夏場の冷え症対策してますか?

梅雨も明けいよいよ夏本番といった日差しですが、うだるような気候に反発するようにカラダが冷えている方が多くいらっしゃいます。

じつは冷え性は冬だけの問題ではありません。暑い夏であっても、冷え性に苦しんでいる方がいらっしゃいます。外気は熱いですが、室内はクーラーなどで冷えていますし、つめたい飲み物や食べ物でカラダの中から冷えてしまうこともあるんですね。

外来でも多くいらっしゃるのですが、ご自身が冷えていることや、浮腫んでいることに気がついていない場合もあります。

全身の血流を良い状態に保つためにも、この夏も足指に注目です。

足指の筋肉=ふくらはぎの筋肉

冬に限らず、一年中冷えに悩んでいらっしゃる方がいらっしゃいます。外来でも多くの方が(とくに足指が)冷えていらっしゃるのですが、ご自身が冷えていることに気がついてない方も多くいらっしゃいます。むくみも同じことが言えますね。

昨日今日の変化ならすぐに気がつくこともできるのですが、つねに冷えやむくみがあり、それが当たり前になっているんです。

もっと元気で、キレイになれるのにもったいないですよね。

 

カラダと足の繋がりをみていくと、冷えとむくみは足指を使っていないことが原因であるといえます。

上図を見ていただくと、ふくらはぎの筋肉が足裏にまで伸びていることがわかると思います。この筋肉たちは、足裏のどこについていると思いますか?

そう、足指についているんです!

足指をしっかりと使うと、ふくらはぎの筋肉まで動いてくれます。その結果として、冷えやむくみの改善につながるのです。

正しい位置で正しく使う

冷えやむくみの改善には、足指を使えばいいと書きました。これが簡単なようで、意外と難しいんです。

というのも、私たちのカラダは正しい使いかたがあります。足指がまっすぐと伸びていれば、意識をしなくても自然と使います。

ですが、足指に問題があれば、意識してもなかなか使うことができないんです。

靴を履くことが当たり前になった現代社会では、足指に問題がない人を探すほうが難しいと思います。そういう私も、ばっちり内反小趾です^^;

石田
じゃぁ、どうするの?
今井院長
セルフケアでしょ!

やはり「ゆびのば体操」は、ぜひ、行っていただきたいですね。詳しいやり方は下記のリンクへ(^^)

https://mirai-iryou.com/yubinoba/#i-3

長時間動き続けるときには、「ゆびのばソックス」を併用するとより効果的です。履くだけで、足指が末広がりに伸びていきますよ。

https://mirai-iryou.com/yubinoba/gohonyubisocks/

歩きは小股で

足指をいちばん使う運動は?と聞かれたら「歩くこと」と答えます。

ただし、大股にならないように気をつけてくださいね!大股でさっそうと歩く姿に惹かれる方もいらっしゃるとは思いますが…。大股歩きでは、足指を使うことが難しくなってしまいます。

歩きかたや、走りかたに正解はないので、カカト着地でも、つま先着地でも構わないと思います。ですが、大股になると多くの方が足指を使わずに、ドスドス歩いてしまうので要注意です。

クリニックでは「小股で足音がしないように歩いてください」とお伝えしています。

足指をしっかりと使って、小股歩きができるようになり、冷えやむくみが徐々に改善していく例を多く体験しています。

足指を使って歩くことで水分代謝に大切な役割を果たすリンパの滞りも改善していきます。小股歩きだけで自動的にリンパの流れが良くなるなんて一石二鳥ですね。

あなたも、夏冷え対策でも足指を見直してみましょう!

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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