爪も皮膚の仲間なんです
痛みと姿勢の外来では、足の状態をチェックさせていただきます。
足趾やアーチだけでなく、爪の状態も実はしっかりと観察させていただいております(^^)
爪は足先の健康のバロメーターですからね!
なので、診察時には素足になっていただくんですが、初診の方に
と言われることもあります。
その気になる足、爪の状態。
なぜ、そうなるのかご存知でしょうか?
もちろん、原因は様々考えられます。
- 靴の問題
- 靴下の問題
- 重心の位置
- 歩き方・・・etc.
上記のような問題によって血流が悪くなり、新陳代謝が落ちることで多くの問題が起こります。
あまり知られていませんが、髪の毛などと同じで皮膚が変化したものなのです。
しっかりとケアをしてあげれば、きれいになります(^^♪
多くの方は、お風呂から上がったらお肌の手入れをしますよね?
この時期であれば、紫外線対策なんかも。
でも、見えるところばかりやっていませんか?
普段、目を向けない部分もシッカリとお手入れを!
爪の病気
痛みと姿勢の外来に来られる方で、みうけられる症例をいくつか挙げてみます。
- 巻き爪
- 陥入爪
- 爪水虫
- 匙状爪(スプーンネイル)
巻き爪の方も多くなってきています。
欲を言えば爪の問題は、痛みが出る前の初期の段階で何とかしておきたいものです。。
外来では足と姿勢の写真を撮影させていただくのですが、皆さんご自分の足を観てビックリされます。
自分の足指、そして爪なんて上から見るくらいで、正面から、横とかから見ませんよね、普通は。
自分のカラダ、特に足ってあまり見ませんよね。
見ることも難しいですし、変化もよく分からないですし。
まぁそれが仕事なので当たり前なのですが(^^ゞ
ところで外来で撮影する足の写真はこんな感じです。
上からの目線は、普段ご自身で見ている目線ですよね。
下の写真では、外反母趾と屈み趾であることがわかります。
ここからは、普段とは違う目線になります。
まずは正面から。
親指が浮き趾、陥入爪になっていることがわかります。
この患者様、ご自身が陥入爪になっているとは思いもしてなかったようで
とショックを受けていらっしゃいました。
痛みが出る前の状態でしたから、気づけなくて当然なのかもしれません。
左右とも、小指が倒れていますね。
そして、血流が悪いのか爪がきれいに生えていません。
足腰の痛みや姿勢の問題は、足指を調えることで解決することが非常に多いです。
気になる症状があれば、ご自身の足を客観的に観てみませんか?
爪のケアにも「ゆびのば体操」
上記のような足の爪の症状を改善するために、クリニックでお伝えしていること。
- ゆびのば体操
- 靴選び
- 歩き方
- 爪の切り方
です。
ゆびのば体操をやったことがある方はわかると思うんですが・・・
やった後は足先からカラダがポカポカしてきます。
足指を動かすことで血流が良くなりますからね。
新陳代謝を上げるためにも、ゆびのば体操を!
やり方は下記のリンクへ
https://mirai-iryou.com/yubinoba/
爪の切り方
最後に、爪の切り方について少し書いておきます。
足指がうまく使えない原因の一つに「深爪」があります。
爪の白い部分を短くしている方が多いんですが、浮き指の原因になることも。
そして、体重がかからないことで爪の問題にまで繋がります。
爪の切り方は「スクエアオフ」が基本です。
やり方はとっても簡単。
まず爪をまっすぐに切ります。
あとは、角をやすりで磨くか、爪切りで落とします。
上の図を参考にしてみてくださいね。
あとは、爪も皮膚と同じで乾燥してしまいます。
爪専用の美容液なるものもあるそうで…。
それより、あいうべ体操で口を閉じたほうが効果的だと思いますが(笑)
ご参考までに♪
足指も、爪も日々のケアが非常に大切です。
目に見えるお肌だけではなく、見えないところにまで目を向けてみてくださいね。
健康は日々の積み重ねで維持できます(^^♪
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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