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足育のプロが選んでほしくない靴の特徴3選

こんにちは!
「足指」から健康と運動をかんがえるトレーナー、石田です。

どんな靴が良いですか?

痛みと姿勢の外来で、よくいただくご質問です。
もちろん、ある程度の基準というのはありますが…

  • 足指、アーチの状態
  • 足の柔らかさ
  • どんな時に履くのか?

などによって答えが変わってしまいます。
ちょっと納得いく答えが出せそうになかったので、逆に選んでほしくない靴の特徴について書いてみようと思います。
どんな状況であれ、これだけは避けてほしい…
という内容を3つ挙げてみます!
皆さん靴選びの参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお付き合いください。

ファスナー付きの靴

まず、はじめに思いついた靴がこれです。
脱ぎ履きがしやすいように、サイドにファスナーがついている靴。
たぶん、皆さん一度は目にしたことがあると思います。
外反母趾用の靴として売り出されている靴であっても、ファスナーがついているものもあったりします。

Aさん
靴ひもをしっかりと締めていれば、チャックがあっても良いじゃないか…
と思われる方も多くいらっしゃると思います。
それがそうでもないんです!

一番の理由は、ファスナーはかならず緩くなっていきます。
使い始めはガチッと硬くても、靴ひも同様にかならず劣化してしまいます。
靴ひもだけであれば、紐交換と締めなおしだけで済むのですが…
靴についているファスナーの手直しなんて、誰もしたことないと思うんです^^;
ファスナーが緩くなると、歩くたびに徐々にファスナーが緩んでしまいます。
歩きはじめはある程度固定できていたとしても、5分10分と時間が経過するたびに足に負担がかかってしまいます。

また、ファスナーで靴を脱ぎ履きするためには、靴ひもがある程度緩くないといけません。
なぜかというと、靴ひもをギュッと締めた状態だと、ファスナーを上まで挙げることがむずかしくなります。
手指の力が強ければ、無理やり上げることもできますが…
ターゲット層であるご高齢の方では、非常にむずかしいと思います。

以上2つの理由から、痛みと姿勢の外来では「ファスナー付きの靴」はオススメいたしません。

おさがりの靴

これまでブログで取り上げることが少なかったのですが、靴のおさがりもオススメしません。
私も4歳の息子がいるので、気持ちはわかります。
数カ月しか履いていないので、本当にキレイなんですよね。
子どもだけじゃなくて、大人でもおさがりの靴を履くことはありますよね。
フリマアプリなどで検索してみても、かなりの数の中古靴が出てきます。
しかも、かなりお安く…。

でも、靴のことを勉強している人間からしたら「おさがり靴」は絶対NGです。
なぜかというと、外見からはわからなくても、靴に履き癖がついているから。
1人1人顔や性格が違うように、足にも個性があります。
とてもキレイに見える靴であっても、靴の中には履き皺(はきじわ)がついています。
アウトソールと呼ばれる、靴底にも癖がついていることも…。

どんなに足が元気であっても、靴によって土台そのものが斜めになっていたとしたら?
もちろん、姿勢の問題につながることもありますし、膝痛や腰痛の原因となってしまうこともあります。
以上の理由から、痛みと姿勢の外来では「おさがりの靴」はオススメいたしません。

固定できない靴

最後は、固定できない靴。
これまでも何度も書いてきましたが、足を守るために靴と足は一体化していないといけません。
なので、スニーカーのように靴ひもでしっかりと固定できるものが望ましいと考えています。
また、子どもやご高齢の方であれば、折り返しタイプの面ファスナー(マジックテープ)のものをオススメしています。

おしゃれ靴という観点からいうと、パンプス・ヒール、そして、ローファーなどがあります。
足を守れるというか、シッカリと固定できるという側面からいうと、パンプスやヒールの方がベターです。
もちろん、足指が元気であること、サイズ選びがシッカリとできていることが条件ですが…。
ローファー、ひもで固定できないブーツ、サンダル…etc.
オシャレの1つとして楽しんでいただくのは良いと思いますが、足にはかなり負担がかかってしまいます。

  • 履いたら足指のケアをする
  • 連日、長時間の使用は避ける

オシャレを楽しむためにも、上記の2つは意識していただきたいです。
靴と足が一体化できないと、どうなってしまうのか?については、前回のブログに詳しく書いております。

ゆるHIIT

 

 

 

今回は「オススメでない靴」という事で書いてみました。
もちろん、オシャレを楽しむことを否定はしておりません。
しかし、オシャレな靴だけでは、足を痛めてしまうことも事実です。

また、スポーツの現場では、靴選びはさらに難しくなります。
どんな競技をしているのか?
履く方のプレースタイルや、カラダの癖によって答えはさまざまです。

それら全てを加味したとしても、健康のため、カラダのパフォーマンスをあげるためには、上記の靴は避けていただきたいと考えています。
(オシャレのための靴は別ですが…)
今回の記事が、あなたの靴選びの参考になれば幸いです。
痛みと姿勢の外来では、靴選びのご相談も受け付けております。
靴でお悩みの方は、ぜひご相談ください。

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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