足指を矯正するゆびのばソックスの特許について解説

オススメの本 足指のばし‐ゆびのば

なぜソックスで足指が矯正できるのでしょうか?

矯正というと縮毛や歯並びのことを思い浮かべる人も多いと思います。矯正とは「欠点などを正しく改めさせること。まっすぐに直すこと。(大辞林4.0)」とされます。足指が本来の状態ではない、外反母趾や内反小趾、扁平足などを元に戻すことも矯正といえます。

さて、ゆびのば®ソックスは、その特殊な構造により足指を伸ばし、矯正していくことで特許を取得しています。ゆびのばソックスをはくと「足指が伸びて踏ん張れる」、「楽に歩ける」「外反母趾の向きが変わってきた」などの声をいただきます。

今回のブログは、なぜゆびのばソックスが足指を伸ばすことができるのか、つまり矯正されていくのかという点について解説します。お役に立ちましたら幸いです。

外反母趾よりたちの悪い、屈んだ足指が体を壊す

かがみ指という言葉を聞いたことがありますか。屈指症くっししょうともいいます。足指の変形ではほとんどの人が知っている外反母趾の陰に隠れてあまり知られていませんが、問題のある足指変形の一つです。

かがみ指は、現代人の多くに見られる足指の変形です。足指が本来の形のように広がらずに、屈んでしまうことによって

  • 接地面積の減少
  • アーチ構造(土踏まず)の弱体化
  • 屈んだ部位の血流悪化

が起こってしまいます。そして膝痛や腰痛といった体の別部位の症状の引き金となってしまうことがあります。そしてこれらはそれぞれ

  • 接地面積の減少  → ふらつき、バランスの悪さ
  • アーチ構造(土踏まず)の弱体化 → 疲れやすさ、長時間立っているときつい、足裏痛
  • 屈んだ部位の血流悪化  → 冷え、色調不良(暗紫色)、爪が分厚くなる

といった問題を引き起こしてしまいます。

では、この体の土台である足を壊していくかがみ指とはどのような状態でしょうか。下の写真を見て下さい。足の冷え、むくみを悩んで相談に見えた方の写真です。

まっすぐ立った状態で黄色で囲んだ部分の足指が地面の方に突き刺さるように曲がっていることがわかります。これがかがみ指です。

こうなると爪の変形、足・足指の冷え、しびれといった症状が引き起こされるのは容易に想像できます。

かがみ指によって引き起こされるという体の変化には様々なものがあります。

成長痛・外反母趾・内反小趾・変形性膝関節症・慢性腰痛症・浮き指・足のむくみ(浮腫)・しびれ・O脚・猫背・足底筋膜炎・モートン病など

体の土台である足指が曲がっているのですから、体全体に影響をおよぼしてしまいます。

では、足が伸びた状態というのはどのようになっているでしょうか。同じ人の一ヶ月後の写真です。

足指がすらりと伸びていることがわかります。そして、両方の足首の辺りにあった靴下のむくみの跡も消えています。

足指が伸びると、ふくらはぎを効果的に使えるようになるためこの様なことが起こるのです。ふくらはぎは第二の心臓と言われ、足先まで循環した血液を1.5mほど上にある心臓まで戻していくのにとても大切な働きを持ちます。足指を使って歩かなければ、ふくらはぎの動きが弱まり、血流悪化ひいては下肢静脈瘤まで引き起こしてしまいます。

このように大切な足指ですが、私たち現代人の足は、靴や靴下、ストッキングによって絶えず圧迫されることにより知らず知らずのうちにかがみ指になっていることが多いのです。

この曲がった足指を伸ばしていくことこそが、体調改善の第一歩になります。

なぜ、ゆびのばソックスは足指が伸びるのでしょうか

ゆびのばソックスは、他の五本指ソックスと違って「なぜ足指が伸びるのだろう」この違いは、足指を包む袋部分の”圧力”にあったのです。

さて、五本指ソックスは、ただ5つに足指先が分かれていればどれも同じかというと、やはり作り(構造)、素材(綿や化繊など)によって違いが出てきます。

着圧ソックスや着圧ストッキングは聞いたことがあるでしょう。ふくらはぎの太さに合わせてそこにかかる圧を変化させて、むくみにくくさせるソックスですね。

ゆびのばソックスの着圧構造は、この着圧ストッキングにも似た効果を足指におよぼします。

これは足指と足指袋の模式図です。屈んだ足指はソックスの中ではそのままの足指の形になっています。

 

それでは、ご自分の手を見つめて下さい。何も力を入れない状態ではどうなっているでしょうか。

すこし指は丸まっています。これは私たちの先祖が木登り生活だったため木の枝を「握る」ことに長けていた名残です。

指を曲げる「屈筋」と指を伸ばす「伸筋」だと、屈筋の方が強いので、手をだらりとして力を入れなければ指が曲がります。

ピンと手を広げた状態を保ち続けると疲れてくるのもこのせいです。すこし丸まった状態が「普通」なのです。

これは足も同じです。伸ばすよりも曲げる、かがめる筋肉の方が強いために、屈み指が生まれやすくなります。

これが足の接地面積を狭めて、アーチ構造を崩してしまいます。さらには足指先の血流を悪くしてしまいます。

足指と足指袋の模式図 曲がった状態(屈み指)

そこで私たちは、この足指袋の構造を特殊化して直接足指が伸びるような圧がかかれば良いのではないかと考えました。

従来の五本指ソックスではただの袋状の構造ですから、圧がかかりません。そのため曲がった足指はそのままです。

ゆびのばソックスは、足指袋の圧力によって真っ直ぐな足指の状態を維持します。

ゆびのばソックスは着圧構造により足指を伸ばす

では、通常の五本指ソックスとゆびのばソックスではどれくらいの違いがあるのでしょうか。

私たちは特殊な方法で、足指袋の圧を測定することに成功しました。すると、ゆびのばソックスは通常の五本指ソックスと比べると桁違いに足指袋圧が高いことがわかったのです。

様々な製品をチェックしましたが、当時は足指袋圧500Paを超える商品は見つけることが出来ませんでした。

一方ゆびのばソッ1950Paという圧がありました。これが足指を伸ばす秘訣だったのです。普通の五本指ソックスの4倍以上の圧がかかっていたのです。

様々なソックスを検証しました。

様々な五本指ソックスを検証しました。

それまで1200Paより低い圧では屈んだ足指を伸ばすことが出来ないことが足指モデルで判明していましたから、従来の五本指ソックスでは足指十分に伸ばすことが出来ないことは明白です。

矯正が維持できる最低圧が1200Pa

矯正が維持できる最低圧が1200Pa

では足指を伸ばすためにどんどん圧を強くすれば良いのではないかと思います。

ところが足指は機械ではなく人体ですから、絶えず血流があります。あまりに高い圧は血流障害を引き起こしてしまう可能性があります。

末梢血管は、小さな赤血球よりもさらに小さいと言われます。体の隅々に酸素を運ぶ赤血球は、その形を変えて細胞体よりも小さな血管へと入り込んでいきます。この末梢血管がかがみ指によって潰れてしまうと赤血球が入っていけず酸素を送り込むことが出来ません。

この血流障害が、むくみや痛み、しびれといった足指の症状を引き起こす可能性があります。正座を長くした後にしびれや痛みが出ることがあります。これは、神経に血液が行かなくなったために起こる症状だと言われます。足指も同じです。

さらに、冷えや爪水虫といった病気にも繋がるかも知れません。

そこで「足指を伸ばし、しかも血流を悪くしない最大の圧はいくらだろう」という疑問が沸いてきます。

これが1950Paだったのです。ゆびのばソックス(初期モデル)は、このギリギリの圧1950Pa)を示していました。

この足指を矯正するのに最適な着圧構造を1200~1950Paの圧を私たちは「至適圧」と命名しました。

ゆびのば特許

足指を矯正するのに最適な圧は1200~1950Pa

そして現在では、よりはきやすく、長時間装用しても違和感がないように足指袋圧が1200Paになるように設計しています

この特殊な技術をOPZ構造と名付けました。Optimal Pressurized structure(至適圧構造)です。

この圧の調整こそが、ゆびのばソックスが特許を取ることが出来た理由なのです。

OPZは至適圧構造のこと

OPZは至適圧構造のこと

ゆびのばソックスは、安全にそして快適に足指を伸ばすことが出来る唯一の五本指ソックスといえます。

実際に足指を伸ばし接地面積が広がることにより、運動能力の向上、体の柔軟性の向上が認められます。

このOPZ(至適圧構造)構造の実現のためには、メーカー工場との頻回の折衝、多大なサンプル品作成などが必要となりました。

私たちの屈んだ足指を伸ばしたいという思いが詰まったのがこの「ゆびのばソックス」なのです。

ゆびのばソックスの唯一、独自の「足指を伸ばす」構造をぜひ体験して下さい。

足指が伸びれば、接地面積が拡がり、足のアーチが確固たるものになります。

だからこそいつまでも歩ける体を維持できると私たちは思っています。

足指を伸ばせば人生変わる、そう信じて日々取り組んでいます。

隠れかがみ指にも注意

立った状態でかがみ指がないから大丈夫と思っている人も、隠れかがみ指に注意して下さい。

隠れかがみ指は立っている状態では分からずに、動いているときに出てくるものです。

この写真は歩いているときのビデオを切り取ったものです。

ご本人の左足を拡大してみると屈んでいることが分かります。黄色く囲んだ部分です。

反対の右足は、歩行時にもかがみ指はなく、すらりとした足のまま歩けるのですが、左足だけが屈むのです。

これは無意識のうちに行われます。

このかがみ指状態で5000歩も10000万歩も歩くとしたら、右側と違って左の足には無理がかかりますね。

ですから、足指を矯正して伸ばすことが大切なのです。

それともう一つ、裸足だから何にも圧迫されていないから良いのではなくて、裸足の状態でもすでに足指の変形が起こっている場合は、伸ばし続ける必要があります。

そのためにゆびのば®ソックスをぜひご活用下さい。

これは、私が書いた書籍の一つです。6万部以上の販売実績を持ちます。ぜひ一度手に取ってみてください。

 

 

さて、今回のブログは、なぜゆびのばソックスが足指を伸ばすことができるのかについて、特許技術と併せて紹介してきました。みらいクリニックは、これからも足元からの健康支援にしかりと取り組んで参ります。

ゆびのばソックスには全国にはアドバイザーがいます。効果的なゆびのばソックスのはき方はもちろん足や靴のお悩みにも対応しますので(アドバイザーによって得意分野は違いますのでご了承ください)、お気軽にお問い合わせください。

ゆびのばソックス全国アドバイザーリスト

またゆびのばソックスを専門的に扱っていただけるゆびのばソックスアドバイザーも募集しております。ご興味のある方はこちらをご覧下さい。

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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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