花粉症は、花粉に対する過敏症状ですが、光線過敏症は、日光に含まれる紫外線などに過敏に反応して皮膚の症状が起こっている状態です。そのため日光過敏症と言われることもあります。
これには基礎疾患がある場合(遺伝性の色素性乾皮症やポルフィリン症など)や解熱鎮痛薬含有のシップや塗布剤処置後の光線過敏症なども含まれます。また運動後に出やすくなったりします。
みらいクリニックを受診される方の多くは、遺伝的基礎疾患がない光線過敏症です。日光に暴露されると光線が当たったところが湿疹になったり赤くなったりします。日焼け(紫外線による火傷)とは違います。
光線過敏症の治療について
みらいクリニックにおける光線過敏症の治療は、他の慢性じんま疹の治療と同様です。何らかの過敏症に対する治療と同様です。
これまでの経験でしかありませんが、やはり口呼吸は光線過敏症においても悪影響を与えているようです。
口呼吸は、吸入アレルゲンに対しても悪影響をおよぼすため、早く治すことが望まれます。
ただし、食物アレルゲン(甲殻類やソバなど)に関しては口呼吸は影響をおよぼしていないと考えています(口呼吸を治しても食べられるようになるわけではない)。その点を注意して下さい。
受診する前に、あいうべ体操を行って口を閉じるようにして下さい。
特に運動後に起こる場合などは(部活動など)口呼吸に注意して下さい。
受診ご希望の際は、他院の検査などを持参していただくとスムーズに診療が出来ます。