パーソナルトレーニングとは
今年の6月から「痛みと姿勢の外来」ではパーソナルトレーニングを導入しました。
多くの方が「パーソナルトレーニングとは何か?」と思っておられますので少し説明をさせてください。
パーソナルトレーニングとは、個別運動指導です。ライ○ップで行っているといったほうがわかりやすいかも知れませんね。
一人ひとりの目標、ニーズに応えるためのプログラム。
パーソナルトレーニングと対極に位置するのが、グループレッスンですね。
一対一か一対多数かの違いです。より肌理が細かい指導が出来るのはもちろん一対一。ですが・・・
もちろん、どちらが良いとかではなく、どちらにも良い部分があります。
パーソナルトレーニングは、より個人の目標に特化したメニューだと思っていただければ良いです。
一対一だからできること
現在、痛みと姿勢の外来のパーソナルトレーニングを受けてくださっているTさん。
リウマチ性多発筋痛症(英語ではPMRと言います、リウマチと名前が付いていますが関節リウマチではありません)を患っており、痛みでカラダを動かすことすらつらい状態でした。
一人ではバスに乗ることも難しく、クリニックにも娘さんと一緒に来られています。
そんなTさん、もともとお出かけすることが大好き。
神戸出身でオシャレな方。
という思いを胸に日々運動を続けています。
最初は、痛み(PMRは上半身を中心に全身の強い痛みが特徴です。治療は副腎皮質ホルモンを使います。Tさんも極少量使われています)によって体が動かせなくなり、日々筋力の衰えを感じていて怖かったそうです。
痛みで動かせないし、かといって動かないと体は弱っていく一方だしと気弱になっていました。
そこでパーソナルトレーニングを受けようと思われたんです。クリニック内で行いますから薬を飲んでいても安心ですね。
そんなTさん、お会いするたびに嬉しいご報告をくださいます。
本当に当初からは考えられないほど活動的になっています(^^)
そんなTさん、パーソナルトレーニングでやっていることはキツイことではありません。
やっていることは、リラックスすることです。
Tさんの痛み、病気からきているものもあったんですが、それ以上にリキみがありました。
カラダを動かす=痛い
というイメージがアタマの中に定着していましたからね。
ほんとうに痛みに困っていたんだろうな…と感じれるほど。
ただいつも言っていますが、過度なリキみは痛みに繋がります。
少しずつTさんのカラダに合った動きの練習をしていただいています。
お家でも努力を怠らないTさん、少しずつですが
カラダを動かす=楽しい
になってきました(^^♪
そして、ついに最近一人でバスに乗ることに成功したようです!
そのご報告をいただいたときは、僕の目頭も熱くなりました(^^;
情報に惑わされないために
そんなTさんですが、血液検査の数値等は変化がないようです。
ですが、生活に支障を起こすような痛みは無くなっています。
初めのころは検査結果を、すごく気にされていました。
今は簡単に色々な情報が手に入りますからね。
体温は○○度以上ないと病気になりやすい…
血液検査の数値は…
糖質をとりすぎると…etc
その情報が間違っているとは思いませんし、否定するつもりはないです。
ですが、それはあくまで統計学的な数字だと思っています。
全ての人に当てはまるわけではないんじゃないかな。
実際にTさんのカラダの変化を観ていて改めてそう感じています。
誰かが決めた数値に自分を当てはめることよりも、
自分自身のカラダを理解することの方がよっぽど大事なのでは?
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などのご相談もパーソナルトレーニングではお応えしています。
あなたも、自分のカラダのこともっと知ってみませんか?
ぜひ、お待ちしております。
持病があったり服薬をしている方でも今井院長が隣に控えていますから安心してトレーニング、コンディショニングが行えますよ。
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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