【乳酸耐性】限界を超えるアスリートに加圧トレーニングがオススメな理由【低酸素トレーニング】

こんにちは!
「足指」から健康と運動をかんがえるトレーナー、石田です。
限界を超えるアスリートには、加圧トレーニングがオススメです。

試合終盤、どのプレーヤーも疲労はピーク。
勝敗を分ける時間帯で、驚きのパフォーマンスを見せてくれるアスリートがいます。
その一方で、試合終盤にパフォーマンスが下がってしまう選手もいますよね?
両者の差はなんなのか?
もちろん、選手の持つ勝負強さなども大事だと思います。
しかし、それ以上にフィジカルの差が大きな要素となります。
とくに大事なのが乳酸耐性。

今日は限界を超えるアスリートのためにオススメな加圧トレーニングについて書いていきます。
また先日おこった低圧室での痛ましい事故を踏まえても、やっぱり加圧トレーニングです。
ぜひ、最後までお付き合いください。

筋疲労の原因は乳酸?

乳酸は疲労物質である
これ、多くの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
みらいクリニックで加圧トレーニングを始めたばかりの方の中には、「乳酸=疲労物質」と感じていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
私も学生の頃は、乳酸=疲労物質だと習いました^^;

しかし、近年の研究では「乳酸は疲労物質ではない」ということがわかってきました!
乳酸を生成する過程で生み出される「水素イオン」が疲労物質ではないか?と言われています。
水素イオンが筋肉のphバランスを酸性に傾けてしまうので、筋疲労や筋肉痛がおこるそうです。
ちなみに、乳酸の働きは…

  • 成長ホルモン分泌のトリガー
  • 脳のエネルギー源
  • エネルギー元として再利用
  • カルシウムイオンを維持して筋疲労を防ぐ

などなど、多岐にわたります。

試合終盤に強くなるためには?

試合終盤に強くなるためには、乳酸(水素イオン)に慣れておく必要があります。
もちろん、水素イオンなどの疲労物質だけでなく、細胞内の低酸素状態もパフォーマンスが下がる原因の1つです。

乳酸をエネルギー源として再利用するためには、肝臓でグルコースに変換するか、細胞内にあるミトコンドリアで変換する必要があります。
この時に、必要なのが酸素なんです。
低酸素状態だとエネルギーの再利用が難しくなります。
よくアスリートが「高地トレーニング」をしていますよね?
とくに、長距離ランナー!
あれは酸素が薄いところで練習をすることで、より効率よく酸素を取り込む能力を向上させたり、低酸素状態でもエネルギーの再利用ができるようにすることが目的なんです。
最近では、高地とおなじ酸素濃度にしておこなう「低酸素ルームでの運動」ができる施設も増えてきているようです。
しかし、まだまだ数が少ないですし、一般的ではないですよね。

「乳酸の生成」と「低酸素状態での運動」
加圧とレーニングは、この2つを同時に行うことができます。
だからこそ、アスリートに加圧トレーニングがオススメなんで!

加圧トレーニングについて医師が解説

現役競輪選手も取り入れている加圧サイクル

乳酸との闘いというと、私は競輪が一番に思い浮かびます。
競輪は2000mを走って順位を競います。
ただ全力で走るだけではなく、それぞれの選手が駆け引きをしつつ、文字通りカラダをぶつけ合いながら走る競技です。
上記の「乳酸の生成」と「低酸素状態での運動」が必須の競技と言えます。

加圧サイクル2.0(現加圧C4)が発売されてすぐに、競輪選手から問い合わせをいただいたことがあります。
当時、45歳だった石丸寛之選手。
2009年と2010年には、2年連続でS級S班という競輪界のトップ9にも選出された選手です。
実は以前から加圧トレーニングを導入されていたそうで、加圧サイクル2.0に興味を持っていただいたそうです。

競輪には、S級とA級の2つの級があり、さらに3つの班に分かれているそうです。
S級S班(9名)→ S級1班(220名)→ S級2班(450名)→ A級1班(550名)→ A級2班(550名)→ A級3班(450名)

石丸選手が加圧サイクル2.0をご購入いただいたのが、2020年。
A級1班に降級していたのですが、2023年からはS級2班まで昇級されています!
石丸選手の活躍の陰には、加圧トレーニングの効果もあるかもしれません。
現在49歳の石丸選手。
これからの活躍にも期待したいですね!

加圧トレーニングを始めるには?

限界を超えたいアスリートには、加圧トレーニングをオススメします。
またアスリートだけでなく、下記のような方にもオススメです。

  • 最近疲れやすい
  • よく息切れをする
  • 年齢以上に老けてみられる
  • 運動が苦手
  • 関節に負担をかけたくない

加圧トレーニングは、安全かつ短時間で乳酸を生成してくれる、安心できるトレーニング方法です。
また、効果の高いと言われる「高地トレーニング(低酸素トレーニング)」と同等の効果を得ることができます。
限界を超えたいアスリートにはもちろん、一般の方でも安心安全におこなえます!
あなたも今すぐ始めてみませんか?

アンチフレイルトレーニング~元気なカラダを維持するための医療トレーニング~

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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