「よし、みらいクリニックに行ってみよう」
そう決心してくださった一方で、「初めての病院は緊張する」「いきなり痛い治療をされないかな」「どれくらい時間がかかるんだろう」と、新たな不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
こんにちは。みらいクリニック院長の今井一彰です。
私が日々の診療で患者さんとお話ししていると、「過去に他の病院で流れ作業のように診察され、悲しい思いをした」というお声を少なからず耳にします。長引く不調や原因不明の症状を抱えていると、病院という空間そのものに対して、心も体も敏感になってしまうものです。
だからこそ、私は「患者さんが心から安心して、納得して治療を選べること」を何よりも大切にしています。待ち時間のストレスをなくすための「完全予約制」の導入や、治療を無理強いしない方針も、すべてはその思いから生まれました。
このページでは、当院に初めてご来院いただく際の「診察の流れ」や「治療に対する私の考え方」について、詳しくご案内いたします。事前にお読みいただくことで、少しでもリラックスして当日をお迎えいただければ幸いです。
【気持ちに寄り添う診察を心がけています】
Y・Tさん(50代・女性)のケース
新型コロナ感染後から続く激しい倦怠感と、リウマチのような手指の関節痛に悩まされていたYさん。知人から「EAT(Bスポット療法)が良いらしい」と勧められ当院をご予約されたものの、痛みに極端に弱い体質だったため、来院直前まで「やっぱりキャンセルしようか…」と悩んでおられたそうです。当日の問診でその不安を正直に打ち明けてくださったYさんに対し、私はこうお伝えしました。
「怖ければ、今日はEATはやらなくて大丈夫ですよ。まずは内視鏡で状態だけ確認して、お薬とセルフケアから始めましょうか」
するとYさんは、「絶対に治療されると思い込んでいたので、その言葉にスッと肩の荷が下りました」と仰り、内視鏡でご自身の上咽頭が真っ赤に炎症を起こしているのを見て、これがあの関節痛やだるさの原因(慢性炎症)だと深く納得されました。結局、私と話しているうちに「やっぱり今日、少しだけやってみます」と、ご自身から一歩を踏み出してくださったのです。
初回はごく軽く、痛みの少ない範囲で処置を行いました。その後、Yさんはご自身のペースで通院を続けられ、今では倦怠感も抜け、関節の痛みもすっかり和らいでいます。「あの時、無理強いせずに気持ちに寄り添ってくれたからこそ、今の元気な私があります」というYさんの笑顔が、私にとっても日々の診療の大きな原動力になっています。
この記事のまとめ
- ✅ みらいクリニックは完全予約制で、初診の所要時間は約60分(待ち時間なし)です。
- ✅ EATは必須ではありません。不安な方には投薬やセルフケアなど別の選択肢もご提案します。
- ✅ 一見バラバラな症状(アレルギー、リウマチ、コロナ後遺症など)も「慢性炎症」が原因であることが多く、共通して治療効果が期待できます。
- ✅ 初診時には内視鏡で状態を一緒に確認し、納得してから治療を進めます。
- ✅ お電話の混雑を避けるため、24時間対応の「WEB予約」からのご予約をおすすめしております。
みらいクリニックの初診の流れ(所要時間:約60分)
当院は、患者さんの貴重なお時間を無駄にしないため、また院内感染防止の観点からも「完全予約制」となっております。お約束の時間にご案内できるため、待合室で何十分も待たされるようなことはありません。
初診時のトータル所要時間は、受付からお会計まで【約60分】を目安としております。当日は以下のようなステップで進みます。
Step 1:ご来院・問診票のご記入(ご予約の20分前)
当日は、ご予約時間の「20分前」にご来院をお願いいたします。受付にて保険証等をお預かりした後、問診票にご記入いただきます。長年の不調の経過や、現在お困りの症状、EATへのご不安など、どのようなことでも詳しくご記入ください。
※新型コロナ後遺症外来など、一部の診療メニューではWEB上に事前の問診票をご用意しております。
Step 2:舌圧測定・血液検査(採血)
診察の前に、現在の全身状態を客観的に把握するため、看護師による舌圧測定と採血(血液検査)を行います。慢性炎症の度合いや、隠れた栄養不足などがないかをしっかりチェックし、的確な診断につなげます。
Step 3:看護師による事前の問診
診察室へお入りいただく前に、まずは当院の経験豊富な看護師が問診票をもとにじっくりとお話を伺います。「いつから?」「どんな時に辛い?」といった症状のことだけでなく、EATへのご不安(痛みが怖いなど)や、医師には直接言いにくいことでも遠慮なくお伝えください。ここでお伺いした内容は、しっかりと私(院長)に共有されます。
Step 4:院長による診察・内視鏡での状態確認(可視化)
看護師からの共有内容をもとに、私が診察を行います。その後、細いファイバースコープ(内視鏡)を鼻から入れ、上咽頭の状態を確認します。モニターを通じて、ご自身の目で「現在、どのくらい炎症が起きているか(赤く腫れているか)」を診ていきます。見えない部分の不調を視覚的に納得していただくための大切なプロセスです。
Step 5:EAT(上咽頭擦過治療)の実施 ※同意された方のみ
内視鏡の結果と患者さんのご意志に基づき、EATを実施します。
当院では、死角をなくすために「鼻からは細い綿棒で」「口からは曲がった巻綿子(けんめんし)で」丁寧に擦過します。処置自体は数十秒〜1分程度です。強い炎症がある方は一時的にヒリヒリとした痛みや出血を伴うことがありますが、それは「慢性炎症がそこにある証拠」であり、治癒への第一歩です。
Step 6:内視鏡映像の確認と、今後の治療方針・セルフケア説明
処置後、先ほど撮影した内視鏡の映像を一緒に見返しながら、ご自身の上咽頭がどのような状態だったのか(炎症の強さや出血の様子など)を詳しくご説明いたします。ご自身の目で実際の状態を確認していただくことで、多くの方が「だからこんなに辛かったんだ」と深く納得されます。その上で、今後の通院ペースの目安や、当院の最大の特徴である「ご自宅でできるセルフケア」について、スタッフから丁寧にご指導させていただきます。
Step 7:お会計・次回ご予約
受付にてお会計と、次回のご予約をお取りして終了となります。当院では現金のほか、各種クレジットカードや電子決済にも対応しており、スムーズにお会計が可能です。(詳細は後述します)
EATは「絶対に受けなければならない治療」ではありません
先ほどのステップ5でもお伝えしましたが、当院はEAT(上咽頭擦過治療)に力を入れている一方で、「EATは数ある治療の選択肢の1つであり、マスト(必須)ではない」と考えています。
もちろん、上咽頭の炎症を直接鎮めるEATは非常に優れた治療法です。しかし、痛みに極度に弱い方や、過去のトラウマで強い恐怖心をお持ちの方に対して、私が無理やり処置を行うようなことは絶対にいたしません。恐怖や緊張は自律神経を乱し、かえって治癒を遠ざけてしまうからです。
「痛いのはどうしても嫌だ」「今日は心の準備ができていない」という方には、以下のような別の選択肢をご提案しています。
- 投薬治療: 症状を和らげる内服薬や、点鼻薬などを用いたアプローチ
- セルフケアの徹底: お口テープ(マウステープ)や鼻うがい、あいうべ体操などの日常的なケアの指導
- 段階的なアプローチ: 初回は「内視鏡で見るだけ」にし、納得できてから後日治療をスタートする
一番大切なのは、患者さんご自身が「この方法で治していくんだ」と納得して前に進めることです。不安なことは、問診時や診察室でどんな小さなことでも遠慮なく私にお伝えください。
なぜ症状がバラバラでもEATなのか?〜「慢性炎症」という共通の根っこ〜
当院には、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、喘息などのアレルギー疾患、さらには新型コロナ後遺症(Long COVID)や慢性疲労症候群など、一見すると「全く違う病気」にお悩みの方が数多く来院され、そして多くの方がEATによって改善に向かっています。
「病気が違うのに、なぜ同じ鼻の奥の治療(EAT)をするの?」と疑問に思われるかもしれません。
その答えは、これらの多様な疾患の背景に「慢性炎症」という共通の根っこが隠れているからです。
人間の体は、どこかで「炎症の火種」がくすぶり続けていると、免疫システムが常に臨戦態勢になり、次第にエラーを起こし始めます。
上咽頭で起きている慢性炎症から、炎症を引き起こす物質(サイトカインなど)が全身の血流に乗ってばらまかれると、どうなるでしょうか。
- 免疫が関節でエラーを起こせば「関節リウマチ」などの痛みに。
- 皮膚や粘膜で過剰反応すれば「アレルギー」や「アトピー」に。
- 脳や神経系を疲弊させれば「新型コロナ後遺症」や「慢性疲労」「ブレインフォグ」に。
このように、症状が出ている場所(葉っぱ)は違っても、原因となっている根っこ(慢性炎症)は同じであるケースが非常に多いのです。
だからこそ、根本の火元である上咽頭の慢性炎症をEATで鎮めることが、結果的に全身のバラバラに見える不調を改善へと導く強力なアプローチになるのです。
EAT(上咽頭擦過治療)についてもっと詳しく知りたい方へ
「どんな治療なの?」「痛いって本当?」など、EATの歴史やメカニズム、痛みの理由についてさらに詳しく解説した専門ページをご用意しております。
治療の効果を高める「3つのセルフケア」へのご案内
みらいクリニックでは、院内での治療と同じくらい「患者さんご自身が日常で行うセルフケア」が重要だと考えています。病院任せにするのではなく、ご自身の体をご自身で作っていくサポートをいたします。
初診の最後には、患者さんの状態に合わせて、当院が大切にしている「3つの柱」に基づいたセルフケアの入り口をご案内いたします。
| 息育(そくいく) | 慢性上咽頭炎の最大の原因である「口呼吸」を治すためのケアです。当院考案の「あいうべ体操」のやり方や、就寝時のマウステープの活用法をお伝えします。 |
|---|---|
| 足育(そくいく) | 体の土台である「足指」の変形(浮き指など)が、姿勢の崩れや全身の不調を招きます。ご自宅でできる「ゆびのば体操」など、足元から体を整える知恵をお伝えします。 |
| 運動 | 慢性炎症に負けない体力と筋力を作るためのサポートです。ご興味のある方には、併設する「みらいスタジオ」での安全な運動指導プログラム等もご紹介可能です。 |
※当サイト内には、これらのセルフケアについて詳しく解説したページや動画を多数ご用意しております。ぜひ他のページもご覧いただき、ご自身の健康づくりにお役立てください。
ご来院前の準備とご予約について
お持ちいただくもの
初診の際は、以下のものを忘れずにご持参ください。
- マイナ保険証(マイナンバーカード)
※マイナ保険証をお持ちでない方は「資格確認書」をご持参ください。 - お薬手帳(現在服用中のお薬がわかるもの)
- 紹介状や過去の検査データ(お持ちの方のみで結構です)
予約料について(完全予約制の維持のため)
当院では、患者さんお一人おひとりに十分な診察時間を確保し、待ち時間のないスムーズなご案内を徹底するため、通常の保険診療費とは別に「予約料:【2,100円】(税込)」を頂戴しております。
質の高い医療と安心できる空間を提供するための体制づくりにご理解賜りますようお願い申し上げます。
お支払い方法について
現金のほか、以下のキャッシュレス決済に対応しております。体調が優れない中での現金のご準備や、お釣りのやり取りの負担を減らすことができます。
- クレジットカード: VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、DISCOVER
- QRコード・電子決済: 楽天ペイ、PayPay
【重要】ご予約は「WEB予約」がスムーズです
お電話でのご予約も承っておりますが、診察時間内は回線が混み合い、お待たせしてしまうことがございます。患者さんの大切なお時間を無駄にしないためにも、24時間いつでもご自身のペースで空き状況を確認できる「WEB予約」を強く推奨しております。
よくあるご質問(Q&A)
Q. 本当に待ち時間はないのでしょうか?
A. はい、当院は完全予約制を徹底しており、原則として待合室で長時間お待たせすることはありません。ただし、初診時は問診票のご記入等がございますので、必ず【ご予約時間の20分前】にご来院いただきますようご協力をお願いいたします。
Q. 別の病院で「異常なし」と言われたのですが、診てもらえますか?
A. もちろんです。一般的な血液検査や画像診断では「上咽頭の慢性炎症」は見逃されやすいため、「異常なし」と言われ続けてきた方が当院で原因を見つけ、回復に向かうケースが非常に多くあります。これまでの検査結果があれば、ぜひお持ちください。
Q. どうしてもEATが怖いのですが、怒られませんか?
A. 決して怒ったり無理強いしたりすることはありませんので、どうかご安心ください。「今日はやりたくない」というお気持ちを尊重し、お薬やセルフケアなど別の選択肢をご提案します。患者さんが安心して治療に臨めることが一番大切です。





