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あなたはきちんと靴選びできてますか?
痛みと姿勢の外来(旧フットケアセンター)を担当させていただくようになってから、患者様、クライアント様にはほぼ毎日「靴選び」のお話をしています。
靴は私たちのカラダに思った以上に多くの影響を与えています。
靴って私たちの生活に無くてはならない大事なものですよね。
でも、その靴の選び方って誰も教えてくれませんよね?
そして、間違った靴選びのせいでカラダを痛めていることにも気がついていない方が非常に多いのが現状です。
健康は足元から!
そして、自分で守ることができます。
これを機に、あなたの靴を見直してみませんか?
四つの大切なポイント
- 踵が硬いものを選ぶべし!
- 鳩目は5つ以上ある物を選ぶべし!
- ソールは硬いものを選ぶべし!
- インソールに足が乗るものを選ぶべし!
それぞれについて解説をしていきます。
踵が硬いものを選ぶべし!
歩行時、一番最初に地面に接地するのは踵です。
動画内でも言っていますが、踵には「ヒールカウンター」がある物を選びましょう。
このヒールカウンターがあると、踵が真っ直ぐと地面に接地しやすくなります。
O脚やX脚の方は、特に踵のずれが出やすいので要注意です!
鳩目は5つ以上ある物を選ぶべし!
鳩目(はとめ)とは、靴紐を通す穴のことです。
靴紐って何のためにあると思いますか?
オシャレのためでも、飾りでもないんです!
足と靴を一体化するためのとても大事な存在なんです。
しかし、クリニックで拝見させて頂く靴のほとんどが紐ゆるゆるです^^;
靴紐=テーピング、サポーター
のようなものです。
ゆるゆるじゃぁ効果はないですよね。
靴の機能を発揮するためにも、カラダを守るためにもシッカリと靴紐を締めておきましょう。
ソールは硬いものを選ぶべし!
靴底のことを「ソール」と呼びます。
しっかりとした靴には、シャンクと呼ばれるものが入っています。
シャンクの働きによって、靴の捻じれを防いでくれます。
が、最近に靴にはシャンクが無いものが非常に多いです。
確かに、軽くて柔らかい靴は履きやすいかも知れません。
ですが、柔らかいということは足のサポートはしてくれないということです。
動画内でも言っているように、捻じれないものを選びましょう!
インソールに足が乗るものを選ぶべし!
この写真を観て、何か感じることはありますか?
ちなみにこの靴の持ち主は「11歳の男の子」です。
足の痛みと姿勢が気になるという主訴でした。
こんな時どう判断するかというと、体を見ることはもちろんなんですが、その体を作っている靴を見ることも同じように大切です。
体だけを見ていては分からないこともあるんですね。外部要因も大切です!
この子が履いていた靴からインソール(中敷き)を摂りだしてみます。
さぁどうなっているでしょうか。
ここはインソールについている足型に注目しますよ!
う~んどうやらインソールに足指がシッカリと乗っていないようです。
そして靴ですが、小指のところに穴空いてますよね(^^)
こりゃ小趾がかわいそう^^;
横からだとこんな感じ↓ ぽっかりと穴があいちゃっています。
そしてインソールに足を乗せてもらいました↓
小さい靴に足を押しこんでいるせいで、足趾が屈んでしまっています(屈み指、屈指症といいます)。
これじゃぁ、バランスが取れないからカラダがりきんじゃいますよね。
結果として、痛みがでちゃう・・・。
痛いところだけを見ていては分からないことがたくさんあります。
でも、これを「成長痛」と診断されてしまうケースがたくさんあるんです。
子供さん方の治療は、「診断を付ける」ことよりも「どうしていたくなったのか、その原因を探る」ことの方が大切な気がしています。
もちろんこれはこの子に限ったお話じゃありません。
老若男女関係なく、多くの方がサイズを間違えていらっしゃいます。
基本的には足の実寸(裸足でのサイズ)に+1cm(~1.5cm)が理想のサイズと言われています。
そんなあなた!
下記のソックスアドバイザーさんにご相談しに行かれるのはいかがでしょうか?
ご自分の足元をしっかり見直して、ご自身の健康を守りましょう(^^♪
さらにこんな知識をシッカリと学びたいというあなたの為のセミナーが「ゆびのばセミナー」です。
このブログの内容の詳しいことは、ゆびのばセミナー応用編でお伝えしています。
応用編では、靴ひもの結び方や他者へのゆびのば体操のやり方などを学んでいきます。
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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