この痛みは子供のせい?
先日、足裏の痛みで受診されたYさん。
まだまだ小さな赤ちゃんを抱いてお越しになられました。
出産後から足裏の痛み(足底筋膜炎!?)が続いているとのこと。
あまりの痛さに長時間歩けないようでした。
あまりの痛さに
と考えてしまうこともあったとか・・・。
いつも通り写真撮影、問診をして問題点を探っていきます。
気になるのは「屈み趾(足指が曲がっている状態)」
と、ここで終わってしまうのではなく、大事なのは「なぜ屈み趾になったのか」を探すことです。
問診を続けていくと、問題点がはっきりしてきました!
楽に履けるから・・・
どうやら、原因は履き物にあるようでした。
痛みと姿勢の外来を担当させていただいてから、履き物の重要性を毎日痛感します。
僕自身、クリニックに来るまでは履き物をそこまで気にしていなかったですし・・・。
知ってしまったからには、ちゃんと広めたいと思っています。
Yさんに話を戻します。
Yさんの場合、しかたがない部分もありました。
もともと、スニーカーが多く紐もしっかり締めていたそうです。
ですが、妊娠&出産を機にサンダルやつっかけを履く機会が増えてしまったとのこと。
カラダのことを考えると、履物を変えてもらうことが一番の改善策なのですが。
状況的に履物を変えるのは難しそう・・・。
小さなお子さんを持つお母さんは忙しいですからね。
なので、今回は足指のケアをお伝えすることにしました。
指を伸ばしただけで痛みが消えた
足指のケアといっても、いつも通りゆびのば体操です。
特別なことはお伝えしていません(笑)
ゆびのば体操の効果を維持するために、ゆびのばソックスも併用しました。
初診時には、びっこを引いて歩かれていたYさん。
ゆびのば体操&ソックスを試してもらうと、その場で歩きが変わりました。
試しにお子さんを抱っこして歩いてもらったのですが、全く問題なし(^^♪
ずっと悩みだった足の痛みが消えたことで、Yさんの顔にも笑顔が。
そしてなにより、痛みの原因がはっきりしたことで安堵されていました。
そんなYさん。
昨日が3回目の受診の日でした。
痛みもなくスタスタ歩かれていました♪
そして、痛みがなくなったことにより姿勢にも変化が!
二か月間、ご自分でゆびのば体操とゆびのばソックスを継続していただいただけです。
ご自身の痛みが消えたことで、足指の重要性に気がついたと言っていただけました(^^♪
なんと、お子さんの足指にも目を向けていただいていると嬉しすぎるご報告も頂けました♪
足指の英才教育ですね(笑)
こうやって、「ソクイク」が親から子へ繋がっていくと嬉しいですね。
「ソクイク」が当たり前になるように、僕も微力ながら頑張っていきます(^^)/
前後を比較すると
足指の変化と言われてもよく分からない、、、と言われます。
写真で比較してみましょう。
どちらが初診時のものか分かりますか?
右が初診時のもの、そして左が3回目のもの。足指が広がっていますね。
そして足指が長くなったのが分かると思います。
ただ小趾を見て下さい。3回目のほうが寝ている角度が変わってきていますね。
これが良くなったらさらに体が変わると思います。
でもこういう変化は、レントゲンではよく分からないそうです。骨の並び(アライメントと言います)自体には変化がありませんから。
だから、レントゲンを撮っても「特に問題ない」と言われることが多いのですね。
足指を直接見てみれば一目瞭然なのですが・・・
Yさんから、赤ちゃんをずっと抱っこしても痛くないと喜ばれて、足の痛みが出産に伴うものでなくて良かったと私も嬉しくなりました。
みらいクリニックのフットケア
みらいクリニックで行っている「ソクイク」
どんなことをやっているのか気になる!という方へ朗報です。
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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