メディカルペップトーク3ステップセミナーについて

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ご挨拶

2022年までに第4期のメディカルペップトーク3ステップセミナーを開催しました。

 私たちは、勇気、元気、活気を与えるショートスピーチ「ペップトーク」を通して従来にない患者さんと医療者の関係の構築を目指しています。またともに働くスタッフ間同士の円滑なコミュニケーションも促進していきます。ペップトークを日常診療に採り入れることによって起こる変化を体験してください。お互い学び合い、高めあえる仲間たちを募集しています。この機会にメディカルペップトークを知っていただきたいと思います。
 
第一回目のMTP3ステップセミナーを昨年末に開催し合計約10時間(事前動画のファーストステップを含む)の学びを得ることができ、医師、歯科医師をはじめメディカルペップトーク仲間が増えました。
 
メディカルペップトークについてはこちらのブログをご覧になってください。
 
メディカルペップトーク3ステップセミナー (第1期2021年11月12月開催済)
 
 
 
 
こちらは2023年2月11日開催のメディカルパフォーマンス学セミナーのお知らせと申し込みです
 
 

メディカルペップトーク3ステップセミナー

2022年1月15日に「自己肯定感が高まる! 好かれる人になる! 言いかえ便利帳」を出版いたしました。

言いかえ便利帳

 

これの元となったものがメディカルペップトーク3ステップセミナーです。

このセミナーでは、3回に分けてペップトークを学んでいきます。

  • なぜペップトークを学ぶ必要があるのか
  • 学ぶとどの様な場面に役立つのか
  • ペップトークをどう活かしていくのか
 
といった事を3つのステップに分けて、各パート3時間程度を使って学びます(受講される方には約1時間の事前視聴動画、ファーストステップの特典が付きます)。視聴URLはお申し込み後にお伝えいたします。
 

メディカルペップトーク(医学的ペップトーク)とは

 ペップトークのペップ(PEP)とは、元気、活気、活力という英単語です。ポジティブな言葉を使うことにより相手やそして自分自身に元気や活力を与え、前向きにさせる効果があります。もともとはスポーツの分野で活用され磨かれてきた言葉です。日本においては日本ペップトーク普及協会の岩崎由純代表理事を中心に広まっています。
 
 医療現場ではペップトークがその効果を発揮できる場面が数多く存在することに気がつくでしょう。例えばリハビリや新しい治療に際して、生活習慣などの指導、技術習得のための講習会などなど。
 
 注射の際にかける言葉で患者さんの痛みの感じ方が変わる事を知っていれば、より苦痛のない言葉掛けに心を配れるでしょう。患者さんが安心して治療、検査が受けられるのであれば治療時間の短縮や満足度の向上に繋がるでしょう。医療者はややもすると薬剤や手術、検査などに重きを置きがちで、私たちが絶えず他人とそして自分と行う会話には無頓着なものです。
 
 その会話をペップトークに変えていくと医院がガラリと変わります。
 
みらいクリニックでは、もちろん受け付けや検査などの声掛けなどもペップトークを使っています。ちょっとした工夫で人の体そして心の動きは変わるものですね。そんな瞬間を学んだ皆さんにも味わっていただきたいと思っています。
 
 
私たちはペップトークを通じてこれらのことを目指しています。
 
▶信頼しあえる仲間作り
▶持続可能な医院作り
▶より良い患者医療者関係
▶外来時間、診療時間の短縮
▶治療成績の向上
 

医療における言葉の力を知る

 プラセボ効果を知っているでしょう。偽薬効果とも言われますが、効果のない薬剤であっても本人や治療者の”思い込み”により症状や検査値が改善してしまう現象です。これが正の効果だとすれば負の効果もあります。それがノセボ効果です。偽薬であっても副作用が出る場合があるのです。また高脂血症薬における副作用はなんと実にその9割の副作用がノセボ効果によるものという報告もあります。与えられた情報によって私たちは健康にもそしてその反対の状態にもなるのです。
 その場に応じた適切な言葉をあたかも「その場に応じた適切な薬剤、処置、処方」と同じように扱うことが大切だと私たちは考えています。より良い言葉を治療の一環として使っていきたくはありませんか。
 
なんと薬の副作用を調べた研究によるとコレステロール降下薬であるスタチン系薬剤の副作用の9割はノセボ効果によるとの結果が出ました。
 
私たちは思い込みの力で良くも悪くもどちらにも変化してしまいます。
 
「この薬の副作用は~~~~」と説明を受けるだけでも副作用が発現してしまう可能性があると言うことです。これらは新規薬剤の治験でも問題となっており、マイナス点を説明しすぎることによる副作用発現は薬の有効性を落としてしまう可能性があります。
ノセボ スタチン
 

さらにこれは言葉がけだけではありません。勉強仲間でもあるのうみキッズデンタルクリニックの能美誠院長は、コロナ禍で子ども達に待合室のおもちゃ遊びが出来ない様になったことを伝える手段としてこの様な張り紙をもらいました。

かなり目立ちますよね。これでは保護者はよく分かり、子ども達に「触っちゃダメ」と伝えやすくなります。
 
触らないで掲示
 
これを能美院長は、ペップトークを盛り込んみこういう表現にしました。
 
また遊ぼうね掲示
 
 いかがでしょうか。
 
この様なちょっとした心遣い、取り組みを通しても人の気持ち、行動というものが変わる事が良くお分かりでしょう。
 
ペップトークの良さはその応用範囲の広さとともにどんな人にでも採り入れることの出来る間口の広さ、敷居の低さです。施設やチームの管理者のみならず様々な職種のスタッフがすぐに採り入れて効果を実感できるのがメディカルペップトークです。この学びを院長や管理職だけに留まらせておくのは大変もったいないことです。施設のみなが取り組むからこそすぐにそして着実に、確実に変わっていけるのです。
 
 メディカルペップトークでは、心理学的アプローチはもちろんのこと医学的データや研究から言葉の持つ力を学んでいきます。ペップトークの有効性が裏付けられる豊富な
 

学ぶことによって得られること

 私たちはメディカルペップトークを医療現場に取り入れると大きなメリットがあると考えています。人間関係による離職率の高さも考えるとコミュニケーションをいかにうまく取ることが出来るのかは医療技術と同じように大切な技術です。スタッフのやる気に火を付ける、治療抵抗性のあるクライアントへスムーズに治療へ誘導する、苦痛のない診療を提供するといった事がメディカルペップトークで行えるようになります。みらいクリニックでも、2019年から本格的にスタッフのペップトークを取り入れてスタッフ定着率の向上、患者医療者関係の向上を実感しています。
 

転倒から大腿骨頚部骨折にて手術になった80代女性

 ここでまた中元幸美先生(理学療法士)の実践例を紹介しましょう。
 
 突然の発症により気落ちしていたAさん。ハビリ開始時、痛みを強く訴えやる気がでない状態。今まで1度も怪我や病気はなく、健康に自信があったので落ち込み、このまま寝たきりになるのではと気落ちしていたといいます。今まで20代の孫と二人暮らし、食事、洗濯、掃除、Aさんが行っていました。お孫さんは、家事全般出来るのですがが、Aさんのやる気を出すためこんな会話をしてもらいました。
 
「ぼくは家事が出来なくて毎日困っている。おばあちゃん頑張ってリハビリして早く退院して欲しい。」
 
 翌日病室に行くと、今までベットに寝ていたAさんが、車椅子に座り、「孫が困っている。早く退院しないといけない。リハビリがんばります」とおっしゃった。
 
「急な出来事だからビックリして気落ちしますよね。それでもお孫さんはAさんの存在を必要とされていますよ。筋力を付ければまた元の生活に戻れるのですから、今回は命に別状が無くて良かったです。Aさんなら、出来ますよ!一緒に頑張りましょう」
 
その日から退院まで、Aさんの頑張りは続きました。歩行動作を獲得し独歩で退院し、家事も元通りできるようになったのです。
 
 
 人生初めての手術、入院そのことにより痛みばかりに目が向いていたAさん。一般的に入院している家族に、家ではその人がいない状態でも大丈夫だと安心させる言葉がけを行いがちでです。その言葉がけが効果的な人と、今回のAさんのように逆効果を与えてしまう場合があります。家族を協力者してペップトークを行い、Aさんがやる気が出る言葉がけを行うことによりリハビリへの積極的な取り組みができて、スムーズに元の生活に戻ることが出来ました。これは自分の役割を思いだし、出来ないことより出来ることに目が向いてリハビリが順調に進んだ成果です。
 
 これはメディカルペップトークでは、「とらえ方変換」と呼ばれるものです。励ましの言葉は、医療者だけではなく家族にも出来るのです。ペップトークは医療者だけのものではありません。みなが一丸となって困難を超えるためにも必要なものなのです。
 
MPTリハビリ
 
メディカルペップトークセミナーでは、ペップトークのエビデンスはもちろんですが、豊富な事例を通して、あなたの職場環境にも応用できる内容をお伝えします。
 
 

メディカルペップトークセミナー(ファーストステップ)

メディカル(医学的)ペップトークとはどういうものか動画で学んでいただきます。
 
ペップトークについての理論手的、医学的裏付け(エビデンス)を様々な分野の文献、動画などから楽しく学べます。
 
3ステップセミナーを受講される方は無料で視聴できます。
 

 

講師

  講師 今井一彰(医師) 日本ペップトーク普及協会講師、東洋医学会漢方専門医、加圧医療学会理事  あいうべ体操提唱
 
 

メディカルペップトーク会セミナー(全三回)

第2期のメディカルペップトーク3ステップセミナーを紹介します。参加人数には限りがありますのでご了承下さい。第2期からは第1期を終了した受講生が”先輩”として受講しますので、より分かりやすく、親しみを持って受講することが出来ます。日程はこちらです。

■ホップ 2022年2月26日(土曜夜)
■ステップ 2022年3月12日(土曜夜)
■ジャンプ 2022年3月26日(土曜夜)
■終了後に確認テストを行います。
 
資料はPDFでお渡しします。その他詳細が決まり次第予定を掲示していきます。
なお、ファーストステップセミナーを事前に視聴していただきます。
 
こちらは2023年2月11日開催のメディカルパフォーマンス学セミナーのお知らせと申し込みです
 
MPTwhiteboard

施設単位でのセミナー・ワークショップのご依頼について

施設単位でのメディカルペップトークセミナーを行う予定です。詳細が決まりましたら順次掲示いたします。
メディカルペップトーク、デンタルペップトークは今井一彰が有する登録商標です。メディカルペップトーク研究会会員およびその施設スタッフであればどなたもご自由に使用していただけます。
 
 
ともにより良い医療環境を提供していける仲間を募集しています。
どうぞよろしくお願いします。
 

 

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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