こんにちは！
「足指」から健康と運動をかんがえるトレーナー、石田です。
皆さんの夢は何ですか？
そう仰るＩさん。
初診時は、600ｍほど歩くと両足の親指のつけ根に痛みが出てしまい長歩きができない状態でした。
せめて痛みなく歩けるようになりたい…ということで受診に来ていただいたのが2023年の12月。
足指を伸ばして、靴のサイズと靴ひもを変えると、ご家族が驚くほど元気になられました。
なんと、旅行中は20000歩、30000歩とたくさん歩き回られたそうです。
元気の秘訣は、あなたの足元に隠れているかもしれません。
いつまでも元気に歩きたいアナタ！
足指はしっかりと伸びていますか？
痛みの原因は？
600ｍ歩くと痛みが出てしまう原因。
皆さん、上図を見て何か気がつくことはありますか？
一番わかりやすい部分でいうと、やや外反母趾ぎみですよね。
親指の第一関節が少し離れてしまっていることがわかります。
写真で見ても少し変形しているかな…という程度だと思います。
でも、この少しの変形があることで、歩くときに親指で地面を押すことができなくなります。
その結果、どこで歩くかというと…親指のつけ根です。
このちょっとした使い方の間違いが、何回も繰り返されることで、親指のつけ根に負担がかかり、痛みへ変化してしまいます。
変形した原因を探すことも大事ですが、改善のために何をするのか？
そちらが大切ですよね。
Iさんにも、改善のために「ゆびのば体操」と「ゆびのばソックス」を頑張っていただきました。
3ヶ月後にはこの通り。
まだ内反小趾は目立ちますが、親指がずいぶんと広がっていることがわかります。
この様に足の形が変わるということは、靴のサイズ自体も変わってしまいますよね？
痛みと姿勢の外来では、初診時に靴を変えていただく事はありません！
なぜなら、2-3ヶ月後には足の形が変わって、靴のサイズも変わってしまうからです。
まずは、ゆびのば体操とゆびのばソックスで様子をみていただいております。
一日でも早く靴を変えたい気持ちもわかりますが、グッと我慢です！
靴のサイズと靴ひもも大事
いつもブログにも書いておりますが…
靴のサイズ選びは、本当に大事です。
選び方は、大人も、子どもも同じ。
ご自身の足の横幅に合わせて靴のサイズを選んでいただいています。
足指の部分が広い末広がりの靴があまりないので、オーバーサイズで履いていただく事もあります。
ここでワンポイント！
靴ひもにもこだわってみてください。
できれば伸びにくい面100％のひもが良いです。
さらに言うと、丸ひもではなくて、平ひも一択。
そのひもを使って、靴で足をしっかりと包み込むようにフィットさせてください。
細かいかもしれませんが、ここまでしないと効果はありません。
なぜかというと…
足のサイズに合わせて、オーバーサイズの靴を選んだ場合。
足先にはスペースが広がっています。
靴ひもを締めずにユルユルの状態だと、足は前に前に滑っていきます。
結果として、屈み指になってしまったり、外反母趾や内反小趾になってしまいます。
剃刀と奉公人は使いようという言葉があります。
どんなに良い靴であっても使い方次第では、足を痛める原因にもなってしまいます。
いつまでも元気に歩くためには、細部にまでこだわる必要があります。
息子さんとお孫さんも驚いた
冒頭でご紹介したIさん。
すっかり元気になられて、家族旅行でも先頭をきって歩かれるそうです。
名古屋ではお孫さんに
と言われ、東京では30代の息子さんに
と驚かれたそうです（笑）
それだけでもビックリなのですが、なんと長年の夢だった皇居ランにチャレンジされたそうです！
旅行前は、走るかどうか迷っていたそうですが…
足指が伸びて、靴のサイズと靴ひもを変えて、自信が出たそうです。
600ｍしか歩けなかった時期を考えると、本当に元気になられたなぁと私も嬉しくなります。
Iさん自身もですが、それ以上に、ご家族の方が驚かれていらっしゃるようです。
嬉しいご報告をいただいた最後に、Iさんはこう仰いました。
私も同じように、夢は叶うと信じています。
Iさんのようにランニングでもそうですし、ダンス、卓球、旅行、声楽…etc.
いつまでも元気に続けていくためには、元気な足が必須です。
そのためには、足指を伸ばすことが大事。
長年の夢を諦めるか、足指を伸ばすか。
アナタだったらどちらを選びますか？
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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