スメハラ対策していますか?
スメハラとは、スメルハラスメントのこと。
体臭で周りの人に「ちょっとこの人?」と避けられていることありませんか。
もちろん病気などの場合は仕方ありませんが、自分で何とか出来るなら対策したいですよね。
さてさて、梅雨から夏に向けての言うのは満員電車で”匂い”というより”臭い”が気になる季節ですね。
いろいろな香水の匂いも大変ですが、汗の臭いも大変です。
特に満員電車・・・
体臭のきつい人の近くにいるとめまい・嘔気などがする人も。私も苦手です。
今回は、自分で作ると~~~っても安上がりなだけどバッチリ効果の制汗・消臭スプレーのお話し。
アルム石とは?
いまや肌に直接塗るタイプの有名な人気のある制汗剤ですが、以前は成分を「アルム石」と書いてありました。
アルム石??
何だろうねと調べると、「ミョウバン」のことじゃないですか!
ドラッグストアにも売っている、食品添加物でもあるミョウバンです。
実は、処方薬にもあるんですね。この「ミョウバン」
「純生」ミョウバン 日本薬局方 硫酸アルミニウムカリウム水和物
化学式は、AlK(SO4)2・12H2Oです。
銀イオンが制汗・消臭に役立つというのは知っている人が多いでしょう。AGプラスという商品もありますね。
ミョウバンにもアルミニウムやカリウムと言った金属イオンが入っているので制汗・消臭に使えるのですね。
さてこの処方薬としての「ミョウバン」ですが、効能効果はどうなっているでしょうか。
効能又は効果
口腔粘膜・皮膚の炎症
または潰瘍の収れん・止血、局所多汗症、臭汗症
用法及び用量咽喉炎、口内炎等の口腔洗浄に0.3~1%液を含嗽剤として用いる。
止血には、患部に原末を散布または1~5%液を塗布し、鼻出血には飽和水溶液を綿球に浸して用いる。
止汗・防臭(臭汗症)のために2~10%液を塗布する。
とあります。
含嗽剤(うがい薬)や止血剤としても使えるんですね。
そして、止汗・防臭(臭汗症)のために2~10%液を塗布する。
とあります。
このミョウバン水の作り方を知ってしまったら
- 値段を気にせずいくらでも使える
- 腐らないので常温保存可能 いつまでもOk
- 買いに行く手間が省ける
- 透明液なので色がつかない
いろんなハッピーなことがあります。
ミョウバンの薬価は?
もちろんドラッグストアに売っているからそれを購入すればOkです。
500gでも100gでも値段は余り変わらないので、500gを買うのがお得です。
そして焼きミョウバンでもそうでなくてもOk。
そして気になる処方薬としてのミョウバンはと言うと
1gが0.99円
なんとこのぶったまげる安さ!安さが爆発。
100gで99円、3割負担だと30円です・・・(処方箋料はかかりますよ、調剤費とか、だから処方箋を出してもらっている人は、それに加えて処方してもらうのがベター)
わざわざ病院で処方してもらうと、診察費とかかかるのでかえって高くなるので要注意です。
一方、漢方薬などは病院で処方してもらった方が「圧倒的にお得」です。
薬局などの漢方薬は、内容量も少ない上に、値段も高いですから(内容は同じ)、定期的に服用する物が決まっている人は処方してもらうとかなり安くなります。
ミョウバン水の作り方
さてこのミョウバン水の作り方に行きましょう。
まず原液を作ります。
2Lのペットボトルの水を買ってきて、それに50gのミョウバンを入れてすこし振ってから「放置」
夏なら半日
冬なら1~2日で透明になります(食塩と違ってミョウバンはかなり溶けにくいです)。
すべて溶けてたら出来上がりです。
ミョウバン2.5%溶液が出来上がりました、これが原液。
2.5%じゃちょっと効きが悪いという人は、2Lに100g、1Lで50gの5%溶液にするとよいでしょう。
余り濃くしすぎないように注意して。
これを風呂に30~50ml入れてミョウバン風呂にしても良し、百均で購入したスプレーボトルに移し替えて臭いが気になる部分に体のあちこちに吹き付けるも良し。
2Lでも数百円もあれば出来上がりますし、あればかなり持ちますよ。
チープだけれど一手間惜しまなければ、立派なスメハラ対策になります。
Agプラスなどと比べると効果時間が若干短いので、気になる人は一日二回使用して下さい。
お試しあれ。
執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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