今年もすこしずつ暑い夏が近づいてきましたね!
この時期になると毎年申しておりますが、5月の中旬から腰痛のご相談が増えてきます。
原因は簡単。
靴が変わるからです。
梅雨時期になれば、レインブーツを履く機会が増えます。
梅雨が終われば、サンダルが増えますよね。
とは言いませんが、カラダ(とくに足指)には負担がかかってしまいます。
足指が使えないことで、カラダのバランスが崩れてしまい、腰に痛みがでてしまいます。
腰痛にならないためにも、今から始めたいセルフケアをお伝えいたします。
ぜひ、最後までお付き合いください。
目次
この時期は足元にご用心
痛みと姿勢の外来では、この時期から腰痛のご相談が増えてきます。
冒頭にも書きましたが、レインブーツやサンダルが増えてしまうからだと考えています。
過去にもおなじ時期におなじ内容を書いておりますが、足指のケアは必須です。
また、履き物を選ぶことも大事ですね。
くわしくは、下記のリンクをご覧ください。
とはいえ、レインブーツやサンダルも履きたいですよね…^^;
痛みと姿勢の外来では、レインぐーつやサンダルを履くな!とは言いません。
もちろん、できるだけ避けては欲しいですが。
少しでも安全にレインブーツやサンダルを履くために。
まずは、日々の足指ケア。
そして、レインブーツやサンダルで壊されない足指づくり。
大事なのはこの2つです。
日々の足指ケア
レインブーツやサンダルを履くと、足指に負担がかかります。
もちろん、パンプスやヒール、革靴などもですが。
1回履いたからといって、すぐに壊れてしまうわけではありません。
ケアをせずにくり返し使い続けてしまうことが、壊れてしまう原因です。
たとえば、料理に使う包丁。
食材をカットするための道具ですが、使ってすぐに刃が痛むことはありません。
買ったばかりの時は、やわらかいトマトもスパッと切ることができます。
でも、くり返し使っていると、気がつかないうちに切れ味が落ちてしまいませんか?
やわらかいトマトを切ろうとしたときに、グチャっと潰れてしまった経験が一度はあると思います。
刃が痛んだからといって、包丁がポキッと折れてしまうわけではありません。
食材がうまくカットできなかったり、滑って指を切ってしまったり…
違うところにしわ寄せが来ます。
これは私たちのカラダでも同じことが言えます。
いつも申しておりますが、足指が使えないことで膝や腰に負担をかけてしまいます。
毎日、私たちのカラダを支え続けてくれている足指。
日々のケアが必須です。
まずはこの2つのセルフケアを生活に取りいれてみてください。
道具で壊されない足指づくり
道具で壊されない足指づくりのためには、足指の筋力をきたえる必要があります。
足指をきたえる方法はイロイロありますが、今日は3つお伝えします。
- 早歩き
- グーパー運動
- 足首まわし
足指をきたえるために、まずは早歩きをオススメしております。
くわしくは下記のブログにも書いておりますが、小股で早歩きです。
競歩の選手のように、誰かと競う必要はありません。
ご自身のカラダに無理のない範囲でチャレンジしてください。
つぎに、「グーパー運動」
足の指をピーンと真横に広げることができますか?
真横に広げて30秒キープ!
下記のブログにも書いておりますが、手のパーと同じようにシッカリと広げることがポイントです。
なかなか上手くいかない時は、手で少し手伝ってあげてください。
最後は、足首まわし。
まずはウォーミングアップとして、手でまわしてみましょう。
ゆびのば体操をやった後に、そのままグルグルと足首をまわしてみてください。
そして、徐々におおきく、まわしていきます。
時計回りでぐるぐると10回ほどまわしたら、反時計回りでも10回ほどまわしてください。
※もし痛みが出てしまう場合は、中止してください。
上記のウォーミングアップが終わったら、いよいよトレーニング。
手を使わずに、先ほどと同じように足首を大きくまわしていきます。
これも、時計回り・反時計回りどちらも10回を目安でおこなってみてください。
ポイントは、ゆっくり大きくまわことです!
パパッと早くまわしてしまうと、動きが小さくなってしまったり、苦手な部分を飛ばしてしまうことがあります。
360度シッカリとまわせているか確認しながら、おこなってください。
- 早歩き
- グーパー運動
- 足首まわし
この3つをおこなうことで、足指の筋力が徐々に強くなっていきます。
セルフケアもトレーニングも、すぐに効果が現れるわけではありません。
ですが、毎日の努力は必ず実を結びます。
腰痛予防のために…
この時期に増える腰痛を予防するために…
まずは、日々の足指ケア。
そして、レインブーツやサンダルで壊されない足指づくり。
この2つから始めてみてください。
もちろん…
レインブーツやサンダルを避けれるのであれば、避けた方が良いとは思います。
ですが、オシャレのためだったり、便利な道具でもあります。
上手に付き合っていくためにも、毎日の足指のケアと運動。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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