、胸を張るように少し背中を反らせることが重要です。

※専門的にいうと、胸椎(首と腰の間にある背骨のこと)の伸展が必要ということです。

Nさん、ケガをした影響かどうかはわかりませんが、少し動きが硬くなっていました。

左肩はまだ少し痛みがあったのであまり触らずに、胸椎の動きを調整させていただくことに。

 

調整後、もう一度腕を挙げていただくと…

 

Nさん

いや、そんなすぐに挙がるようには…

え、挙げれる!

 

と、素晴らしいリアクションをいただけました(笑)

この後に、加圧トレーニングで回復力を高めて、負荷をかけずにリハビリまで頑張っていただきました!

はじめは曇っていた表情も、帰られるころには晴れやかになっていらっしゃいました。

足育が必要だと考える理由

前のチャプターでは書いておりませんが、Nさんにもシッカリと足指のケアを行っております。

肩と関係ないと思われると思いますが、そんなことありません。

これは私の経験なのですが、カラダを支える土台、足指が使えていないと症状のイタチごっこが起こります。

なぜか?

それは重力下で生活をしている以上、カラダは足元から積み上がっていくからです。

家やビルを建てる時に、建築資材にこだわることも大事ですが、地面を固めて基礎を作ることはそれ以上に大事なんです。

詳しくは下記のブログをチェックしてみてください。

建設現場を眺めながら「足育」に思いをはせる~人間もビルも土台が大事~

手技ベッドに寝ていただいてカラダを調えるときは、足に体重がかかっていませんよね?

なので、足元のズレの影響を受けていないんです。

寝た・座った状態でカラダを調えても、足元にズレが残っているとどうなるでしょう?

そのズレは、徐々に全身に広がっていきます。

これが、イタチごっこの正体です。

 

カラダをととのえる手技や技術にこだわりはありません。

目の前の方が元気になっていただければ、過程は何でも良いのです。

でも、その根幹に足指のケアがあるべきだと、いまは考えています。

足育を学んでみませんか?

11月11日にフットコーディネーションセミナーを開催いたします。

今回のセミナーでは、院長の今井・主任の石田が診察の時に何を見て、何を考えているのかをお伝えいたします。

セミナーでは触れてこなかった、細かすぎる目の付け所をご紹介いたします。

○○○
セミナーを受講したけど、うまく活かせていない…

という方は必見です!

セミナーでは、実際の診察風景を見ていただきながら、学びをシェアさせていただきます。

 

そして、現在企画中の「新しい足育セミナー」の内容も少しお披露目させていただきます。

体の中で一番複雑な足の構造を理解できるのであれば、その知識は全身で活かされます。

上記の回旋筋腱板部分断裂と診断された70代女性。

動画の通り、1回の調整でここまで動きが変わることも!

足育を通して、全身をみれるように…。

今回のセミナーから、1つ上のレベルに突入しますので、ぜひご参加ください。

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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