そう仰られたHさん。
実に4年ぶりのご来院でした。
つらい腰の痛みに耐えかねて、先月に脊柱管の手術をされたそう。
これで楽になる!
と思っていたものの、痛みは変わらず・・・
これは足の問題かもしれない、と思い「痛みと姿勢の外来」へ再びご来院くださいました。
お話を聞いていると、靴に問題が^^;
過去にも、同じご相談を頂いたことがあったので、
今日はインソールについて書いてみたいと思います。
がんこな腰痛の原因は?
腰の痛みについて、Hさんに質問をしてみました。
と、いう事で靴を拝見させていただきました。
思わず「なんじゃこりゃ~~?!」と松田勇作になりかけました^^;
左脚が短いから、左にインソールを多く入れる・・・
本当にそれで良いんでしょうか?
これを反対にしたことわざがありますね。
「屋上屋を架す」
屋根の上にまた屋根を作るということから「ムダなことをする」という意味なります。
インソールの重ね履きもまさにこの状態、ムダなことどころか、かえってカラダを悪くしてしまう恐れがあります。
足の長さの差はどこから?
足の長さの差を「脚長差」といいます。
生まれつきでない限り、カラダのどこかに原因があります。
ある日突然、右足だけ短くなる・・・なんてことは考えづらいですよね^^;
脚長差がでる原因もイロイロありますが、
(僕の経験では)骨盤の傾きや捻じれが大きく関わっていると思っています。
もちろん!
その他の要素も関わってきますが、今回はちょっと省きます。
左右の腸骨が前後に傾きます。
後ろに傾いてしまうと、脚の長さが短くなってしまいます。
屈み指などで脚長差が起こってくる場合がありますから、その際はゆびのばソックスですね。
しっかりと足指を矯正すること。
ところで着調査が起こってくるイメージは下図の通り。
ちなみに、Hさん。
新しいインソールを入れて歩いてみると、痛みもなく、背筋がピンっと伸びてきました!
と、置き土産を頂きました(笑)
脚長差は結果
僕は、痛みや症状って結果だと考えています。
痛みや症状に対するアプローチも大事だと思いますが、
原因に対するアプローチを意識しています。
足の長さが違うからインソールで差を埋めるより、
両足にしっかり体重を乗せれるようなインソールを使う方が良いんじゃないかな。
もちろん、骨盤にもアプローチはしますし、自宅でのケアもお伝えします(^^♪
原因に対して、考えられることは何でもトライします。
僕は諦めが悪いですからね(笑)
あなたが諦めても、僕は探し続けます。
その方に対して何がハマるかなんて、誰にもわかりません。
答えは教科書には載ってないし、ネットにも載っていないと思います。
あなたのカラダには、あなただけの答えがあるはずです。
もし、あなたがカラダのお悩みをお持ちでしたら、ぜひ「痛みと姿勢の外来」でご相談ください。
https://mirai-iryou.com/shinryo/itamitoshisei/
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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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