スクワットで膝や腰を痛めてしまう方は、トレーニング前の準備運動に足指のストレッチを加えてみてください。
日常生活でも同じことが言えますが、カラダのバランを崩した状態で動いてしまうと、ケガや痛みの原因となってしまいます。
スクワットだけでなく、運動は正しく行うことができればカラダを痛めることはありません。
健康のために行うスクワットでカラダを痛めてしまうと本末転倒ですよね。
そうならない為にも、カラダのバランスを調える足指ストレッチ“ゆびのば体操”を行ってください。
ケガの防止という意味だけでなく、カラダのバランスが調うことでパフォーマンスアップにも繋がります。
ぜひ、ご自身のために足元を見直してみてください。
スクワットで腰や膝を痛める理由
スクワットを行うことで、腰や膝を痛めてしまう理由はトレーニングフォームが安定していないことが原因です。
スクワットだけでなく、トレーニングはカラダのバランスを調える効果があるので、腰や膝などを痛めることはありません。
ですが、トレーナーとして活動をしていると「トレーニングでカラダを痛めた」と言われることが多々あります。
フォームチェックを行ってみると、トレーニングフォームが安定していない方がほとんどでした。
間違ったフォームやバランスを崩したフォームでトレーニングを行うと、関節や筋肉に過度な負荷がかかるため痛めてしまいます。
特にスクワットは「トレーニングの王様」と言われる種目ですし、負荷が高めのトレーニングです。トレーニングフォームが非常に大事な種目と言えます。
そのスクワットで、カラダを痛める人とそうでない方の違いは何だと思いますか?
私は足の裏全体に、均等に体重がかかっていることだと考えています。
足の裏全体に、均等に体重をかける…頭で考えると、簡単そうですよね?
これがなかなか難しいんです!
多くの方のトレーニングのサポートをさせていただきましたが、これがすぐにできる方とそうでない方がいらっしゃいました。
私はそれが筋力・バランス力・修練度によるものだとずっと考えていました。
が、実はそこが間違っていました。
そして、そのことがスクワットで腰や膝を痛める原因でもあったんです。
足指のばし“ゆびのば”と出会って確信に変わったこと
足指のばし“ゆびのば体操”と出会って確信に変わったことは、足の裏全体に、均等に体重をかけることがスクワットだけでなく、日常生活でも非常に大切だと言うことです。
足の裏全体とは踵から足指、そして、左右の偏りもない状態を指しています。
外来でいろいろな方を拝見しますが、足の指に均等に体重がかかっている方はいらっしゃいません。
そして、それこそがカラダを痛めてしまう、姿勢を崩してしまう原因なんです。
なぜ“ゆびのば体操”に出会って確信したのか?
スクワットのフォームがなかなか安定しないクライアント様に、ゆびのば体操を試してもらった途端に、フォームがバシッと安定しだしたんです。
それだけでなく、重心位置が改善して、姿勢がすっと上に伸びるように!
これが一人だけでなく、多くの方のトレーニングフォームや姿勢が変化していくのをみて、足指を見直しました(笑)
こんなに小さくて見向きもされない存在の足指が、実はカラダに大きな影響を与えているんです。
スクワットで腰や膝を痛める前に、ご自身の足指をしっかりと伸ばしてください。
スクワットで作りたいポジティブ連鎖
腰痛と膝通でお困りだったMさん。楽しみにしていたお孫さんと旅行を諦めかけていました。
「少し動いただけで痛みがやってくるし、こんな状態じゃ自分がお荷物になってしまうし、楽しくないだろうから」と。
本当は一緒に行きたいけど…と寂しそうに笑っていらっしゃいました。
なんとか旅行に行っていただくために、ゆびのば体操とスクワットを頑張っていただきました。
最初は歩くのも怖い状態からのスタート。
かわいいお孫さんのために、毎日かかさず頑張ってくださったそうです。痛い日もあったけど「旅行に行くため!」と汗を流してくださったようです。
その甲斐あって、旅行もしっかりと楽しめて、逆にお孫さんを連れまわしたようでした。
旅行後も継続されて、ポジティブな連鎖が起こっていました。
旅行に行けたことで、自信がついた
↓
億劫だった外出が楽しくなって活動量が増えた
↓
食事量は変わらないがカラダが締まってきた
↓
着たい服が着れるように
↓
さらに外出する機会が増えた
誰にでも言えることですが、カラダが動くって当たり前のことではないんです。私自身、ケガに苦しんだので強く思います。
カラダが動くってありがたいことなんです。
Mさんのようなポジティブ連鎖を生み出すためには、日々のケア!まずは、ゆびのば&あいうべ体操ですよー。
運動でカラダを痛めてしまう前に足指のばしを
健康のために行う運動でカラダを痛めてしまっては、元も子もありません。安定したカラダで運動を行うためにも、まずは足指のばしを行ってください。
両足をしっかりと伸ばしても、5分とかかりません。
5分でケガのリスクが低下して、パフォーマンスが上がります。ご自身のために、ぜひとも足元を見直されてください。
できれば運動前だけでなく、足指のばしを生活の一部として取り入れてみてください。
詳しいやり方は下記の動画を参考にされてくださいね。
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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