
生活習慣病外来について(予約制)
初めに
みらいクリニックは、なるべく薬を使わない医療を目指しています。
その一つが、人間本来の鼻呼吸へ戻していく「あいうべ体操」ですが、同じ体操としては、加圧トレーニングも重要な柱になります。
加圧トレーニングに関しての詳しいことは、佐藤スポーツプラザなどの説明を見ていただきますが、どのようなことが起こるのかをこれから述べていきます。
運動の効果

まず、このグラフを見てください。これは、加圧トレーニングの統括指導者である今井院長と、岡山大学医学部公衆衛生学講座との共同研究ですが、成人男性15名を対象に、加圧トレーニングが肉体にどのような変化を及ぼすかを見たものです。
加圧トレーニングをして一回15分程度の運動を週に二回程度行ったところ、二ヶ月で体脂肪率が1.7%も減少したというものです。図中のP=0.002というのは、0.2%の確率でこれが起こることを示しています。通常は5%以下であれば、何らかの影響があると見なしますから、0.2%というのははっきりと影響があることが分かります。
運動の効果を見るために、食事制限などはしておりませんから、加圧トレーニングによるものと思って差し支えないと思います。

さらに次のグラフを見てください。こちらは二ヶ月後のウエストサイズです。この研究では、下肢の加圧トレーニングのみでしたが、それでもウエストが1cm以上減少しているのが分かります。
こちらもP値が1.5%ですから有効である(有意差がある)と結論づけられます。

さらには、こちらをご覧下さい。これは脚力がどれほど上がったかと言うことを示すものです。
2ヶ月の間に、レッグプレス(足の押す力)が30kgも向上しています。
ここで、注意しないといけないのは、これは加圧トレーニング以外の器具を使っていないことです。自重のみの運動で、ここまで筋力を発達させることが出来るのは、加圧トレーニング以外にはありません。
短時間、短期間で筋力を増強させるにはもってこいの運動方法です。
身体の変化
さて、筋肉量が増えると言うことは、基礎代謝が改善すると言うことです。みらいクリニックでは、この加圧トレーニングを生活習慣病治療に応用しています。
それでは実際にどのような変化が起きていくのかをこれから説明します。
| 基準値 | 初診 | 6月後 | |
| AST(GOT) | 13-33 | 43 | 22 |
| ALT(GPT) | 6-30 | 32 | 21 |
| γGTP | 10-47 | 84 | 33 |
| 総コレステロール | 128-220 | 225 | 212 |
| 中性脂肪 | 30-150 | 424 | 372 |
58歳男性
| 基準値 | 初診 | 6月後 | |
| AST(GOT) | 13-33 | 34 | 24 |
| ALT(GPT) | 6-30 | 46 | 32 |
| γGTP | 10-47 | 90 | 58 |
| 総コレステロール | 128-220 | 225 | 184 |
| 中性脂肪 | 30-150 | 628 | 348 |
45歳男性
| 基準値 | 初診 | 6月後 | |
| AST(GOT) | 13-33 | 19 | 15 |
| ALT(GPT) | 6-30 | 14 | 7 |
| γGTP | 10-47 | 37 | 23 |
| 総コレステロール | 128-220 | 262 | 205 |
| 中性脂肪 | 30-150 | 461 | 262 |
57歳男性
いずれの男性も、脂質異常症(高コレステロール血症)での受診です。上記お二人は、加えて脂肪肝、アルコール性と思われる肝障害を認めます。
初診時と半年後を比較してみてください。1〜2週に一回程度受診し、加圧トレーニングを行っただけですが、このような結果が出ています。脂質異常、肝機能障害ともに改善しています。三人とも、まずは運動だけの結果を見るため、食事指導をせずに行ったものですが、それでもこれほど改善しています。
これから見ても、人間には運動がとても重要だと言うことが分かります。
忙しい現代人は、運動が大切だと分かっていても、仕事に追われてなかなか出来ないという現状もありますが、一週間の内、20^30分程度であれば取ることは可能ではないでしょうか。もちろん、この結果は、加圧トレーニングをすればいいと言うものではなく、きちんとした指導の下で行うからこそ生み出される結果です。
補足
加圧トレーニングは、従来の筋トレとは一線を画す筋力トレーニング方法です。これは画期的なことですが、一方で注意しなければならない点があります。それは、どのような筋肉を付けていくかと言うことです。
よくバランスを考えながらトレーニングをすると言われますが、バランスとはどういうことでしょうか。またバランスをきちんと取るためには何が必要なのでしょうか。
例えば、O脚X脚のまま加圧トレーニングを行うと、その足の状態のままで筋肉が発達していきます。そうすると、よりそれまでの足の形が強調されることにもなりかねません。身体の土台は足ですから、トレーニング時の間違った靴、靴下がそれに一役買っているかもしれません。
みらいクリニックの加圧トレーニングでは、その点も考慮したトレーニングを行っています。女性の方々が美脚を目指すのであれば、足がまっすぐになった状態に近づけてかあつとをすることをお勧めします。外反母趾や内反小趾のままのトレーニングではなく、それを矯正した状態で行うと、よりバランスの取れた脚・足になっていくことでしょう。

例えばこの写真を見てください。みらいソックス着用した状態で、靴を履いた状態と脱いだ状態を比べたものです。裸足だと左右の膝の中心間隔は14cmですが、みらいソックスを着用した状態だと12cmにまで縮まります。これが少しヒールのある靴を履くとみらいソックスを着用した状態でも16cmにまで広がってしまいます。この間違った状態で加圧トレーニングという筋力増強がより簡単にできるトレーニングをすればどうでしょうか。あるいは、みらいソックスのみでトレーニングをすればどうでしょうか。小さな変化かもしれませんが、それらが積もり積もっていくと大きな変化になっていくことは明らかです。
加圧トレーニングをするときは、足元もすこし気にしてみてください。土台がぐらついていて、しっかりとした建築物が出来上がることはありません。人間の身体も同じです。土台がしっかりしていることが、骨格、筋肉、姿勢を形作っていくのです。
生活習慣病外来の診療費について
みらいクリニックの生活習慣病外来は、
月に一度、生活習慣病管理料を算定させていただき、
あとは再診料、外来管理加算のみ算定しております。
(加圧トレーニングの料金はいただいておりません)
病名等で上下いたしますが、
だいたいの目安として、
月初は約4000円、あとは約400円/週 です。
※週1回で1ヶ月間来院された場合、5000円強のご負担となります。