10月6日 福岡で講演会のお知らせ

岩村暢子先生講演会 in 福岡
『変わる家族 変わる食卓』から20年~現代家族のその後

日本の食卓を調査し続けて40年(食Drive調査)、食卓の変遷をつぶさに見てきた岩村暢子先生(大正大学客員教授)の講演を福岡で開催します。そして、みらいクリニック院長である今井一彰の「炎症ゼロ習慣」のこともお伝えします。
さて、この二冊、どちらかごらんになったことがありますでしょうか?カラフルな表紙の「変わる家族 変わる食卓」はいまから15年前の2009年に発売され、日本の食卓の変化に大きな驚きをもたらしました。岩村先生の調査(食Drive調査)の驚くところは、その緻密さです。食卓の写真は、加工などしないようにフィルム付きカメラのみ、そして一週間にわたり撮影を続けます。その後の聞き取り調査でも、一言一句、表情も漏らさないような徹底ぶりです。そこから一般的なマーケティングでは見えてこない家族像、食卓の風景が浮き彫りになりました。

そして、2023年その続編とも言える書籍が出版されました。これが「ぼっちな食卓」です。表紙の食卓には、もう何も乗っていません。日本の食卓はどのように変化したのでしょうか。この10年を考えても、スマホの普及、コロナパンデミックにより3密を避ける日常生活の変化などが起こりました。ぼっちな食卓の副題には、限界家族とあります。限界集落、限界自治体などの言葉があります。これは「地域人口の50%以上が65歳以上の集落。若者が流出し、冠婚葬祭などの社会的共同生活を維持することが限界に近づきつつある集落」のことを指すようですが、限界家族とは何か。食卓調査から見えてきた衝撃の結果、そしてこれは将来へとどう繋がっていくのか、岩村先生からお話を伺ってみたいと思います。