あなたの体は「穴の開いたバケツ」である

あなたの体は「穴の開いたバケツ」である

  • なんとなく自分の体ではないみたい、
  • 本来の体を取り戻したい
  • パフォーマンスを上げたい
  • サプリを飲んでも改善しない
  • 原因不明の症状がたくさんある
  • 自律神経が不調気味だ

こういうなんとなく体調が優れない状態が続くってことありませんか。

今回のブログは、2020年7月5日に行われるセミナーの内容を元にお送りします。セミナの詳細はこちらをご覧下さい。前回の自律神経の記事も参考にして下さい。

少しの労力であなたのバケツの水を満タンに!!

  

また私は読売新聞のWEBページ版、ヨミドクターで連載をしていますからそちらも合わせてご覧いただけるとありがたいです。

私は体に「穴のあいたバケツ状」と呼んでいます。

あなたの体がバケツで元気やエネルギーは底に貯まった水だとしましょう。

バケツに穴が開いていたとしたらまず何をするべきか?

さぁとても簡単な質問を出します。穴が開いたバケツがあってそれに水をためたいと思ったらまず何をするべきでしょうか。

浴槽でもいいですね、穴が開いた浴槽にお湯を張りたい、水道から水を入れてもどんどん開いた穴から流れ出ていってしまう。改善するためには、何をするべきか。

そう答えは簡単です。

穴をふさぐ

です。まさかここで「水道の蛇口を最大限ひねる」とか「二本目の水道を引いてくる」なんて答える人はいないでしょう。

ところがこれが体のこととなると、穴あきバケツに水をためるときに「蛇口をひねってさらに大量の水を入れる」という”間違った対応”をする人が出てくるのです。これを徒労と言います。

体調不良やなんとなく調子が悪いなんてことの原因が栄養不足や睡眠不足などの”は不足”はから来るものであればそのような対応も必要でしょう。休養をしっかりとったり、体により良い食事をしたり、時にはサプリメントを摂取したりという手段もあります。

しかし!不足でなかったとしたら、、、栄養や睡眠は足りているとしたら、、、その努力は意味の無いものになってしまいませんか?

体にあいた穴、それが炎症である

この図を見て下さい。

「体調どうですか」と質問して「まぁ普通です」とか「それほど変わりません」「何時もこんな感じで、すこしけだるいのが続きます」いろいろな答えが返ってきます。

いつも体調が優れない人、本来のパフォーマンスが発揮できていないかもという人はまだ自覚があるから良いのですが、「普通」という状態がちょっと危険です。

  • 万年カゼ状態が普通
  • ちょっとけだるいけどまぁこんなものが普通
  • やる気はあまり起きないのが普通

元気はあるのに、何となくやる気が出ないという状態にある人も多いでしょう。そんな時に栄養ドリンクやエナジードリンクで一時的に元気を出す、なんだか栄養が足りない気がするからサプリを摂る。

こんなことをする人もいるでしょう。でも・・・もし体に穴があいているとしたらエネルギーや活力をいくら注ぎ込んでも貯まっていきません。

そう穴のあいたバケツなのですから、投入し続けなければならないのです。

もし穴を塞ぐことができたらどうでしょうか。

すこしずつでもエネルギーが貯まっていきますから、サプリやエナジードリンクなど不要になります。

もともと人間の体って元気なものです。あいた穴がその元気を吐き出してしまっているのです。ムダに消耗していると言い換えても良いでしょう。

その消耗させてしまう正体が慢性炎症なのです(つまりバケツの穴)

慢性炎症を抑えて本来のパフォーマンスに

体のどこかに慢性炎症があると体がムダに消耗してしまいます。

慢性炎症は、くすぶり型炎症ともよばれ、華々しい症状(痛みや熱、血液検査異常)はでないもののずっと火種として体内に存在します。

身近な例で言うと歯周病があります。歯周病は、ギネスブックにも掲載されている世界で一番多い感染症です。

これは高血圧、糖尿病、脳卒中などのよく知られている病気の原因となりますが、症状はほとんどなく口の中にくすぶり続けています。歯周組織というのは、その大きさが手のひら程度と言われています。この手のひら程度の面積がずっと炎症を起こし続けるのです。24時間炎症物質が生み出され、血管は破壊され、時に出血し、組織の破壊と修復が絶え間なく行われています。

これが消耗させてしまう原因です。歯周病があると言うことは、体に穴があいているのと同じ意味なのです。まさに穴があいたバケツです。歯周病があるのに、それを治療せずに、サプリを飲んだり、血糖降下薬を服用したりすることは、対処すべき順番を間違っているのです。

穴はあき続けているのですから、何かを絶えず注ぎ込まなくてはなりません。そして、徐々に心身ともに消耗して行ってしまうのです。

もし、その穴を塞ぐことができたとしたら(慢性炎症を抑えることができたとしたら)、なにかを取り込まなくてもエネルギーは徐々に貯まっていくのです。

それを表したのがこの図です。本来のパフォーマンス、もともとの自分の体を取り戻すためには「何かを摂取する」という発想から、まず悪いものを取り除くという発想へ転換する必要があります。

それだけで簡単に体は変化していくのです。サプリをとり続けることで変化するのではありません。

体の穴を塞ぐには、、、、このセミナーを。

難しい病気には難しい治療が必要か?

これはシェイクスピアのハムレットの一説です。

「難しい病気には、難しい治療が必要だ」とクローディアス王の台詞があります。実際にこう思っている人は多いのではないでしょうか。

医聖と呼ばれるヒポクラテスも同様のことを言っています。「極度に難しい病は、極度の治療が必要」と。

病名というのはなんだかとても難しく付けられています。

これは江戸の時代でもそうであったようで、治療者の威厳を保つためと思われても仕方がありません。

でも難しい病気であっても治療法がはっきりとしていれば、難しい治療は必要ありません。

ところが難しい漢字をちりばめられた病名を見せられるとそれだけで怖じ気づいてしまうものです。

例えば「本態性高血圧」はいかがでしょうか。本態性というのは、英語でessentialといいそれを本態性と訳したのですが、もともと原因がはっきりとわかっていない高血圧のことを表します。原因不明の高血圧と書かずに、本態性高血圧という病名にされてしまうと難しいことをしている気持ちになってきますね。

難しい病気であっても、治療は難しいことはない」ことも充分考えられるのです。

尋常性乾癬の治療を通して考える、体の穴を塞ぐ治療

写真は50代女性、病名は「尋常性乾癬」という皮膚病です。「じんじょうせいかんせん」と読みます。

治りにくい病気で、最近では生物学的製剤による治療も始まっています。

治療をして半年ほどの経過での写真です。生物学的製剤はもちろんステロイドの塗布剤などを使用せずとも”慢性炎症”が取れるとこのように改善します。

慢性炎症は、生きるためのエネルギーの入り口である口と鼻に存在することが多いものです。上で上げた歯周病もその一つですし、慢性上咽頭炎や慢性扁桃炎、副鼻腔炎などの鼻道、気道の病気もあります。

難しい病気に、難しい治療(たとえば生物学的製剤の注射)ではなくて、視点を変えて慢性炎症が起っている場所を探しその大本(原病巣)を治療する、あるいは慢性炎症がおこらない体作りを目指すと本来の状態に戻っていきます。

  • 数ヶ月に一度大きな風邪を引く
  • 寝込むことが多い
  • 朝がダルい
  • 何となくやる気が起きない

といった状態はもしかしたら「慢性炎症」が引き起しているかも知れません。体の中に何かを取り込むことではなくて、体の中の炎症を取り除くことから始めましょう。

well-beingを考えていくオンラインセミナーのご紹介

そのために体の健康はもちろん、心の健康まで含めて”はwell-being”、より良いあり方を考えてみませんか。そのために「体の穴を塞ぐにはどうすれば良いのか」をお伝えします。

■ 私たちの提言:私たちは、健康を単に体と心を治療する、癒すというような概念で捉えません。
むしろ身体的、精神的、社会的に良好な状態にある「ウェルビーイング」(well-being)とみなし、そのための条件を「鼻呼吸」と「アドラー心理学」の立場から肉薄し、より広い幸福感を提唱します。

■ 日  時:7月5日(日)10:00~12:00

■ 形  式:オンライン(Zoom)による

■ スケジュース
挨拶、進め方、オンライン上の留意点など  10分
今井先生による「呼吸から探る体の健康~鼻呼吸の超健康法~」 25分
岩井俊憲による「アドラー心理学から探る心の健康」 25分
ブレイクアウトセッション「2人の講演から気づいたことなど」(ミニ休憩を含む)15分
質疑応答と対談(「体と心の健康からWell-beingへ」) 45分

■ 受講料:@3,000円(税込み、カード決済のみ)

執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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