内反小趾とは

内反小趾ないはんしょうしとは足の小指の変形のことを指します。一般的に足指の変形というと「外反母趾がいはんぼし」を思い浮かべます。

「内反小趾」は外反母趾よりも多い足指の変形です。。とくに「内反小趾」は女性だけでなく、男性にも多く見られます。外反母趾のように痛みを引き起こすことは少ないのであまり気になる方はいないのですが、母趾と違って小さな小趾は靴や靴下によって容易に変形してしまいます。

当院を足腰や姿勢の悩みで受診される方には必ずあると言っても良いほどの割合(80%以上 2018年8月度調査)で存在します。この目立たない小趾は、歩くときに膝が外向きに(がに股、O脚)ならないようにするために大切な足指です。

ところが現代医学的な治療法はあまりなく、保存療法(経過観察)がほとんどで、あまり重要視されていません。みらいクリニックでは、この内反小趾が足腰の不調の原因であると考え治療に際してはこの変形を治すことを重要視しています。

痛みや腫れもなく、皮膚も赤くなっていないからといって問題が起きていないわけではありませんのでご注意下さい。

内反小趾のチェック方法

赤い点線で示した部分が理想的な小趾の位置です

内反小趾を自分でチェックするにはどうすれば良いでしょうか。ほとんどの方は、自分が内反小趾であると気づいていません。内反小趾は、足指が縮こまっている状態で、体を支える足の接地面積も少なくなってしまいバランスを崩したり、悪い姿勢の原因にもなります。

上図のように、足の側面にペンや定規のようなものを当ててみてください。

本来の正しい小指の位置は当てたペンや定規に沿って伸びていると言われています。

ペンや定規と小指の間にご自分の指が一本入ってしまうと「内反小趾」の疑いがあります。

考えられる症例

「内反小趾」は外反母趾のように痛みを伴わない場合がほとんどです。むしろ痛みで受診する方はごく少数です。ところが体に与える影響は見逃せないものがあります。足の小指が使えないことで歩行や姿勢に大きな影響を与えてしまいます。それらの疾患などを列挙します。

  • O脚・X脚
  • 膝痛・腰痛
  • 小指の付け根の痛み(バニオン)
  • 骨盤のズレ
  • 足首の捻挫癖・・・など

その他、足の冷え、爪が生えてこない、よく小趾をぶつける、躓きやすいなどといった症状が出ることがあります。

内反小趾の原因

内反小趾の原因を挙げていきます。小さくて弱い足指ですからちょっとした力加減で良くも悪くも変化してしまうのです。まずは日常生活に潜む内反小趾の悪化原因を除くことが大切です。その上で治療をしていきます。

適切な靴を履いているか

足指がインソールからはみ出ています。

「内反小趾」の原因として一番に疑うのは靴です。

サイズ、履き方だけでなく、どのような靴を履いているのかが重要なのです。

みらいクリニックを受診された多くの方が、実際のサイズより小さめの靴を履いていらっしゃいます。

その結果として、小指が靴に圧迫され「内反小趾」になってしまいます。

ストッキングや筒状靴下による変形

チューブソックスやストッキングの中で、足指は変形していきます。

小趾は、小さくて弱い足指ですから、ストッキングで足指を包んだ場合には、母趾の方向へ容易に曲がってしまいます。母趾と小趾の大きさの違いを考えてみれば容易に理解できると思います。実は、靴よりもストッキングや靴下によって内反小趾をおこしている場合が多いのです。

痛みがあることは少ないですから、知らず知らずの内に内反小趾を起こしてしまっています。

姿勢、歩きかたの問題

歩行姿勢のチェックも行います

靴の問題以外では、立ち姿勢、歩きかたも原因として挙げられます。猫背や反り腰というような姿勢から、足指の問題を起こしている方。

がに股や内股というような歩きかたから、足指の問題を起こしている方。もちろん、どちらが先に起こったのかを断言することはできません。しかし、原因を探し、原因に対処することで改善することはできます。

上記のように、内反小趾の原因は人によって様々です。

足膝腰の痛み外来では、あなたの原因を考え、対処していきます。

内反小趾の対処法・治療法

内反小趾は生活習慣病とも言えますから、原因の除去をして治療の方針を立てていきます。

ゆびのば体操

足指の変形に対して、必ず行っていただきます。

変形により固くなっている筋肉を優しく伸ばしていくことで、本来の状態に調えていきます。

ゆびのば体操は、ご自身でいつでも、どこでもできる非常に簡単な体操です。

外来では、しっかりとした行い方を一対一でしっかりとお伝えいたします。

ゆびのば体操で足指伸ばしストレッチ

姿勢の改善

カラダの土台である足、足指の問題を改善していくと、多くの場合それだけで姿勢が調っていきます。

しかし、それだけでは調わない場合もあります。

そう言った場合は、その問題の原因を探っていきます。

生活習慣など、ご自身が気づいていないことが原因になっていることがあります。

その為に改善方法や、簡単なエクササイズをお伝えいたします。

歩行指導

ゆびのば体操で伸ばした足指を、しっかりと使う歩きかたがあります。

一言でいうと、小股歩きです。

大股歩きが悪いというわけではありませんが、せっかく伸ばした足趾が使えない場合が多いです。

ドスドスと音を立てる踵歩きになってしまいます。

ゆびのば体操で伸ばした足指を、しっかりと使って歩くことで足指の筋肉がより強くなります。

適切な靴/靴下の着用

間違った靴のサイズやご自分の足型に合わない靴、登山靴や安全靴など甲回りが硬い靴などが内反小趾の原因となりますし、ストッキングや筒状靴下も同じです。五本指ソックスが良いのですが、あまり緩いものには注意が必要です。

これらの着用、装用の指導も行います。

内反小趾の治療についてはこちらのブログも参考にして下さい。

足指を広げるゆびのばソックスを着用しても、小趾部分にゆとりが出来てしまうはき方だと小趾の位置はそのままですが、しっかりと足指の根元まで装着すると小趾の位置が理想の状態に戻っていきます。

ゆびのばソックスをはいても内反小趾になっている

きちっと装着すると小趾の位置が拡がり、理想の状態に

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執筆・監修 内科医 今井一彰プロフィール

今井 一彰
みらいクリニック院長
内科医・東洋医学会漢方専門医
1995年 山口大学医学部卒業 救急医学講座入局
2006年 みらいクリニック開業
加圧トレーニングスペシャルインストラクター
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